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2010.06.14

「絞首台からのレポート」を読んで

Kousyudalepohon


 「絞首台からのレポート」(ユリウス・フチーク・著・栗栖継・訳・岩波文庫)を読みました。ブックオフで200円で購入しました。IPADがわいわい言われていますが、こうした古本屋の存在はありがたい。この種の本はおそらく電子書籍には載らないでしょうから。

 著者のフチーク氏は,チェコスロバキア共産党中央委員でしたが、1942年4月24日に,ゲシュタポに逮捕され,凄まじい拷問に耐え、獄中生活に耐えていましたが、1943年9月8日に処刑されました。仲間を売ることも,転向もしなかったようです。

 なにより凄いのは処刑が確定しているにもかかわらず、希望を捨てず、家族への慈愛も含め、渾身のレポートになったいることです。

 独房のなかで書かれたレポートは、看守の協力も得て、地下に潜行する仲間に運ばれ、ナチスが敗北後、出版されました。彼の原稿を保存する事も,運ぶことも命がけだした。それだけに文章には迫力がありました。

 拷問の場面や獄中の様子も丹念に描かれています。家族への思いも綴られ、胸を打ちます。

 重たい内容でしたので、なかなか読むのに時間がかかりました。

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