民主党は昔の自民党
6月16日に国会は閉会。これで7月11日の参議院選挙の投票日が決まりました。政界は参議院選挙に向かって走りだしました。
国民の意見をくまなく聞くということは、「サービス過剰」になります。日本の国民はせっかちで,結果をすぐ求めます。その要求にくまなく応えてきたのが、かつての自民党。田中角栄ー竹下登あたりまでがそうでした。
危険腐敗の権化のように言われましたが,実は欧州に存在している社会民主党のような存在でした。国民葬加盟の社会保険制度や医療制度、きちんとした義務教育制度などがそうでした。経済成長が継続し、人口も増えていた時代はそれでも良かったのですが,低成長になり、国は財政負担に耐えられなくなったときに、自民党は社会民主党ではなくなりました。
小泉純一郎に代表される「小さな政府」は、レーガンーサッチャーの流れで、「格差拡大」が根底にあり、「貧乏人は軍隊へ入れ」「死んでしまえ」という政策追求でした。でもそれもリーマン・ショックで完全に破綻してしまいました。
今の民主党は、「昔のふるきよき時代の自民党」を目指しているようです。安倍晋三や麻生太郎が「左翼政権」だと避難していますが、そうではありません。自民党への先祖返りを目指しています。
国民もじっくりと監視して政党を育てないといけないですね。
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