堀川浮桟橋をバリやフリーに出来ませんかへの県の回答です。
過日高知県土木部へ,「堀川浮桟橋をバリヤフリーにできませんか?」という質問をだしていました。
3月にお花見遊覧船に傷害を持たれた人達とご家族が乗船しましたが、堀川浮き桟橋の乗り降りに大変苦労しました。
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(欧米では車いすから簡単に舟に乗船が可能なしくみになっています。)
このたび県当局の回答が来ましたので公表いたします。
「堀川浮桟橋をバリヤフリーに」の意見への回答
堀川浮桟橋バリアフリーに関する貴重なご意見、ありがとうございます。
堀川沿いは「ボートパークの桜堤」として広く県民に親しまれ、桜の咲く頃には多くの県民の方々が散策され賑わっております。
しかし、桜の生長に相反して施設の老朽化も進み、ご指摘にありますように浮桟橋の「継ぎ目」も古くなり、船を係留されている方々、また散策に利用されている方々にはご不便をおかけしています。
道路から「桜の植わっている面」への乗り入れ、につきましては、避難路としての通路を確保する事、または、広く県民の方々に桜堤の散策をしていただくと言う趣旨から、現在北側桜堤の一部分ですが昨年度から改良工事中です。
北側桜堤全体の改良工事完成時には道路から車椅子での乗り入れが可能となる予定です。
南側桜堤につきましては、堤幅が狭くバリアフリー対応の斜路を設置するには市道へ張り出すことから、スペース確保ができないため、改良することが困難です。
「桜の植わっている面」から桟橋への乗り降りにつきましては、堀川が狭い水路状となっており、現在の斜路をバリアフリー対応に付け替えた場合、潮の干満などから斜路の長さが長くなり(約24m)、浮き桟橋が通れなくなります。
これらの状況を考えたうえで、バリアフリー対応の斜路を設置するためには、
① 現在の桜堤(北側のみ)を必要な長さ分(約24m)だけ切り下げ、撤去する。
② 現在の水面部分へバリアフリーに必要な面積を桟橋にして張り出
し、バリアフリーの斜路を設置する。以上の方法しかありません。
しかしながら、これら2つの案はいずれも防災上の問題から実現が困難であり、バリアフリーの対応は難しい状況です。
公共土木施設へのバリアフリーは、我々としましても常に考えているところですが、現在のところ対応できず、ご苦労をおかけしますが、現状での利用をお願いします。
ご返事が遅くなり、失礼しました。
高知県 土木部港湾・海岸課長
高知土木事務所長
(参考)平成22年度の土木部港湾・海岸課長は、栗本博樹氏です。
堀川浮桟橋へ行くための階段。これが1つ目のバリヤー。車いすはここで4人ががりで持ち上げます。次に、浮桟橋へ降りる狭い斜路(西川に1箇所あります。もしくは階段を降ります。)
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