坂本茂雄県議のタウンミーティングを見学
福祉機器展を見学し、ご近所の県議会議員である坂本茂雄さんのタウンミーテイングを見学しに行きました。
坂本茂雄県政報告会を見学しました。
6年前から始められ、今回で32回目とか。生真面目な坂本茂雄さんらしい履歴です。地元下知地域での県政報告会でしたので,初めて参加しました。
「県政かわらばん」というチラシも投函されていましたし、今朝坂本茂男さんの事務所前を二葉町町内会の消毒作業で通過しましたので、張り紙で場所と時間を確認していました。
午後4時から高知市南宝永町の高知プリンスホテルで開催されました。
最初に坂本茂雄県議のほうから、配布資料に沿って県政の概要を説明されました。
2010年度の高知県の当初予算は4282億円で(2.3%)増の積極予算でした。県政の政策課題は5つあります。
1)経済の活性化(産業振興と雇用の創出)
2)インフラの充実と有効活用
3)教育の充実と子育て支援
4)県民の安全・安心の確保に向けた地域の防犯。防災の基礎づくり。
5)日本1の健康長寿県づくり
配布資料をもとに,ポイントを的確に解説されていました。ただ資料として渡されても「ポイント」がわからなくだらだら読んでも県庁の役人の文章はわかりにくい。そこは元県職員の坂本さんだから、裏事情もわかると思われるので,解説がとてもわかりやすかった。要点だけまず読んで、熟読すれば良いということです。
いただいた資料持ち帰り用の白い封筒。坂本県議が関わりのあるひきこもりの青年たちが作成したようです。学校時代は登校拒否で、大人になってもひきこもっている青年たちに農作業をさせたり、こうした封筒を作成させる事業者があるようでした。
「県議には予算作成権はないが、質問したり、牽制したりはできる。それでPFI方式の高知医療センターは廃止になり、直轄委託方式に転換しました。
また県の委託している事業が恐ろしく低賃金で従業員を雇用していることを指摘し改めさせました。
高知駅前の21億円の複合施設構想(県立大学。県立図書館・県民文化ホール)なども高知市中心街全体のまちづくり構想の中で慎重に検討すべきであると指摘し,断念させました。」
1時間程度坂本茂雄氏は県政報告をしました。「日本1の健康長寿県構想」と「高知県産業振興計画」の資料をもとにしていただいたので、よく理解できました。
質疑応答では防災対策と雇用の維持について参加者から意見が出されました。
「国の方も実際に災害を起こって、復旧支援には手厚く予算がつきますが、災害予防という観点ではつかない傾向があった。でも南海地震は確実に起こるし、高知市だけで15万人が低地に居住し,県民の2割にあたるので、防災に力を尽くしたい。」
「学校や医療施設の耐震化を進めたい。その場合国の補助率が低下しないように要望していきたい。」とか。
また新政権について,対応はどうかという質問もありました。
「今までは県民クラブでした。民主党1人。社民党2人。無所属3人でしたが、宿毛の県議が1人加わり6人。名称も民主党・県民クラブに変わりました。
今までは民主党幹事長ルートでしか地方の要望が述べられませんでしたが、新政権で体制が変わったので,国への要望をより正確に伝達可能になると思われます。」と言われました。
坂本茂雄氏の県政報告会へは初めて出席しましたが、なかなか濃い内容で関心しました。任期中未だに県政報告会を開催していない県議もいるようです。有権者とすれば、きちんと国政・県政・市政を問わず報告会を生真面目に開催している議員を支持しないといけないと思いました。
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