”東西軸エリア活性化検討委員会”へ特別出席
以前高知県と高知市の協働事業である「高知城からはりまや橋までの東西軸活性化プラン」への、「パブリック・コメント」を3月ころに出していました。
このたび検討委員会のメンバーの皆様から「特別に意見を聞きたい」ということで、あと2人合計3人がお呼ばれし、午後3時から高知市市議会第1委員会室の会場へ行きました。
事前に高知県総務部政策企画課の人たちがうちへ来られ事前ヒアリングをされていました。それで終わりかなと思いきや,今回のヒアリングになったそうです。
昔は高知青年会議所時代の「都市再開発セミナー」「1990年~1992年)や、高知シティFMでの市民番組作成・出演者時代(2000年4月~2008年11月迄)は,同一地域の都市問題も含む都市再開発問題を私なりに真剣に考えていましたが、2008年11月以降は,全然考える余裕はありませんでした。
高知県と高知市役所の共同事業で「はりまや橋から高知城までの東西軸エリア活性化プラン(案)へのパブリックコメント提出者と検討委員との意見交換会」というのがあり、午後の3時から5時まで,高知市役所本庁舎議会第一委員会室へ行きました。
19人の検討委員のうち11人が出席されていました。また高知県総務部の担当者と高知市商工観光課の職員が事務局側として10人程度参加していました。
検討委員会名簿とアドバイサー名簿です。下記PDFファイル参考
「kentouiinkai-meibo.pdf」をダウンロード
パブリック・コメントをだした私の他、Tさんと、Kさんが参加していました。それぞれ持ち時間はわずか15分間。アトの15分間は質疑応答という時間でありました。
最初から時間がないのは分かっていたので,私の方は「東西軸に関する私見」を提出していました。それを15分で説明し、質疑応答する形式でした。
わたしは以下のことを申し上げました。
「東西軸エリア活性化プランへの私見」
基本的な考え方が「歴史」「文化」「食」の3つがテーマのようです。高知市の中心部を空洞化させるのではなく,元気にするいために「3つのテーマ」から派生して,具体化し取り組まえていくというようです。
私見ですがそれでは「狭い」のではないかと私は思います。その理由は,「都市は社会サービス・システム」であると思うからです。そこで働き,遊び、学び,訪れる街です。
わたしは以下の要素が必要であると思います。
1)高知市”再生”には都市計画が必要
2)元中心市街地商店街の再生
3)歴史のとらえかた
4)ユニバーサルな都市づくり 高齢者。障害者。乳幼児にやさしいまちづくり
5)エコの問題(地域生態計画)
6)公共交通の最大活用 トランジットモール LRT 車の上手な処理方法
7)防災・減災 南海地震時には高知市住民20万人が水没する街に住んでいる。中心街も。
8)音楽・エンターテイメント 映画館 よさこい まんが文化
私の私見は、詳しくは、下記PDFファイル参考。
「touzaiziku-p-shiken.pdf」をダウンロード
「計画策定段階からの市民の参加」と、情報公開が必要であることを申し上げました。
Tさんは、「なんとか高知を面白い街にしよう」という意気込みが見られました。
「碑はいらない。過去の功績を顕彰するより,100年後の市民が楽しく暮らせる仕掛けを」
Kさんは、「土地利用の有効化」の観点で提案をされておられました。
「東西軸検討委員会」の県の当初予算に盛り込まれた金額が、総額6500万円です。それは、3つの柱に基づいているようです。
「歴史」分野は1200万円。「文化・食」分野が3800万円、「自転車・歩行者の快適空間確保他」分野が1400万円となっています。
わたしは、「都市は社会サービスシステムである」という論証も行ないたいところでしたが、なんせ時間がなさすぎました。また真摯な議論をする意味でも時間が足りない。とても残念でした。
私もそれなりの準備をし、資料も持参をしましたが、果たしてどの程度”効果”があったのかは今日の会合では、疑問でした。
やはりこの検討委員会の委員に「都市計画の専門家」「教育.医療・エンターテイメントの専門家」が入っていないことは大いなる弱点であると思います。
現段階では6500万円の予算執行には疑問を持ちます。もっと検討が必要であると思います。
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