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2010.07.16

民主党はなぜ大敗したのか?

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 直接的な大きな要因は、参議院選挙中の菅首相の「消費税10%増税宣言」でしょう。党内論議も全くせずにあまりに唐突でした。そのリアクションが大きかったです。

 特に高齢者の人達が、民主党を拒否し、地方選挙区では一斉に対抗政党の自民党候補者に投票したことが大きいと思います。

 菅首相は選挙直前に、G7とG20へ参加し、新米首相としてしたたかな欧米政府首脳に「ギリシャ危機」をレクチュアーされたのでしょう。あるいは「危機を共有」したのかもしれません。

 その意識のまま、国民生活の状況を踏まえず、おそらく時差ぼけの頭のままで「消費税を10%にしないと日本国はギリシャのように破綻するのです!」と力強くスピーチしたからたまらない。

 確かに自民党も「消費税10%にする」と選挙政策に書いてありました。でもそれは所詮は野党。衆議院で過半数を持っていません。菅首相と民主党執行部は「クリンチ作戦」でいこうとしたのでした。

 しかし一般国民は菅首相の発言に「恐怖」を覚えました。「民主党は衆議院で過半数を持っている.この上参議院で単独過半数の議席を得ようものなら、今すぐにでも消費税を10%にするに違いない。」と受け取りました.当然でしょう。与党党首の発言ですからね。

 いくら民主党が「議論をするだけのことです。」と弁明しても駄目でした。国民の多数はこぞって民主党への投票を拒否し、自民党やみんなの党へ投票したのでしょう。

 その結果民主党は目を覆う惨敗をしました。政権運営は大ピンチです。参議院の議決がなければ法案は1本も通過しません。その重要性が菅民主党執行部にわかっていなかったことが敗因。

 大きなスパンで見れば、沖縄普天間基地問題も「なんだ民主党も自民党と同じ対米従属ではないか」と言う幻滅。それと消費税まで自民党と同じことを言い出したんだという失望感。があったと思います。

 確かに政権成立直後から「談合記者クラブ・マスコミ」から執拗に「政治と金」問題で鳩山前首相と、小沢前幹事長は連日連夜攻撃されてきました。それは記者クラブ制度に穴をあけ、放送使用料金問題(ほとんど電波使用料金を支払わないTV局)、日米政府の核密約問題など、政権交代の成果や情報公開を覆い隠す成果がありました。

 国民は「なんだ民主党も自民党と同じ金権体質のか」と思い込まされてしまいました。毎日日にち半年もマスコミはキャンパーンをしましたから。

 そのうえに「普天間基地問題で結局はアメリカの言いなり=自民党と同じ」であること。「消費税まで自民党と同じ」という態度と発言を繰り返していれば、菅内閣成立直後のV字回復した支持率も、こんどはジェットコースター並の急降下したのです.当たり前のことです。

 民主党は悔やんでも悔やみきれない手痛い敗戦ー惨敗です。菅首相は政権にしがみつかず、ただちに辞任し四国88箇所遍路に出て,今一度国民大衆の声に耳を傾けるべきです。ようはしたたかな欧米人に一杯くわされたのですから。

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