貸本屋は良いシステムだった
NHKのテレビドラマ「ゲゲゲの女房」のなかでこみち書房という貸本屋が出てきます。
自分たちがこどもの頃はありふれてありました。確か10円かそこらで貸してくれた記憶があります。高知市の宝永町にもありましたし、転校して行ったいの町にもありました。同級生のお母さんが貸本屋をしていました。
中学時代までありましたが、1970年代前にすべてなくなってしまいました。庶民の所得が上がり,少年漫画も購入することができるようになったからでしょう。
主に当時は単行本の漫画を借りていました。手垢がつかないように、貸本屋さんは半透明の油紙のようなカバーをつけていました。1日が10円だったと思うので,借りれば一生懸命読んで,翌日戻しに行きました。
当時は25円でうどんが食べられましたから、今の時代の感覚で言えば200円が10円程度か。1月の小遣いは50円か100円程度だってので、そうそう子供でも贅沢なことはできません。ですので貸本屋は良いシステムでした。
宝永町の貸本屋で「のらくろ」や「ロボット三等兵」を借りて読んだことを覚えています。いの町へ写ってからは「忍者武芸帳」が多かったように記憶しています。
今後も資源保護と,作家の育成を考えた場合,貸本屋のシステムを何らかの形で再構築してもらいたいと思いますね。
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