若手医師の確保は地方の課題
今朝NHKのローカル局が若手医師確保の困難さ、とくに地方の場合は深刻であることのレポートが報告されていました。その主たる原因は、6年前に改悪された医師の進路選択の自由化でしょう。
高知医大などはその昔、自治医大など医師確保の困難な地方のために設立された後発医学部のはずだった。地方の医師確保のためでした。
それが学生に進路選択の自由を認めたから、学生たちは就労条件の良い大都市部の病院に集中、地方は医師不足になりました。政策の完全な失敗でした。
親戚の子も、首都圏から高知医大に来ていましたが、卒業後は高知ではなく、首都圏の病院に就労しました。研修の費用や、交通費,宿泊費なども県が9億円の税金を費やして,20人の候補者にアプローチしたようですが、高知へ赴任する医師は1人もいなかったとか。
つくづく小泉内閣時代の無為無策,地方の切り捨て政策のつけを地方は支払わされています。本当に釈然としない話です。
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