”社会主義”は必要である
1989年にベルリンの壁が崩壊。中国は民主化の動きを力で抑えつけ、いびつな経済大国になりました。旧ソ連邦と東欧諸国の「社会主義体制」は崩壊しました。
その後登場したレーガンーサッチャーの「新自由主義」はその後の世界の30年を支配しましたが、世界中に格差を広げ、リーマン騒ぎで崩壊してしまいました。
2000年以降の日本社会は「格差拡大社会」であり、日本人の良さを全否定する異常な社会でした。こどもを放置死させて平気な母親や、無関係な人達を殺害する事件の多発。年間3万人を超える自殺者.うつ病の増加などひどい社会になりました。
格差の是正、勤労者の権利保護。人が生涯を終える場合の充実した社会システム。どうしても「社会主義」の出番ではないかと思う。
しかし社民党や共産党といった老舗の「社会主義政党」は衰退するばかり。いずれ泡沫になり消え行く運命は避けられそうもない。それはそれで仕方がないでしょう。結局人民大衆を「指導する」という幻想にとりつかれ、時代から取り残された「遺物」なんですから。
「連合赤軍と新自由主義の総括」も佳境に来ましたね。国際政治の問題、社会の問題、福祉・医療の問題、教育の問題。たくさん解決しなければイケない問題は多い。
新自由主義の残党にすぎない「みんなの党」では到底解決できない問題だ。
自分らが学生の時に流行していた「初期マルクス」の社会主義理論はどうなったんでしょうか?見事に消え去っています。なくなれば自分で考えきるしかないですね。知識人がだらしがないのなら、大衆が自らの頭で考えますので・・。しばしお待ちを・・
「社会主義」の諸悪の根源は、ロシアのこの人につきますね。「民主集中制」は党内民主主義を全否定し、幹部の独裁でしかありません。その独裁体制が国家体制で拡大したのが「社会主義国」でした。崩壊するのは当然でした。
その裏返しがナチスであり、新自由主義であったというのはなんとも情けない限りです。
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