左翼政党に復権の道はあるのか?
旧ソ連の崩壊,東欧社会主義国の崩壊により、社会主義の理想は消滅した。長らく言われてきました。社会主義への対抗として現れた修正資本主義=大きな政府もまた不必要.無駄な長物と批判され、新自由主義の台頭により葬られました。
では新自由主義、市場原理主義で世界は幸福になったのか?答えは全くNO!ではないか。1980年からの30年間は全くの失敗の歴史に過ぎませんでした。
「成果」(?)は、「格差社会をグローバル化」したことでしょう。巨万の富を動かす極少数の人と,大多数のその日暮らしの人達。不満は常に鬱積し、搾取の象徴である欧米の金融資本がテロの対象となりました。当然の帰結です。
世界の資源は有限だ。地球環境も有限。富への願望よりも,少ない限られた資源を人類みなでわかちあい、共存できる社会の再構築こそが望まれている。特定の人を「テロリスト」として撲滅することでは幸福にはなれやしない。
先進国での格差は,開発途上国へも輸出され、格差は世界に広がる。それでは駄目だ。
「人が人としてこの世に生まれ、育ち,学び、遊び,働いて,子孫を残して一生を終える。」皆が人生を謳歌できる社会の構築こそが望まれる。
社会主義は左翼政党の専売特許ではない。思想なのであって,組織は関係ない。組織の有り様が時代に適合できず滅亡する左翼政党があればそれもよし。時代に淘汰されたのだから。
今まさに「人類にとって社会主義」は必要であることは判明しました。どのようにして再構築するのか.楽しみです。
「連合赤軍と新自由主義の総括」もいよいよ後半にさしかかりました。
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