贅沢な出演者の「龍馬伝」
さすがNHKの底力というのでしょう。2010年の大河ドラマ「龍馬伝」の出演者があらためて見るとなかなか凄い人気者を揃えているではないか。
坂本龍馬役の福山雅治は人気アーティスト。岩崎弥太郎役の香川照之は芸達者の人気俳優。それに武市半平太役の大森南朋は「ハゲタカ」での熱演があった男優。高杉晋作役の伊勢谷友介は確か「白洲次郎」を演じた俳優ではなかっただろうか。
女優陣も随分豪勢ではないか。平井加尾役の広末涼子。千葉佐那役の貫地谷しほり。お龍役の真木よう子。お元役の蒼井優。と綺麗どころも競演している。
史実とは外れる荒唐無稽な展開もまたよしとしよう。
長崎で坂本龍馬が亀山社中の連中と一緒に、薩摩名義で政商グラバーから武器を大量に購入。それを長州に運搬することは史実。それにより長州は第二次長州征伐を乗り切り、薩長同盟が龍馬の仲介で成立する。
「ありえない話」が現実になり、歴史が動いたのですから。それは歴史物としても全然面白い。各俳優がきばらず淡々とその役目を演じているところもまた良いものです。
これからは長崎と京都での大仕事があります。龍馬が1番輝くときです。
これほどの俳優を拘束することのできるNHKの底力も凄いとは思います。またNHKでなければ三菱の創設者岩崎弥太郎をあれほど汚らしくは描けまい。民放局では腰砕けで駄目でしょう。
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