歴史のある手結の盆踊り
香南市夜須町では、8月15日に毎年「手結の盆踊り」がヤ・ッシーパークで行われます。盆踊りと水中花火が名物です。
もうしばらく観に行ったことはありません。大勢の見物客が来ます。
事情に詳しい人に聞きますと、元々は念仏踊りであり、一遍上人時代からの踊りだとか。かれこれ800年の歴史があると言われています。手結の盆踊りも夜須町内にある念仏宗の寺院に奉納されるようです。
今の手結の盆踊りは、江戸時代、土佐藩2代目藩主山内忠義の時代、執政をしていた野中兼山が手結に港を建設しました。通常の港と異なり、掘割工法と言って、陸上側を掘り進んで港をこしらえました。
現在と違い、重機も土木機械もなかった時代です。大変な難工事で多くの手結の人達が亡くなりました。なくなった人達を弔うという名目で、土佐藩に認めさせ、手結の盆踊りは存続できました。当時土佐藩では盆踊りは、一起につながるということで禁止されていたそうです。
封建時代に自分たちの要求を藩主に認めさせた手結の人たのは凄いと思います。
よくわからないのですが、手結の盆踊りは4部構成。最初こそスローテンポの手を優雅に動かす念仏踊りの集団踊りですが、最後の方は激しいステップの踊りとなり、子供のときから踊っていなければ踊れません。難しい。
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