みうらじゅん大図鑑!を読んで
暑いと堅い本は諸めない。脳みそが溶けるから。それで「軟弱」な作家みうらじゅん氏の「みうらじゅん大図鑑!」(みうらじゅん・著・㈱宣伝会議・2003年刊)を図書館で借りて読みました。
購入すれば2530円もする書籍です。デザイナーで漫画家だったらしいので、写真もイラストも多い書籍ですのでお値段は当然。また「マイブーム」「ゆるキャラ」などの造語でも社会的な流行語を創りだしたようです。
陽水「・・・中略。お好み焼き屋へ行って、じゅんがちょっとハイになって「井上陽水と飲んでるんだ」って、友達呼んだのはビックリしたね。「ちょっとパンダがいるからおいでよ!」みたいな感じの。」
じゅん「ちょっと客寄せパンダ的なことはありましたね。」
陽水「あん時は、「まだゆるいな」と。」 P33
幕末・明治期の土佐の芸術家河田小龍のような様子も多少あるようです。みうらじゅん氏の作品や業績にすべて共感できるはずもありませんが、ある意味「面白い」作家の1人であることは間違いないようです。
赤瀬川原平氏の場合は、「生真面目さ」を感じましたが、みうら氏の場合は、「肩がこらない文化。これもカルチャー(軽チャー)」という感じでしょうか。ゆるいものを感じました。
| 固定リンク
コメント