旧友のよもやま話を傾聴
3年ぶりに旧友に会いました。いろいろと苦労されたようですが、明るく元気でした。以前は手広くご商売されていましたが、規模を縮小、業態も変更し、家族で運営しているとか。そのあたりは共通する部分もありますね。
「ホテルサンルートや一兆など老舗のビジネスホテルも立ち行かなくなった。設備産業では地元資本は苦しい。どうしても資金不足になる。
ラウンドワンやマルハンやスーパーのマルナカや電気店のヤマダやコジマ、KSデンキなどは大資本だから資金調達をして地方でも店舗展開ができる。ポーカーゲームに追い込まれたら、資本の多いほうが勝つ。
負けたら総取りされる。そういう戦場で戦ったらいかん。」
「小さな小商いで家族で運営するのが1番。不況には強い。借金を減らして、現金収入を増やすことや。ちまちましている商売やが、またいつかはチャンスがくるやろうと思う。」
「とにかくつぶれんことや。大きな会社でもつぶれたら社会的に迷惑をかける。小さくても家族で運営することや。
他社ができないユニークなことやって。自社の存在価値を高めんと。言うは易しやが、生き残るためにはそれしかない。」
「人との出会いやつき合いが大事や。ネットワークも大事にせんと。忙しさにかまけてついおろそこになるけど、大事にせんといかん。」
大規模なリストラをされて生き残った人の言葉だけに重い。教訓に満ち溢れています。
本当に難しい時代となりました。高知は職場が少ない県。ますます会社が廃業し、少なくなっていますので。勤労者も経営者も大変です。
ホテル・サンルート高知跡。解体されて更地になりました。来年隣接する近森病院の緊急病棟が建築されるようです。
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