マスコミとネットの世論調査のねじれ
以前にもブログでコメントしましたが、マスコミ各社の電話による緊急世論調査(サンプル数が2000程度。無作為に固定電話にかけて調査)と、各種インターネットでの「投票」とは結果が異なるのはなぜか?
マスコミ各社の調査では「菅直人氏が70%の支持」と出ています。
ところがニコニコ動画や、ツイーターの調査などによりますと真逆。なんと「小沢一郎氏の支持が8割近い」というのが、出ています。
参考ブログ きっこのブログ記事 「民意は小沢支持」
新聞社の行う電話の世論調査は固定電話。となると平日の昼間在宅している年齢層は限られる。勤労者や学生は当然居宅していません。高齢者になるでしょう。この人達は実際に投票にいく確率が高いので、信憑性は高いと言われてきました。
一方ネットをやる層は、若い人が多く、選挙の時に行かない人が多い。棄権する人が多いとされてきた。
ネットの投票は、1人1回きりしかできません。案外数字の捏造はできないと思います。またわざわざネットの投票に参加するということは、政治に関心が高いということです。各種ネットの調査でも「小沢圧勝」という結果がでることはどうなのでしょうか?
一体どちらの「民意」が正しいのか?
しかししょせんは民主党の代表選挙。投票券があるのは、民主党所属の国会議員と地方議員、党員、サポーターの32万人に過ぎません。その人達が、どの調査で「民意」をおしはかるのか。それによって民主党のレベルが決まるというものです。
衆参両院で「ねじれ」ているということですが、マスコミ各社と、.ネットの調査もまた「ねじれ」ています。
どちらが正しいのか。そのあたりはわかりません。
ただ言えることは、ネットのユーザーは、記者クラブなどに属しておらず、官邸から官房機密費での接待もお金もいただいていません。当然さくらもいるでしょうが、絶対数では全部さくらでということは不可能。コントロールは難しい。
となると「得体のしれない」ネット世論が、より民意を反映していることになるのでしょうか?わかりませんね。
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