11月上映予定の映画会
先日田辺浩三さん(小夏の映画会主催者)に会いました。それで11月の上映予定のチラシをいただき、映画の特色も少しだけ解説いただきました。
田辺さんと一昨年知り合ってから「戦争を知らない子供たちの映画会」や「小夏の映画会」などで、古い日本映画の案内をしていただき殆ど鑑賞させていただきました。
驚くべきことに全く「はずれ」がありません。駄作がないのです。白黒映画であれ、無声映画であれ、面白く、社会性があり、メッセージ性を感じる作品ばかりです。
それで11月上映予定の映画会をご紹介させていただきます。
また外京ゆりさんにも会いました。こちらも11月6日の映画会の主催をされます。
「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会
「六ヶ所村ラブソディー」の鎌中ひとみ監督の最新ドキュメンタリーです。
いま山口県上関町では新たな原子力発電所の建設計画が進められようとしています。石油もウラン(原発の原料)も有限であると知りながら、私たちはなかなかそこから脱却することができません。
瀬戸内海のハート型の小さな島祝島もう28年間も原子力発電所の建設を阻止するために戦ってきました。
この映画は上関原発計画に向き合う祝島の人々の取り組みと、スウェーデンで持続可能な社会を構築する人々の取り組みを1本の映画で描いています。
持続可能な未来のために私たちに何が出来るのかを考えさせる映画です。
(上映日時) 2010年11月6日(土曜日)
午前11時 午後13時30分 午後16時 午後18時30分
(場所) 高知市あたご劇場
(入場料) 当日 (1200円) シニア・障害者(1000円)
大学生(500円) 高校生以下無料
090-9950-6507 (外京)
(主催) NO.デモ.かまん!プロジェクト
「BOX袴田事件 命とは」上映会
小夏の映画会(田辺浩三さん主催)では、「BOX袴田事件 命とは」を上映します。
冤罪事件で逮捕・拘留されていますといつ死刑が執行され、無罪で殺されるのかわかりません。
昭和41年に冤罪事件で逮捕された袴田氏が、取調べ中に自白を強要され、拘置期限3日前に自白させられます。裁判で一貫して無罪を主張、犯行を全面否認しました。
平成19年に元担当裁判官熊本典造氏は「袴田事件は無罪である」と40年目に告白し、世論に衝撃を与えました。
人が人を裁く難しさを表現しています。
(上映日) 2010年11月7日(日曜)
(場所) 高知市あたご劇場
(上映時間) 午前11時・午後13時10分・午後15時20分・
午後17時30分・午後19時40分
(入場料) 一般(1500円)・シニア(1000円)・大学生(500円)
高校生以下無料
(問い合わせ先) 088-840-7340
090-9453-0950(田辺)
「教室の子供たち」「手をつなぐ子ら」上映会
11月28日(日曜)に上映される小夏の映画会(田辺浩三さん主催)は、「教室の子供たち」「手をつなぐ子ら」という教育特集の映画です。
大英映画で羽仁進監督が製作した映画。「教室の子供たち」は昭和30年の製作。「手をつなぐ子ら」は昭和39年の製作です。昭和39年当時小学生でしたので、個人的には興味があります。
田辺浩三さんは「とくに教育関係者の皆様に映画を鑑賞していただきたいです。今と教育のありかたに違いがあるのか。問題点はどうなのか。」を感じていただきたいとか。
映画の合間の講演は高知市出身で福岡大学と西南学院大学講師をされているくずめよしさんです。くずめさんは講義の傍ら、ボランティアで「憲法9条トレーナー」を英文で作成、世界の子供たちに送る活動をされています。
(上映日) 2010年11月28日(日曜)
(場所) 高知市龍馬が生まれたまち記念館2階
(上映時間) 午前10時・午後12時20分・午後6時半
(講演) 午後5時~午後6時25分(くずめよし氏)
皆様予定表に書き込んでおいてください。是非鑑賞してください。いずれも名作ばかりです。
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