16万人の低地居住者としての防災講習会と懇談会
(規模の小さな昭和南海地震(1946年)でも下知・潮江地区は水没いたしました。)
30年以内に確実に起こるとされる南海地震。規模はスマトラ地震並のM8.3程度。高知県内の震度は6強ですが、低地で軟弱地盤で海抜0メートル。私の住んでいる下知・二葉町は7。
揺れは100秒継続。昭和56年以前に建てられた木造住宅は全半壊するでしょう。
更に深刻なのは地域の地盤沈下です。最大2メートル程度地盤が沈みます。地震発生後防潮堤防は倒壊し、海水が地域に流れ込み二葉町他高知市の低地薬2200ヘクタール。人口は16万人の世帯が水没します。
津波は更に2メートル加算されます。二葉町に居住するものは、最低4メートル以上の建物に避難しないと生存できません。それが想定される地域の被害状況です。
「大被害がでるのがわかっている」のに、県も市も動きが鈍いです。
二葉町にある高知市下知図書館も平成22年度に改築される予定が、財政難を理由に着工が延期され、未だに着工未定です。地域には自然地形の高台も、耐震性のある公共建築物も皆無です。
このたび二葉町自主防災会では、「家具転倒防止・ガラス窓飛散防止講習会」と、下知地域の防災活動に熱心な市議会。県議会の「議員との懇談会」を開催します。
防災講習会と市会議員との懇談会
森弘(二葉町自主防災会会長)
このたび二葉町自主防災会では、下記日程にて、「家具転倒防止対策・ガラス飛散防止対策」講習会と、下知図書館を防災拠点に改築することに対して熱心な高知市議会議員の皆様との懇談会を実施することにいたしました。
大変大事な講習会と懇談会ですので、出席をよろしくお願いします。
(開催日) 平成22年11月20日(土曜日)
(会場) 下知消防分団1階会議室
(防災講習会) 午後2時から午後4時半頃(講師 防災寺小屋 西田政雄氏)
家具転倒防止講習会・ガラス飛散防止講習会
飛散防止フィルム貼りの練習をします。
小窓や額縁などを持参できる人は持ち込んでください
(市議との懇談会) 午後5時から午後7時頃迄
「遅延している下知市民図書館の早期改築を探る対話会」
出席高知市議会議員 上田貢太郎氏 (自民みらいの会)
高木妙氏 (公明党)
細木良氏 (日本共産党)
* 地元サーパス知寄町1自主防災会で活躍されている坂本茂雄県議も出席予定です。
未だに着工のめどがたたない高知市下知市民図書館。2階のコミュニティ・スペースは数年以上前から床に亀裂が発生し、使用禁止になっています。地域には集会所もありません。
高知市民各位には「他人事」ではありません。着色している箇所が、地震時水没箇所です。この資料には津波による浸水データは加算されていません。
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