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2010.11.29

沖縄県知事選挙の重み

  28日投票の沖縄県知事選挙では、現職の仲井真候補が、伊波候補に辛勝しました。自民党・公明党推薦の候補者が沖縄でも勝利しました。

 注目すべきは1地方の知事選挙でありながら、国政や国際情勢に与える影響が多大なのです。

 尖閣への中国の露骨な侵略の意図が明白になりました。今までは他国への侵略の兵站基地としての沖縄米軍基地がありました。今回は沖縄への中国の侵略という現実が突きつけられ米軍基地の存在の意義が変わりました。

 米軍は日本を防衛するために駐留しているのではなく、あくまでアメリカの国益と帝国主義的な利権の守護の為にいるのですから。

 今回の知事選挙。保守系候補は従来は「条件的基地の受け入れ」でした。その見返りとしての経済振興策ということ。対立候補は基地の撤去・基地に頼らない経済振興を掲げた2社択一選挙でありました。

 今回は保守系の仲井真候補も「普天間基地の県外移設」を主張し、県内への移設は反対であると言い続けています。沖縄の自民党でさえ県内移設に反対を表明しています。この沖縄の「民意」を政府はどう汲み取るのか。

 「無能」な菅内閣では到底解決不可能な問題が沖縄から突きつけらました。

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