東京見聞録(その3)国立市景観観察
10年ほど前にも訪問したことがある国立市。2010年11月6日に行きました。横浜から湘南新宿ラインという新しい路線がJRに出来ており、横浜からですと新川崎の次が武蔵小杉でした。
東急かなんかで横浜から武蔵小杉へ行くか、JRならば東海道線で川崎まで行き南武線の乗り替えを想定していました。武蔵小杉は大きく変化していますね。驚きました。
(新しいJR路線は田舎ものには「難しい」。ただただ驚くばかりでした。)
南武線の谷保駅へ着きました。お天気が良いので、歩いてJR国立駅へ行くことにしました。距離は2キロ程度あるようですが、都市景観が素晴らしいので歩きました。
谷保の駅前から程なく歩いていますと「大学通り」という広い街路がJR国立駅まで続いています。車社会優先の日本社会にあって、歩行者と自転車乗りが優先された街路です。自動車道路よりも、歩道と公園部分(樹木を植えた場所)と自転車道路のほうが幅が広いのです。
バス停留所の部分は自転車も押して通過する配慮があります。バス乗降者に対する安全が配慮されています。
歩行者道路には大学通りに生息する動植物が描かれたプレートが埋め込まれています。
大学通りに沿った地域では「高い建物」はあまりありませんでした。多分分譲住宅でしょうが、そのあたりの配慮がありました。
しかし国立市の大学通りの都市景観を「ぶち壊す」、マンションの購入者だけが「景観を独占」するがごときの高層マンションが道路沿いに建築されたのは極めて残念です。国立市側は建築阻止に動かれたようですが、規制の甘い国の建築行政のおかげで建築されました。個人の感想ですが極めて残念です。
日本では珍しい「公園都市」です。歩行者や自転車がのびのびと歩く姿は良いことです。車優先社会ではないという都市の姿があってもよい事です。
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