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2010.11.30

高知の商業の拡大は可能なのか?

 高知市の商業の最盛期はバブルを過ぎた1996年頃だったらしい。この時期に、きちんと2000人収容の文化ホールや、公園整備や、公共交通振興策をきちんと「やっとおれば」観光振興は今以上に期待できたでしょう。

 顕著な衰退が現れたのは、2001年頃に開業したイオン・モール。同じくハゲタカ商業資本のヤマダ電機やコジマ、KS電器などの進出で商店街と小売店舗が壊滅したに等しい。ニトリとかいうハゲタカ資本も進出してきましたので。

 1997年頃からは全国ネットのコンビニの進出。なにせ地元で仕入れをしないので、その結果は、卸売市場の売り上げも最盛期に比べ半減しているようです。

 高知市は第3産業・サービス業が主体の街であるとか、行政側の調査はお気楽に分析はされていますが、ではどうすれば商業者が元気になるかという方策も提言もされていません。それは仕方のないことでしょう。

 観光産業は地元仕入れ率が6割を超えるから、やはりこれに期待しないといけません。でも「龍馬伝」効果はまもなく終了します。残念ながら高知は「観光地」でも「リゾート」でもないし、「温泉」もありませんので。集客は極めて難しい。

 都市景観も良くないし、街歩きをしても楽しくない。国立市の大学通りのような街歩きの楽しさはまるでない街です。市街地に公園も緑も少ない。

 やはり市民の意識の変革が必要。いまでも「快適都市」の理念は20年経過しても間違ってはいないとは思うのですが・・・

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