どうなる民主党・日本の命運
今日菅首相と小沢元代表の会談が行われるそうです。国会内での「政治倫理審査会」への出席を要請する菅首相と、出席を拒んでいる小沢氏。個別会談で事態の打開は図られるのか?
もし会談が決裂すれば、民主党の菅支持派は党内議決を強行し、「出席要請」「小沢氏が拒否した場合は離党勧告」まで突っ走りそうな気配です。
一方小沢支持グループも署名を集めて両院議員総会の開催を求めており、総会が開催されると民主党の分裂ー対立ムードは最高潮になるでしょう。
難しいのは「裁判を控えているので、今国会で説明する必要はない」という小沢氏の言い分。また小沢氏は「政倫審へ出席することで、野党との予算審議の調整が上手く行くめどがあるのか。あればそれを示して欲しい。なければ無意味であるので出席はしない。」というもの。
岡田幹事長の手腕が問われるところです。ただ単に談合記者クラブマスコミの論調を伺い、単に「小沢氏が政倫審に出れば格好がつく」という理由では事態は好転しないでしょう。
うがったみかたをすれば、ここへきて公明党の動きが微妙。予算審議で民主党と提携する動きもある。そうなると予算審議で「3分の2」議決が使用できるので、民主党執行部はより小沢氏側に強気に出ているというふしもある。
そうなると小沢氏側は、衆議院の比例代表候補者10人程度で年末に新党をこしらえ、民主党から集団離党し、執行部を揺さぶる作戦があるかもしれません。そうなると衆議院の3分の2条項は使えなくなります。
一寸先は闇の政治の世界。これから年末・年始にかけて日本の政治業界は、民主党の権力闘争劇から目が話せない状況になるでしょう。
朝鮮半島情勢も緊迫しています。中国は尖閣諸島への侵略活動を活発にしようと画策中。米軍普天間基地移転問題は、政府と沖縄県側との対立解消のめどはたたないし、内憂外患状態で年越しとなりそうですね。
| 固定リンク
コメント