沖縄は辺野古への米軍基地建設を認めないでしょう
仙石官房長官は「辺野古への米軍基地の移転を沖縄の人たちは甘受してほしい」と談話で発言。この発言に対して、仲井真沖縄県知事も沖縄県議会も猛反発をしています。
仲井真知事は「誠に遺憾」 普天間移設 官房長官「甘受」発言(沖縄タイムズ)
沖縄では自民党も公明党までが、普天間基地の沖縄県内への移設へ反対しています。つまりは全党派が、基地の県内移設に反対しているのです。与野党とも中央と沖縄の「ねじれ」はあるのです。
自民党の石波政調会長(元防衛大臣)が、「自民党時代に8年がかりで辺野古移設を取り決めていた。民主党はそれをぶち壊した。そして策はなく辺野古へ戻ってきた。自民党案であれば建設できていたのに」と発言していますが、それは嘘であると思います。
確かに当時は名護市の地元に公然と基地誘致派が存在し、名護市長も誘致賛成でした。しかしその前の住民投票では基地誘致反対が過半数を占めていました。問題は石波氏が言うように簡単ではありません。
沖縄の人たちは、「これ以上の基地負担はもうたくさんだ」と言っているのです。
では日本国内で米軍基地をひきうけるところがあるかといえば、ほとんどありません。殆どの県知事が受け入れには反対しているのです。
「沖縄の人たちだけ我慢しろ。その代わり振興策をするから」では全然駄目なのです。
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