南海地震に対する事業継続計画(BCB)2回目
「南海大震災に対する事業継続計画(BCP策定セミナー(第2回目)に出席しました。会社が属している日本塗料商業組合高知県支部の主催でした。
今回はより具体的な事業継続計画とは。ということで高知大学農学部生産環境工学科 防災工学分野教授である大年邦雄氏の講演でありました。
BCPと申しましても、零細企業には計画を立てることすら難しい。しかも大年氏は「BCPには雛形はないほうがいい。各社が自社の環境を考慮し、独自に計画することが、より実践的なBCP(事業継続計画)になる」と言われました。
大災害直後の初動対応がその後の事業継続のすべてを決めるということです。大災害直後は、
1)電話は使用できない。当然インターネットも通じない。
2)従業員も自宅が罹災しておれば出勤できる者は2割以下。
3)会社の建物が全壊しておれば操業は出来ない。
4)漏水やガス漏れがあれば操業できない。
5)事務所の備品やロッカーも転倒防止対策をしていなければ散乱し、すぐに事業再開できない。
7)部品や商品の供給が出来なければ事業は再開できない。
8)専門業者(施設の維持管理の9連絡が取れるかどうか。
9)大量の業務が発生する。
10)通信手段の確保。多重化しているか。携帯電話のメールは比較的使用できる。衛星携帯電話は繋がる。
11)災害復旧が送れ、取引が打ち切られることがないか
12)重要なデータのバックアップはきちんとできているか
13)安否確認(人的資源の確保)、物的資源の確保(ユーザーへの供給責任)、顧客への説明責任。
14)地域への貢献。有事の際の企業責任の自覚も必要です。
話を傾聴していて、うちらの零細企業でなにができるのか。携帯メールの活用かもしれませんね。取引先への安否確認になるし。携帯電話の充電対策もしないと。大事な資料などは2階以上に保管、
ただ長期浸水地域に会社も自宅もあるので、車や1階部事務所にある事務機器をどうするのか。未だに対策は立てられてはいません。
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コメント
たくちゃんさんご指摘ありがとうございあmした。早速訂正しました。
BCPなじみがないですね。「メディア・リテラシー」と同様に日本語化しない用語はなじみがない。普及しないということです。
徳島も高知と同じで南海地震では壊滅的な被害が予想されています。
うちは会社も自宅も同じ場所にあるので、どうしようもない。考えるだけで頭を抱えます。
投稿: けんちゃん | 2010.12.06 18:38
細かいことで、恐縮ですが、
タイトル、PCBになっています。
BCPの間違いですよ。
頭の中で、災害イメージを描き、どうするかイメージしてみるだけでも違ってきます。取り組むべきことが何となくわかってきたりします。
目をそらさず、取り組まなければ、南海地震後は事業の継続が相当厳しい状況になることは必死ですしね。
私も、徳島の会社でBCPの担当をしています。できることから、コツコツと!です。
投稿: たくちゃん | 2010.12.06 17:08