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2010.12.13

おぞましいゲームの世界

  12月12日のNHKスペシャル「世界ゲーム戦争」は実におぞましい内容でした。もはや今までの子供相手のゲームの世界ではない。仮想現実を現実にしようというとてつもないたくらみの力を感じたからです。

 マイクロ・ソフトのような巨大資本やハリウッドの映画監督まで参加した北米のゲーム製作会社。ロシアは脳科学者とゲーム会社が提携し、脳波でゲームができるゲームを開発している。

 ニンテンドーのピカチューが世界を席巻したのは、もはや過去の時代とか。今やゲームは大人の遊び道具というか生活の1部になっている。

 ハリウッド系の映画は3Dになり、ゲームとの境がなくなりました。欧米勢はその素材で戦争ゲームや格闘技ゲームを軍関係者とも連携してよりリアルに製作し続けている。

 現実とゲームの感覚の境目がわからず、先日ウィキリークスの画像が明らかにしたように、イラクで米軍が民間人をゲーム感覚で殺戮する事態も多発することでしょう。

 一方日本では、スタジオ・ジブリのアニメ画像を活用したゲームの製作が行われています。これは欧米勢とは異なる分野のゲーム。政府は新たな産業基盤としてゲーム産業を支援する政策を出しました。これがどの程度効果があることなのか。それが問われます。

 青少年にはゲームは面白い道具であることは否定できない。大昔わたしもいの町から高知へ自転車で休日にやってきてとでん百貨店の屋上でゲームで1日遊んでいた時代もあったのですから。アナログ時代でも面白かったんです。

 いくら仮想現実がリアルになってもゲームは所詮ゲーム。自然体験の豊富さにはかないません。

 海へ出てセーリングすれば多様な情報に囲まれます。風の音、温度、波の感じ。雲の動き。陸にある煙のうごきなど、多様なじょうほうのなかでセーリングしています。

 身体をつかってセーリングすると爽快感があります。リアルなゲームはどうなのだろう?疲れだけしか残らないのではないか。

 空調の効いた部屋で画面を見るより、海へ出てセーリングするほうがはるかに面白いのです。

 ということでわたしはあざとい巨大資本の陰謀とは対極の世界にいるアナログ人間なのです。

Yasu012005


 ゲームよりも”現実”のセーリングがはるかに面白いのです。

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