"進歩派の幻想"を捨てよう
何の根拠のない「通説」に「左翼は進歩的。右翼は保守反動だ」。「民主主義は優れた政治体制だ。」「レジ袋を辞退することで環境にやさしい行動をしている」などがあります。
すべて「嘘」とは申しませんが、「根拠のない俗説」にすぎないと最近思うようになりました。
まず「左翼は進歩的」と言いますが、中国共産党の強権的政治や、ノーベル平和賞に対抗して「孔子平和賞」をでっち上げるなんていうのは、ほとんどお笑い。尖閣諸島沖での海賊行為や、自国民のみならず近隣諸国民にまで強権政治を強要する体制が進歩的であるはずはない。
左翼であれ、右翼であれ、きちんと正当に評価すべきでしょう。40年前に自決した作家三島由紀夫の考え方などは、それほど極端な排外主義でもない。今の欧米に蔓延している民族排外主義、移民排斥運動をしている連中より見識が高いようにも思えます。
「レジ袋を辞退しよう」と言って、大型車で郊外のハゲタカ・スーパーのイオンへ買い物に行く人たちが、決して環境にやさしくないのは当然。売られている食品も円高を利用した輸入品が多く「フードマイレージ」という考え方からすれば、きわめてエネルギー資源の無駄遣いそのもの。
近隣アジア情勢が、世界で1番難しい地域の1つになっています。日本の行く末を慎重に協議するには、根拠のない「進歩派」を捨て去るところから始めないといけないと思います。
かといって、「すぐに憲法9条を廃止し、自衛軍をこしらえ、米軍と国際貢献をしないといけない」とか飛躍する考え方にも賛同はし難い。論理に無理があります。
現在の時代、吉田松陰ならどう判断し、どう考えるのでしょう。追体験をしてみたいと思います。
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