「ゲゲゲの人生わが道をゆく」を読んで
「ゲゲゲの人生わが道をゆく」(水木しげる・著・NHK出版・2010年刊)と図書館で借りて読みました。これは2010年のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の便乗本。漫画家水木しげる氏のユニークな話が炸裂しています。
語られていることは「ゲゲゲの女房」で殆ど表現しつくされています。
一時は画家になろうと下ぐらいですから、画力は確かにあるのでしょう。妖怪の話も子どもの頃、祖母たち年配者からの聞き取りで、物語を組み立てていかれたようです。それと凄惨な戦争体験。左手を失う大怪我もされています。
水木氏は「片腕を失い療養していたから生き残れた。元気であれば無謀な突撃命令で死んでいた・」とすべて前向きな解釈で人生を行き、自分のやりたいことで生計を立てました。そして時代に支持され、水木しげるの世界を作り上げました。大変なことです。
うらやましい人生を謳歌されている人の1人です。
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