歴史を振り返り現実を直視しよう
江戸時代の始めに、400年間交易で栄えていた琉球王国は、島津氏の武力侵略を受け、降伏し、薩摩の属国となりました。しかし対外的には独立国を維持しました。
それまで交易による国づくりをし、接待部署の文官が、警備を担当する武官より遥かに地位の高かった琉球王国。最大の同盟国であり、朝貢していた明(中国)は、国力が衰え援軍を差し向けることさえできませんでした。
これを「歴史の教訓」とするのであれば、日本国民は自国の領土は自国で守るという気概と、実際の防衛体制をしっかり構築し、警戒を怠らないようにしませんと、尖閣諸島の事件に見られるように、中国に侵略されることでしょう。
中国は沖縄まで自国の領分であると思っているからです。歴史的な政治関係を見れば、中国にも一利ありますが、琉球王国のSOSに肝心なときに援軍が出せなかったので、中国に沖縄をとやかくいう資格はありません。とやかく言ってきて、軍事行動を起こせばそれは明らかな日本国への侵略であるからです。
日本国憲法があるから、日本は戦後66年間戦争をしなかった国だから、社会主義国の中国が日本を侵略するはずがない。そう真面目に言われる人がいます。果たしてそうでしょうか?
中国は日本国憲法があることを国民には教えていないと思います、むしろ逆に江沢民は日本を悪者にし、軍事侵略を日本はやってくるに違いない。と誤った歴史教育を20年間もしてきたのですから。
中国は「鉄砲から政権が生まれる」と信じている国です。チベットや新疆ウィグルでの残忍で強権的な行動を見ればわかります。中国は朝鮮も沖縄も自国領域だあると最近言っているのですから。
かといって直ちに安部晋三のように、アメリカ軍と一蓮托生になり世界中の紛争地域に自衛隊を出し、共同作戦行動をしないと日本は守れない。そのためには憲法の改正が必要である。というのも暴論で飛躍しすぎています。
軍事力の行使の前に情報戦とか広報戦略とかやるべきことがたくさんあると思います。それには国民と政治指導者が「腹が据わる」覚悟がなにより必要なのです。
| 固定リンク
コメント