9.11から10年目の年
2001年9月1日の世界貿易センターが崩壊して今年は10年目。直後にアメリカは一方的にアフガニスタンへ侵攻。2003年にはイラク戦争まで引き起こしました。
そして今、名誉ある撤退は夢のまた夢の時代に。この地域で成功した欧米人による侵攻は、アレキサンダー大王以外はありませんでした。それが「歴史の教訓」なのです。
マイケル・ムーア監督が「2003年当時ウィッキ・リークスが存在していたならば、アメリカのイラク戦争は防止できたと思う」という発言は考えさせられました。
国家権力側がすべての情報を掌握し、コントロールし、国民を誘導する。実に危険な事態です。
結局アメリカはアフガニスタンでもイラクでも手痛い失敗事例を積み重ねただげに終わるのではないでしょうか?
「9・11」の教訓はなにか?
アメリカの金融資本が世界を支配しています。そしてその不労所得者たちは、額に汗する多数の途上国の人々から食べものや、資源を巻き上げ、より格差の拡大に努めました。
格差の象徴が世界貿易センターであったと思います。
「9・11」で実際に壊され、2008年の「リーマン」では自ら金融資本主義は崩れ去りました。こうしたいい加減な金融資本が世界を支配することに、世界は「NO!」を突きつけたのです。
今年はその反省をこめて、世界の格差をどうなくしていくのか。それが問われる1年となるでしょう。
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