北朝鮮グループ・リーグで敗退
アジアカップのグループ・リーグD組の北朝鮮。昨日の(というか日本時間は今日の午前1時すぎ)の試合で、イラクに0-1で惜敗し、グループ・リーグで敗退しました。
このD組は「死の組」。過去アジア杯3度優勝のイラン。前回大会の優勝国であるイラク。若手主体でアジア大会準優勝国のUAE.。そして44年ぶりに昨年のW杯に出場した北朝鮮。どこが強いのかわからない組でした。
結果はイランが3連勝で1位。2勝1敗のイラクが2位で、この両国が決勝トーナメントへ進出しました。
ユース世代では着実に力をつけている北朝鮮ですが、やはり身体能力まかせの、「力攻め」だけでは、世界相手には通用しませんでした。イランやイラクのサッカーは欧州型のモダンなサッカーです。
前線のチョン・テセと守備ライン(5バック)が距離がありすぎ。前線がロングボールを保持しても、廻りにサポートがいないので、孤立してボールを保持できない。落ち着いてシュートできない。チョン・テセの調子も今ひとつでしたから勝機はほとんど北朝鮮にはありませんでした。中盤が全く機能していなければ、勝つのは難しい。
でも北朝鮮チームは、全体的にフェアなサッカーをするので好感がもてます。懸命に走る姿は90分頑張っています。外国人の実績のある監督・コーチが指導すれば強くなるでしょう。
「独裁国家」の制約が北朝鮮のサッカーの発展を阻害しているのがとても残念です。
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