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2011.01.31

ザック監督は名監督になりました

Zackantokumeikantoku


 イタリヤ人のザッケローニ監督は、若い日本代表チームを率いて見事にアジア杯を制覇しました。それは見事な指導力、采配、ベンチワークでした。

 サッカー評論家各位が指摘されているように、今大会最初からレギュラーに固定されていなかった選手が大活躍しました。FW岡崎、DF伊野波、DF岩政、GK西川、FW李忠成、が結果を出しました。

 しくじった選手たちもザック監督は信頼し選手起用していたので、結果を出しました。GK川島がそうでした。DF吉田も最終戦は頑張りました。FWの前田も頑張りました。

 なにより「悪がき風」キャラクターの本田が、攻守に大活躍していました。ザック監督の指導に心酔しているようでした。ボランチの長谷部と遠藤の活躍が光りました。

 長友の走力は相手チームにしては脅威でしょう。韓国,オーストラアという強敵も左サイドを長友に破られ、得点を許しています。長友選手は、かつてのブラジル代表の脅威の左サイドだった(?)ロベルト・カルロス選手に近いものがあります。

 歴代日本代表監督では、オフト氏から始まり、外国人監督がいました。

 オフト氏(オランダ)は、アジア予選で負け続けていた日本代表に自信を与えました。1992年にアジア杯を制覇し、93年にはアジア予選で宿敵韓国を破り、W杯出場もう1歩まで近づきました。

 フランス人のトルシェ氏は、強権的なやりかたでしたが、日本代表の若い世代からの底上げに成功(1999年の世界ユース準優勝、2000年アジア杯制覇、シドニー五輪ベスト8、2002年W杯ベスト16)の結果を残しました。

 ジーコ氏(ブラジルは、名選手でありながら、最後の選手生活を日本の鹿島で過ごし、Jリーグの振興に力を尽くしました。

 オシム氏(旧ユーゴ出身)は、「考えて走る」サッカーを導入しました。しかし志半ばで病に倒れました。

 ザック監督は、日本代表監督としては「3番目」の候補者だったようです。1番熱心に誘致しようとしていたのは、現在のチリ代表監督だったそうです。

 「ACミランの監督で優勝した。しかしあれだけの逸材選手がいたら、誰がやっても結果は出る・それに昔の人、過去の人」という辛辣な批評もサッカー関係者からありました。

 でもそれを今回ふっ飛ばしました。選手とのコミュニケーションが実に上手く取れているようです。控え選手がちゃんと結果が出せる指導こそ、ザック監督の真骨頂ではないでしょうか。

Zac6


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