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2011.01.15

豪と韓国は壮絶なドロー

 昨晩はまたも早寝をして午前1時からのアジア杯の試合「韓国VSオーストラリア」を観戦しました。

 前半は韓国のペース。早いパス回しと、中盤を支配。オーストラリアにスペースを与えない。組織的なパスが奉公して、前半先制したのは韓国でした。1-0で前半を終えました。
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 後半の入りも韓国ペースでした。韓国は29歳のパク・チソンがベテランと言われるほど、若手選手が育って成長しています。動きに躍動があり、攻撃の意欲にあふれていました。

 オーストラリアは、ケーヒルやキューエルなど2006年のW杯メンバーが未だに主力で平均年齢が30歳を超えている「ロートル」軍団。後半の20分までは韓国ペースでこのままいくと韓国に追加点があれば、行くのかなと思いました。

 オーストラリアはロングキックを多用していました。最初は起点となる前線の選手が韓国のDFに囲まれ、ボールを保持できませんでした。ところがコーナーキックからヘットでつないで、「高さ」で同点ゴールに。
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 その後の後半はオーストラリアのパワープレーがどんどんでてきます。左右に大きく振られ、中央に切り込まれてのシュートの連続。

 後半30分過ぎからは韓国の中盤のプレスが疲れからか効かなくなり、バラけだしました。こうなると身体能力のあるオーストラリアのペースに。どんどん前線に放り込まれ、ヘットで競る。落としたボールを蹴る込む。その連続。セカンドボールも拾われ韓国のピンチの連続。

 このままでは2006年のW杯でオーストラリアに逆転で1-3と惨敗した日本の二の舞かと思われました。

 苦境を救ったのは、やはりパク・チソン。自陣ゴール前のボールをカットしてそのまま高速ドリブルできりあがり、。相手ゴール前まで持ち込んでシュートまで行きました。これで韓国の若手が奮起。肉弾戦にも耐え切って、ドローに終わりました。

 この試合は、事実上の「決勝戦」のように思いました。今の日本代表では、韓国、オーストラリア両国には勝てる気がしませんでした。緩慢な横パス。パス相手を探す緩慢なプレーが未だに多い日本のサッカー。

 高校サッカーを見習い細かく繋いで切れ込んでいく。つねにシュートを狙う。日本はそうすべきです。韓国が90分間あの組織サッカーが出来れば、これは世界水準でしょう。60分まででした。オーストラリアの身体能力はアジアでは抜けています。でも昨年のW杯では、身体能力と早い組織プレーのドイツに0-4で惨敗しています。

 日本が両チームに勝つとしたら早いパス回しと、球際で負けないことです。前線への飛び出しが必要です。

 前半の組織プレーの韓国。パワー・プレーのオーストラア。難しい相手です。パスの精度を高め、早くまわし、FWの前田が正確にゴールを決めることができれば日本にも勝機があります。

 明日の未明に行われる「北朝鮮ーイラン」も注目の一戦。明日はこの冬の1番寒いようですが、なんとか観戦しようと思います。

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