« 「有機入り」と表示すれば有機農業と言えるのか? | トップページ | 就職難とは言うけれど・・ »

2011.02.07

名古屋の「減税党」はティパーティか?

  2月6日に行われた名古屋市長選挙、愛知県知事選挙、名古屋市議会解職のための住民投票で、「減税」「中京都」構想を掲げる河村たかし氏が名古屋市長に、大村英章氏が愛知県知事選挙に当選しました。

 いずれも民主党、自民党の推薦候補に大差で勝ち、圧勝でした。またリコールが成立した名古屋市議会でも、河村、大村支持の市議会候補者30人が立候補するようで、市議会でも多数派をもくろんでいます。

 市民税。県民税を減税するのはよくわかる。「増税」路線の国政政党(民主党・自民党)に対決し、市民が支持し地方政治のリーダーになりました。問題はこれからです。

 地方主権を掲げる大阪府の橋下大阪府知事とも連携し、「地方連合政党」の活動も活発になるでしょう。

 減税は素晴らしいが、行政の運営を効率化し、無駄を省くということが、結果的に教育や福祉の今以上の「切り捨てに」つながらないのか。そのあたりはわかりません。

 米国の中間選挙で猛威をふるったティパーティなる右翼的・排外主義的な市民運動。河村たかし氏はどちらかというと右翼的な考え方の人。橋下氏も同じ。大村氏は小泉構造改革路線の残党。

 結局は減税を名目に「弱者切捨て政策」をやりやしないか心配です。

|

« 「有機入り」と表示すれば有機農業と言えるのか? | トップページ | 就職難とは言うけれど・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 名古屋の「減税党」はティパーティか?:

« 「有機入り」と表示すれば有機農業と言えるのか? | トップページ | 就職難とは言うけれど・・ »