「日本プラモデル興亡史」を読んで
図書館にて「日本プラモデル興亡史 わたしの模型人生」(井田博・著・文春ネスコ刊・2003年)を読みました。著者の井田氏は、父と同年輩の大正生まれ。日本プラモデル界の大御所です。
プラモデルは、敗戦後欧米から移入してきました。日本のプラモデルは、欧米とは異なり「動く」ことを前提に作成されてきた歴史があるそうです。欧米のものは、船でも飛行機でも、車でも部屋に飾るもの。
日本は「動く」ことが模型であるという「伝統が」あったとい井田氏は指摘しています。それは後に世界的な小型モーターメーカーになったマブチ製作所の存在がとても大きかったとのことです。
わたしは小学生時代には、プラモデルをたくさんこしらえていました。主に二次大戦の軍用機が主体。100機近くこしらえました。5年生のときに製作中に指を切り、「大出血」してから怖くて辞めてしまいました。それ以後こしらえていません。
最初は契約金を支払って、デパートで販売する形態であったプラモデル。高級品でした。それが多くのメーカーが誕生し、流通ルートも多様化し、小学校近くの文具店でも販売されるようになり、わたしらも手に入れることが出来たのです。
ガンダム以後の歴史についても語られています。このあたりになりますと「現役」ではないので興味はないですね。
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