エジプト騒乱の動向は?
最近のエジプトでの反政府運動の盛り上がりは凄いものがありますね。政府は軍を治安維持に投入、インターネットも切断し、外国メディアの取材も規制をかけています。
にもかかわらず、夜間外出禁止令を無視した市民が街頭に繰り出し、軍とにらみ合っています。この先の動向は予断を許しません。
エジプトは中東地域の最大の大国。スエズ運河もかかえている交通の要。中東ではイスラエルと国交がある国であり、親米路線をとり、イラク戦争にも参入していました。それだけに「もしも」エジプトの親米政権であるムバラク大統領が失脚すれば、アメリカの世界戦略も狂います。
強権的な政策と政治腐敗、国民の間の経済格差の蔓延で、ムバラク独裁政権への国民の不満が爆発しました。
民主化に程遠い独裁政権でありながらアメリカは一貫して経済支援し、優遇してきました。事実上ムバラク政権の独裁を許容してきていたのです。
エジプト国民もそんな独裁政権の背後にいるアメリカに対する憎悪も逐電されてきました。大きな爆発が近い将来起こるかもしれません。
石油関係製品が投機筋の動きもあり、一段と値上がり動向になりました。気になります。
| 固定リンク
コメント