4年前経済産業大臣は高知県民の見識を哂った
2007年4月の東洋町長選挙で、高レベル放射性廃棄物最終処分場反対を公約に掲げた沢山保太郎さんが、投票総数の7割を獲得圧勝しました。この結果国側は高レベル放射性廃棄物最終処分場を高知県東洋町に建設することを正式に断念し、撤退しました。
東洋町長選挙レポート(2007年4月22日)
その折当時の甘利明経済産業大臣は「高レベル放射性廃棄物施設は120%安全。放射能は危険だという誤解が蔓延し、理解が得られなかった。」悔しさを捨て台詞を残したことを忘れてはいません。
関連ブログ「甘利経産相は自分の選挙区に核のゴミ処理場を誘致すべき」(2007年4月24日)
「120%安全だ」と4年前に当時の経済産業大臣が豪語した原子力発電所から排出される放射性廃棄物。福島第1原子力発電所の惨状について、甘利明氏はどう説明することなんでしょうか?安全ならご自分の選挙区である神奈川県にこしらえばいいのです。
4年経過して、高レベル放射性廃棄物最終処分場を東洋町は拒絶して大正解でした。その後白浜には地元の産物を販売する海の駅東洋町も誕生し、地道なまちづくりを着実に歩んでいるからです。
(海の駅東洋町。町内外の産物の販売所です・繁盛しています。)
南海地震の震源地へも近い東洋町。4年前の東洋町の皆様の賢明な選択で高知県は救われました。本当に良かったし、選択は間違っていませんでした。あらためて感謝を申し上げます。
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