いの町選挙区では県議2人が無投票当選
4月1日から始まった高知県議会選挙。いの町選挙区(いの町・仁淀川町)では、現職2人が無投票当選しました。いつもは以前選挙区が同じであった旧春野町から対抗馬が出ていましたが、高知市と春野が合併し、高知市になったせいなのか、2人以外に立候補者はいませんでした。
いの町は出身地でもあり、両親の古い家があり、現在は上の子どもが居住しています。
西岡寅八郎県議は、今回で11回目の当選。任期をまっとうされれば、44年間県会議員をされることになります。ある意味凄いことです。よくある事例ではそこまでベテランになれば、「次は国会の赤絨毯を踏みたい」という野心がもたげ、衆議院や参議院に挑戦したがるもの。西岡さんはそれがありませんでした。県政一筋の人。
確か2006年頃でしたか、当時オンブズマン高知の代表でした窪則光さんのご紹介で、西岡寅八郎県議に面談したことがありました。県庁の公共電子掲示板「ぷらっとこうち」の問題で、運営委員会から私は不当な処分を受けていました。西岡県議は系議会総務委員会の委員をされており、予算の審議をされる立場でした。
若いときから先代の跡を継ぎ、長らく県議をされておられるので、尊大な人ではないかと思っていました。面談しますと実に謙虚な人で、こちらの言い分もきちんと聞いていただき、県庁の担当部署の部長にも聞き取り調査もしていました。「聞き上手」な人でした。11期目もご活躍されることでしょう。
上田周五県議は3回目の当選。いの町の企画財政課長時代に面識がありました。当時伊野町町政100周年記念事業の委員になぜか選ばれ、多くの町民有志と協議をしました。今はいの町の仁淀川では名物になっている「紙のこいのぼりの川流し」は、その100周年事業を契機に生まれました。それをとりまとめたのが上田さんでした。
温厚な人柄は知っていました。昔私が番組を制作し、出演したいました「けんちゃんのどこでもコミュニティ」に出演いただいたことがありました。政策通であり、憎まれない人柄は今後も県議としてご活躍されることでしょう。
高知市選挙区は15人の定数に19人が立候補しています。1人は最初から当選外ですが、3人落ちの厳しい選挙戦となっています。自粛ムードなのか、自宅に近くでは宣伝カーの音が聞こえません。
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