保坂展人氏の当選と社民党
今回の統一地方選挙の特色は、社民党の衰退と消滅のカウントダウンということでしょうか。高知県では県議の議席も2議席あった高知市議の議席も社民党は失いました。当然といえば当然。労働組合の「政治」から1歩もでることなく、市民運動や社会運動を「蔑視」してきた連中など滅びようがある意味どうでもよいのです。
東京では世田谷区長に、激戦を制して社民党の元国会議員の保坂展人氏が当選したのは、1つの別の流れであると思いますね。保坂氏は「一貫して」反原発姿勢であり、議員時代も原発の危険性を指摘し、調査もしてこられました。
また今回の東日本大震災の後の福島第一原子力発電所の原発災害が一向に収まらないことや、放射能の脅威や計画停電など都民も「被害者」を少しだけ味わったことも大きいでしょう。
また世田谷区を基盤とする城南信用金庫が「脱原発」を打ち出し、経済支援をおこなうと表明した影響もあったと思います。
都市部の社民党は反原発運動と連携することに成功すれば社民党もドイツの緑の党になることでしょう。でも高知県の社民党は全然そうしたセンスがないから「化石」になってしましました。
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