つながりを断つ社会から、つながりを深める社会へ
「3・11」以降日本は変る。と言いましたが、その兆候は四国・高知の田舎町にも現れています。
二葉町自主防災会は今年で結成5年目になります。結成時に行った防災世帯調査も、移動があったりして、今一度正確に調査することとなりました。
その場合に、世帯の構成、年齢、要介護度の有無など、「究極の個人情報」まで調査することにしています。どうかなと思いましたが、町民各位大変協力的だそうです。普段町内会活動には無関心な人たちも調査票を持参してくれてきています。
また先日都市部の二葉町と中山間部の仁淀川町との交流会を始めようということになりましたが、両方との熱心で「相思相愛」関係になりつつあります。いざというときに避難所、疎開先となりうるための住民同士の交流ですので、こちらの町内会の役員長老達も張り切っているようです。
これなどは「つながりを深める」活動そのものです。その1方で。町内にある穴吹関連のマンションなどは、津波時の一時待避所に町民が入り、廊下等に一時避難することさえ拒絶する動きもあります。「理由は治安が悪くなる可能性があるから」「汚れるから」だそうです。つながりを絶つことが、都会的という幻想にとらわれている人たちも残念ながら少なからずいるのです。
「3・11」は日本全体に生活の見直しを求める動きになります。悪いことではありません。よい社会になると私は確信します。
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