原発災害はいつ終息するのか?
いっこうに収まりそうにない福島第1原子力発電所の罹災した原子炉施設。放射能漏れは一向に収まらない。依然として予断できない状況が続いています。原子力発電は120%安全だという人たちは一体今どちらにいるのでしょうか?国外へ逃亡したのではないでしょうか?姿が見えません。
一体いつになれば事態は終息するのか?これが全然収まりそうもない。原子炉と使用済み核燃料プールには真水を循環させて常時冷却しないと危険であるとか。破壊された施設や配管を修繕するのは、高い放射能環境下で人間がいくら防護服を着用して作業をしても、すぐに基準を超える放射能を浴びて被曝してしまう。
冷却は今の展望では数ヶ月か1年はかかりそうです。それまでは放射能が所かまわず、大気中や海中に出ることになります。大変な被害が今後予想されます。
それで冷却に成功すれば、燃料棒を1本1本慎重に取り出し、搬出する。これも数が多い。その取り出した燃料棒や、使用済み燃料物、核廃棄物はどのように処理するのか。この先原子炉の解体にどれ位時間がかかるのか不明であるとか。
50年から100年かかり、原子炉1基については最低で5000億円とか。福島第1原子力発電所は6基ありますので、それだけで3兆円かかります。それが最低の解体費用。取り出した放射性廃棄物どちらへ持ち込み処理するのか。これまた大問題です。
東京電力は被害地域への補償もしないといけないでしょう。これが一体いくらになるのか全くわかりません。6つの原子力発電を潰し、補償もするのですが、その傍らLNGなどを使用する火力発電所の建設もしないといけないのです。
それらがかみ合って始めて、事態の終息に向かうといえるのでしょう。一体それが何年後になるのかわかりません。
原子力発電は稼働時の運転コストが安くて、大容量の発電が出来るという評価でしたが、壊れるととてつもない害悪を撒き散らし、制御できないしろものになります。しかも解体・撤去費用はとてつもなくかかるようです。
決して発電コストは安くはありません。1番効率が悪く、コストがかかるものではないでしょうか?
チェルノブイリはこうなった後も最低300年間は管理が必要であるそうです。
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