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2011年5月

2011.05.31

仁淀川町の下見と本川巡業

 6月5日(日曜日)には、いよいよ南海地震が来れば水没することが確実な高知市二葉町と、過疎・高齢化が進展している山間部の仁淀川町。取り次いでいただく人の橋渡しがあり、いよいよ第1回「仁淀川町ー二葉町交流会」が行われます。その現地の下見、確認もあり、仕事のなかで行って来ました。(資料です)
 
 「niyodogawwa-futaba-kouryukai.pdf」をダウンロード

 出発時間と同じ8時半過ぎに事務所を出ました。だいたいの距離感と時間間隔をつかむためです。いの町枝川の様子。本格的に高知西バイパス道路の建設が「始まっているようです。あと5年ほどで完成するとか。
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 国道33号線を北上し、いの町、日高村、佐川町、越知町と通過していきます。途中仁淀川第3発電所に立ち寄りました。
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 発電所の人に聞きますと、台風2号前後の大雨は200ミリを越えていたので、ダム湖はどこも満水状態。今日も放流をしていました。放流を直接見たのは恐らく初めてではないでしょうか。迫力がありました。
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 ダム湖が満水状態を見るにも初めてではないでしょうか。少ない状態を見ることが多いものですので。このダムは歴史が古く戦前・戦中の時代に建設されたれという歴史があるようです。歴史を感じるコンクリート造りです。
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 国道33号線も先月大崩落箇所がありました。片側通行をしています。片側が川で、片側が山側の切り立った崖。道路を維持するのは大変です。それが地方の山間部の現実なんです。

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 そして仁淀川町の中心地である大崎地区へ行きました。今回の仁淀川町の世話役であるによど自然素材活用研究会の井上光夫さんにお会いしました。事務所は仁淀森林組合の建物の2階にありました。
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 仁淀川町だけではありませんが、山の上まで家屋があります。天を仰ぐ山の上にも人々の暮らしはあります。そのかたがたが森林を保全されておられるので、綺麗な清流が川に流れているのです。まさに森の番人なのです。
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 そして国道33号線から右折し国道439号線(通称与作道路)へ入りました。10分くらい走りますと、旧池川町の田村地区へ到着しました。山並みと川べりが美しい地域です。新緑が美しい。
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 道路から20メートルのところに今回の交流施設である田村集会所があります。
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 田村集会所のすぐ裏は茶畑でした。

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 それから道沿いの439号を通って本川を目指しました。
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途中分水第3発電所に立ち寄りました。ここも小規模な発電所ですが、放流していました。
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 そして本川のお客様のところへ立ち寄った後の大橋ダム湖。これほど満水状態になっているのを目撃したのは恐らく初めてです。
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 仕事を終えて、遅いランチは道の駅「633(むささび)の里」でお結びを買いました。饅頭とクッキーは母への土産です。
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 ぐるりと高知県中部の山間部を走りました。新緑の中での走行でしたのでとても気持ちが良かったです。

 さて今週の日曜日の仁淀川町ー二葉町交流会の二葉町側の資料をこれからこしらえないといけません。日程がなかなかハードですね。
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 今日のNHK・TVでも放映していました。東日本大震災で地盤沈下した地域は、満潮時には道路が冠水。バスでないと通過できないので、学童たちはバスで通学しているとか。
 二葉町の地盤沈下の予想は最大2メートルとか、東北地方以上に大変です。
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 昭和の南海地震(1946年)にも二葉町地域は、1メートル地盤沈下し、半年位水か引かなかったと記録には残っています。
Shimozissinsui1946

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今週の野良犬メディアは原発災害と内閣批判

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 今週の{野良犬メディア」である週刊現代6月11日号も、原発災害特集と、内閣批判の記事でありました。大手マスコミの「談合記者クラブ」から排除されているので、政府批判的になるのはやむをえない。

 原発災害を踏まえた日本国民が「棄民」になっている状態の怒りのレポート。あいかわらず真偽はともかく面白い。なにやら今週は政治業界も「きな臭い」。

 野党の自民党が「菅内閣不信任案」を明日にでも提出するとか。それに与党民主党から造反者が出るとか出ないとか。きな臭い。小沢グループは不信任案が出る前に菅首相は辞めろべきと言っております。菅支持者はそれなら解散・総選挙だ。と言っていて攻防が激しい。さてどうなることか。

 罹災者や復興事業などそっちのけで場外乱闘をしています。どうなることなのでしょうか?

【ぶち抜き大特集】〈政府は本当のことは教えない。国民がパニックになるから、だって〉捨てられた日本国民 (P32)
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 この{野良犬メディア」の存在価値と言っても言い。テレビや新聞がなかなか「真実」を伝えないので、こちらの記事のほうが真実に「近い」のではないかと思いますね。なかなか記事のトーンも絶好調です。

 「ぶちぬき 大特集 政府は本当のことは教えない国民がパニックになるから、だって」

 国民は「あらゆる方法」で情報を入手するので、心配ありません。

「政府は知っている。「3月15日にと東京でチェルノブイリの時の何百倍もの放射性物質が検出されたこと」「年間20ミリシーベルトではなく、10ミリシーベルトでガンが増加すること」「子供には内部被爆の数万倍の影響があること」「実際にはプルトニウムやストロンチウムが放出されていること」

 実は福島の子供は今すぐ疎開すべきなのだ。しかし政府は今が安全だと思わせられればそれでいい。将来のことは知った事ではない。

 枝野官房長官はオフレコでこう話す。「斑目さんはいい人。吉田所長(福島第1原発)は勲一等か国民栄誉賞もの。子供に対しては少しぐらい被害が出ると思っていたけれど、出てないんだ。」

 まさにこの程度の認識。まさに国民を下に見た「棄民国家だ」(P35)


錯乱する総理大臣 病院で一度見てもらいましょう (P37)


菅総理よりSMAPを優先した温家宝 完全に「上から目線」 ああ中国にここまでなめられるのか (P40)
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「この政府は当てになりません」 (P44)


「プルトニウムは飲んでも大丈夫」原子力村の東大教授へ (P47)


「私が見た原発城下町の悲劇」映画監督・鎌仲ひとみ (P49)
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 鎌中ひとみ監督と言えば、以前「六ヶ所村ラブソティ」というドキュメンタリー映画を見ました。

フクシマの人たちよ、この症状が出たら要注意 (P51)


あらかじめ見捨てられていた「東北の被災地」 (P170)


「原発ズブズブ」「東電ズブズブ」の霞が関だもの〈なぜ東電を解体しないのか〉 (P54)


悪いのは東電ですか、政府ですか、それとも国民ですか〈東電少年の「投書」で大激論(P179)

 元日本原子力学会会長の田中俊一氏は、自らが飯館村に出向き、作業着を着て、除洗作業をされています。(グラビア記事)。今前の言動を自己批判し、行動する姿に学者の良心を感じました。
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 テレビで奇麗事を言っている連中は見習うべきでしょう・

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梅雨も早くも本番ムード

  梅雨の晴れ間が今日であると言うことで、早朝に散歩しました。近所のアジサイもお元気です。

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5月も今日で終わり

 あわただしい5月でした。連休もあったようですが、父の病状があり、休日も病院通いでしたから、休んだ記憶はありません。夜須のほうでは海の事業のお手伝いもありました。
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 あれやこれやで大変でしたが、父の病状(慢性腎不全)も劇的に回復し、むくみもとれ、毎日の通院も1日置きでよくなりました。

 なんだかんだといっても人生です。限りある人生、誰もが終わりがある人生。悔いがないように精一杯生きようと思います。

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2011.05.30

下知図書館の運営についての会議

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 今日は新しく建て替えられる下知図書館の「運営」を議論する市役所各部署と、下知地域の住民との話し合いが、5月30日午後6時半から、下知消防分団会議室で開催されました。

 高知市役所は、図書館担当の教育委員会。地域コミュニティ担当部署。危機管理室。公共建築課が出席しmした。一方地域住民側は、町内会や図書館協議会、民生委員、交通部会、体育会や自主防災会の住民が参加しました。設計変更された経緯と図面が示され説明されました。

 地域の坂本茂雄県会議員と高木妙市議会議員も出席されていました。

 多様な意見が出ていました。次回の会合は7月にすることになりました。

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どう状況を相対化し自分のものとするのか

 3・11の東日本大震災以降、どうも不安定な精神状態です。物忘れやポカが多く、机の周辺も散らかり放題。そのせいで、あるべきものを紛失したり、どこかにまぎれたりしている。そうした探す時間も長く、またそれで落ち込んでしまう。

 一方公私共に、期待値は上がっていて、自分がしっかりしないといけないと叱咤激励はするものの、けだるく動きが鈍い。欝かとも思いましたが、そうでもないらしい。要するに課題の重さに自分がおしつぶされているだけのこと。

 積み重なった多くの課題をいっぺんに持ち上げて解決できるはずもない。「一括変換」なんてことは現実にはできません。そこでひとつひとつ大事に取りくみ解決をするしかありません。

 自分の精神状態も、ようやく「潮が満ちてきた」状況になってきました。なんとかなつと思います。

 あいかわらず公私共にせわしいが、なんとかなるでしょう。

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2011.05.29

季節外れの台風と総会

 季節外れの「迷惑な」台風2号。朝の時点ではまともに高知県地方を目指して近づいていました。結構大雨が降っていましたね。NPO法人YASU海の駅クラブでは、総会予定を午後4時を早めて1時からに変更して開催。懇親会は中止となりました。

 それで午前中に予定変更でいけなくなった、近くの会員の人の自宅3人を夜須へ行く前に巡回して委任状を回収しました。そして夜須へ向かいました。その頃(午後12時前後)が高知市は1番雨が降っていました。
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 夜須のハーバーへ到着しました。総会まで少し余裕がありましたので、ハーバーへ行きました。
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 自分のヨットも大丈夫でした。
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 高樽さんのヨットも大丈夫です。
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 海を見ましても大きな波がありません。ヤ・シーパークの離岸堤防を超える高波はありません。なんだか拍子抜けしました。
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 海の駅クラブの掲示板。警報が表示されています。
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 海の駅クラブのテラス。いつもはこちらでランチしますが、今日はびしょぬれ状態です。
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 YASU海の駅クラブ総会の様子です。台風で予定変更されましたが、なんとか開催され、事業報告、決算報告、次年度事業報告、予算案がすべて承認されました。引き続き継続して、また役員(任期は2年)をすることになりました。
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 休憩時間にはケーキとお茶のブレイクタイムがありました。わたしはチーズケーキを食べました。美味しかったです。
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 総会が終わったのが午後3時過ぎ。雑談して夜須を出たのが3時半ごろ。
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 高知空港では風が結構強いです。10メートルは吹いています。
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4時過ぎには高知市へ戻りましたが、もう空は晴れ間がでていました。台風は午後3時過ぎに四国沖で温帯低気圧になったそうです。でもまだ警報は解除されていません。
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 台風2号は午後3時過ぎに室戸沖で温帯低気圧に変わりました。
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二葉町と双葉町

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 高知市二葉町は海に近く低地。海抜0メートル地帯です。近い将来起きるであろう南海地震の震度は7.二葉町の地盤は最大2メートル沈下し、地域全体が水没します。

 排水ポンブ場も電源が水没。働けません。海面下にある市街地の復旧は難しく、1年以上かあkることでしょう。

 一方の福島県双葉町。こちらは福島第1原子力発電所に程近く、住民全員が退避し、遠く埼玉県へ避難しています。かつては原子力発電所を町の基幹産業と位置づけ、」巨額の原発交付金で立派な公共施設があるそうです。こちらはいつ町へ戻れるのかの見込みもわかりません。

 同じ「ふたばちょう」です。福島県双葉町の動向が気になります。他人事とは思えないですから。

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 福島第1原子力発電は暴走を止められません。

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2011.05.28

雨の1日でした

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 今日は父の病院(腎臓専門)に行きました。先生の診断は「むくみが取れてよくなっています。来週は利尿剤の量を少し減らしましょう。週に3回程度の通院に思案賞。」と朗報が。

 病院のあとは父の大好きなゴルフの打ち放し場へ行きました。わたしはあくまで運転手です。
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 なんだか調子がよさそうです。今日はアイアンばかりでなく、木のヘッドのクラブも打っていました。最近むくみが取れ足腰がしっかりしてきたようなので、球もまっすぐに飛んでいますし、飛距離も出るようになりました。いいことですね。

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民主党政権は「脱原発」を宣言せよ

 福島第1原子力発電所は、関係者の懸命の努力にもかかわらず収まりそうにありません。原子力発電所は電源がある安全な状態ではないと停止するのは難しいようですね。

 菅首相は、東海地震がおきる確立は87%である。ということで中部電力の浜岡原子力発電所を停止勧告をしました。そして浜岡原発は停止しました。良いことです。日本には安全な原発などないと思いますね。

 でも巨大な出力の原子力発電所をすべて一気に止めるのは、産業や経済に与える影響が大きすぎます。まずは給している火力発電所を稼動させ、地熱発電、太陽光、風力、水力、バイオマスなどの自然エネルギー関係の発電を増加させることでしょう。

 同時に蓄電池を量産し、電力不足をカバーすべしです。

 民主党政権は、自民党時代からの原発優先政策を転換し、脱原発を宣言し、実行すべきです。

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2011.05.27

業界の組合の総会がありました

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 はりまや橋商店街の活き活き100歳体操から戻りますと、今度は組合の総会へ行きました。高知県塗料商業協同組合と日本塗料商業組合高知県支部の2つの組織の総会です。得月楼という料亭でありました。今日あたりは各業界も総会のようです。
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 総会と懇親会会場は同じ。わたしは2時間座りっぱなしでしたが、理事の人は更に長時間審議をされていたようです。得月楼は庭の部屋が人気があるようです。
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 東日本大震災で、宮城県支部も大きな被害があったようです。加盟30社のうち全壊が5社。半壊が12社ということです。でも廃業を表明している塗料店はないそうです。

 全国的でも塗料販売店は減少しています。平成4年に2446社ありましたが、現在は1550社。約900社が減少しました。高知県でも発足時21社が支部では17社。協同組合では10社になっています。きびしい状況です。

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5月27日のはりまや橋サロン

 入梅した高知。雨模様ですがはりまや橋金曜露天市へ来ました。先週は仕事が珍しくせわしくて、露天市へは来れませんでした。
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 小雨が降っていました。大雨ではないので、活き活き100歳体操はできそうです。
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 コロッケ屋さんで夕食のコロッケを体操の前に買います。
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 10円饅頭も買いました。今日のはりまや橋金曜露天市は、雨でもまあまあの人出です。
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 雨にもめげずお元気な高齢者の皆さんが9人活き活き100歳体操へ来ておられました。
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入梅でお元気なゴーヤさん

 昨日入梅した高知県地方。まだ5月なのに。うっとうしいことこのうえない。湿度が高いからです。こういうむしむし、じめしめの気候がゴーヤさんは大好きなのです。葉っぱが元気です。
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 週末は台風2号の影響もあり「大荒れ」の予報。海の駅クラブの海体験と総会と懇親会なのに。どうなっているのでしょうか。

 まだ柵は立てていませんが、週末は大雨らしいので、ゴーヤのプランターを倉庫をしまおうと思っています。

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沖縄普天間基地移設の着陸先は?

  ここへきて沖縄県の米軍普天間基地の移籍先について、大きな動きがありました。日米合意で「確定」下といわれている名護市辺野古への移設。保守系の沖縄県知事もが反対している状態では、事態は前進いたしません。

 米国議会の軍事委員会側は、地元合意が無理な辺野古ではなく、嘉手納飛行場への移設と、グアムへの移設を提言したのです。この案には沖縄県知事も反応し、基地の縮小統合が条件で、賛意を示しました。

 案外進展するかもしれません。米議会での影響力があるからです。

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 沖縄で辺野古移設への党派を超えた反対意見が強いです。

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2011.05.26

入梅前の近所の朝の散歩

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 とうとう大嫌いな蚊が現れました、刺されましたので、蚊取り線香を炊きました。まだ5月なのに・・。蚊取り線香も炊かない。ストーブも炊かないでよい季節は年々短くなって来ていますね。

 さて朝の散歩の風景です。アジサイの花が元気になっています。入梅がまじかです。

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 植物のことは疎いので、なんの花なのかわかりません。いまどきに咲く花のようですね。朝の散歩で見かけました。
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映画「10万年後の未来」を見ました

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 昨日は仕事がせわしいせいでしょうか、午後8時からの上映を見ましたが、半分ぐらい寝ていたのかもしれません。はっ!と気がついて画面を見つめることの繰り返しです。隣の家内もうつらうつらとしていました。

 内容は4年前、下の子供が描いた1コマ漫画「未来への贈り物」そのものでした。未来の人類がロボット犬を使って掘り返してみたら、それは核廃棄物でありました。というのがテーマ。「10万年後の安全」のテーマそのものでした。

 映画「10万年後の安全」

「人類の建造物で5000年を超えて現存しているものはない。この核廃棄物廃棄施設は10万年間存続しなければいけない建造物。過去の前例がないものです。」

「6~7万年後には氷河期が来るだろう。そこでは人類の文明が途切るだろう。われわれの意志を未来の人類にどう伝達するのか、言語は通じるのかそれが大問題だ。」

「原子力発電も石油を主体しエネルギー資源も有限。無限ではない。せいぜい50年とか100年先の議論しかしていない。1000年後の議論もされていない。10万年先までの安全を考えた議論はすべてを超越している。」

「原子力発電を稼動する限り、核廃棄は発生する。現在世界に高レベル放射性廃棄物は25万トンある。原子力発電が増え続けるとその核廃棄物は増える。核廃棄物と人類は共存できない。放射能は見えないし、感じない。人間の五感で感じられない物質だ。」

「核燃料は再処理はしてはならない。より高レベルの放射性廃棄物が出てくるからです。

 4年前に高知県東洋町にまさに高レベル放射性廃棄物最終処分場が出来ようとしていました。東洋町の皆様の賢明なご判断で阻止できたことをいまさらながら感謝しています。迫る南海地震での地殻変動に施設が耐えられるはずはないからです。

 地盤が固く、地震のないフィンランドでも議論をされているテーマです。現在原発稼動国できちんとした核廃棄物処理施設はありません。映画ではこうも言っていました。

「核燃料や使用後核燃料は水の中では50年、100年は管理できるだろう。それには電源が必要だ。では100年以上の管理はどうなるのか。電源なしに管理は出来るのか。その答えはないのだ。」と。

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震災で多忙であった企業もあったようですね。

  3月11日の東日本大震災。津波の甚大な被害。水産業や農業関係の大被害。工業関係の罹災も多く、電機や自動車産業界でも部品不足で。生産体制に世界的な影響が出ていました。

 震災から2ヶ月が過ぎ、ようやく産業界は復旧の動きが、ここへきて加速しています。

 身近なところで震災後ご多忙な企業もありました。電気屋では乾電池がとにかく売れました。量販店やコンビにでは飲料水と食品。米などが一時期首都圏で品不足になる事態も起こりました。

 ある小売店のオーナーは東京にひたすら、米や飲料水を毎日日にち宅配便で送ったそうです。5月も連休を過ぎてから「ようやく一段落した」とのことでした。

 儲かったかどうかはわかりませんが、皆が皆「落ち込んでいた」わけではなかったようですね。

 秋ごろになれば東北地方も本格的な復興需要が始まることでしょう。きっと暗いばかりの日本でなく、新しい日本が誕生するころでしょう。

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2011.05.25

市役所からゴーヤの苗2株いただきました

 我が家では3年ほど前から、1階事務所の日よけのため、プランターで5月からゴーヤを育てています。都市部で道路や他の家屋からのエアコンの廃熱などで暑くてたまりませんが、ゴーヤの緑のカーテンで涼しく過ごそうと努力をしてきました。

 「ゴーヤを植えてエアコンをかけない変人が高知に居るらしい」とわたしのブログを見たTBSの関係者が、わざわざ東京から高知まで飛んできたこともありました。わたしの発言はすべてカットされ、「暑いときにはやせ我慢をせずに熱中症には注意しましょう」とエアコンを使用を奨励する番組にされていました。つまりは「笑いもの」にされたということです。


 高知市役所の環境政策課が、ゴーヤの苗とプランターと土の栽培セットを無料でいただけるというので、早速申し込みしいただいてきました。

 ゴーヤでクリーンのカーテンを(高知市環境政策課)

 指定日が今日でしたので、高知市市営野球場前の広場へ取りに行きました。市役所の職員が栽培セットを公募者(30人)に配布するために待機しておられました。
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 大き目のプランターとゴーヤの苗が2つ。栽培土と肥料と、ネットをいただきました。
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 プランターには下部には石ころが詰めてあり、培養土も33Lぐらいありました。早速プランターに植えました。
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 今日は晴れていますが、早速明日は雨です。ゴーヤさんはお元気になることでしょう。
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 ブログでの栽培日誌の公表以外に、市役所へも報告をしないといけないようです。

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福島原発は制御できないのでは?

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 ずいぶん昔(2ヶ月前)の写真であるそうですが、福島第1原子力発電所の惨状です。でも内部では決死の思いで作業員の皆様が原子炉を安定化させるために奮闘されています。頭が下がることです。

 しかし全然安定化しませんね。原子力発電所はひとたび事故が起こりますと、簡単には制御できないことが、世界の人たちに理解されたことであると思います。

 ですので菅首相が中部電力浜岡原子力発電所の停止を要請したのは「大正解」でした。東海地震の震源域にある浜岡原子力発電所。もしも東海地震がおきて浜岡原発が福島原発同様に制御不能になれば、東海・東京地域は壊滅してしまう。日本はおしまいです。

 やはり原子力発電所はちゃんと稼動しているときにしか、正常に停止できないものです。つくづく厄介な施設であることを思い知りました。

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2011.05.24

今週の”野良犬メディア”も原発災害特集だ

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最近本当にマスコミによる原発災害の報道が信じられないと思う。入梅間近ですが、雨による放射能の降下は大丈夫なのでしょうか?何をわたしたちは信じたらよいのでしょう。

 「煽り系週刊誌」と言われている週刊現代6月4日号もまたまた原発災害特集です。週間ポストのほうは「安全デマ週刊誌」と言われていて、最近は原発災害特集がない。男女の性愛特集を先週あたりからしているようで、なんだかずれているので購入しませんでした。

かといって反原発市民団体の「学説」にはなんだかなじめない。あまりに「原理主義」「生真面目主義」で読みたい気力がない。野良犬メディアがなじみやすい。でも真偽は自分で確かめないといけない。

 ぶち抜き大特集】〈子供と女を守れ!〉隠された放射能汚染を暴く まさかここまでひどいとは! 安全基準を超えた「内部被曝」すでに4766人、異常値を示した人1193人(P32)

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 数字的にはどうなのか?裏取りはしている情報なのか。そのあたりはわからないですが、マスコミの情報よりは「確度」があるように思えます。


〈推定1000万キュリー、天文学的放射能量〉福島第一原発 止まらない大量の「放射能汚染水」その行方 (P42

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 放射能で「汚れた土」がこれからしでかすこと (P45)

 野菜と海藻 放射能汚染調査の全記録 (P48)


〈民主党議員・森ゆうこ〉「総理、これでも子供たちが安全だと言うなら、一筆書いてよ」 (P52)

 原発推進団体が発行する機関誌 その名も『プルトニウム』、バカも休み休みにしてくれ (P54)


 福島第一原発 職員たちの「30周年記念文集」を読んでみたら、気持ち悪くなった (56)

〈ビキニ、チェルノブイリ、フクシマ 放射能汚染の現場を調査してきた〉ある老科学者からの伝言 (P21)

〈安斎育郎×小出裕章〉事故は必ずまた起きる。それでも動かす理由はなんですか 原発「全炉停止」に反対する人たちに告ぐ (P38)

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 小出裕章さんなどが、「ようやく」マスコミ各社に登場するようになりました。原発推進の御用学者の嘘学説を一般市民がまったく信じなくなりましたから。当然でしょう。
 
 国会証言もされたそうですが、政府も東京電力も小出さんの話をもっと虚心坦懐に傾聴すべきであると思います。

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「人生主義」福井照・著を読んで

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「人生主義」福井照・著(2007年)を、ブックオフで105円にて販売されていたので購入しました。結構中身のある分厚い本でした。よくある政治家の「自慢話」ではなく、衆議院議員福井照氏の世界観・都市観が表現されていました。

「フィンランドですが、読解力を身につけさせた結果、人口600万足らずにもかかわらず、現在は携帯電話のノキアや無料のソフトウェアで有名なリナックスなど、ハイテク産業を中心とした工業先進国へと急激に発展をとげました。」(P30)

「日本語は曖昧な言葉だと言われますが、「住み分ける」という言葉を英語にもフランス語にも翻訳できないそうです。  中略。。「徳」という言葉もお金のあるなしに関わらず人に尽くし、社会に奉仕するということで、そうした概念は英語にもフランス語にもないそうです。」

 福井照氏は都市計画の専門家だけあって、クルチバシ市(ブラジル)、ポートランド(アメリカ)、チョンゲチョン(韓国・ソウル)や富山市のライトレールなども取り上げています。

 なかなか中身のある著作でした。

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2011.05.23

入梅は近い ゴーヤさんは超元気です

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 昨日ゴーヤさんの芽が出たということを報告しました。今日は雨のせいか、ゴーヤさんが勢いがありますね。

 今日南九州が入梅宣言。明日あちりは高知も入梅しそうです。じめじめ、むしむしはゴーヤさんは大好きです。25日は高知市役所の環境政策課が、ゴーヤの苗とプランターと土、ネットなど一式をくれるそうです。公募していたので一式いただけるそうです。

 3年前からまじめにゴーヤを植えています。今年は「節電」ムードなので、より一層力を入れないといけないですね。

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独裁者の命運は

 年明けから、中東と北アフリカの独裁国家が揺れている。最初に倒れたのはチェ二ジアの独裁政権。次に倒れたのは30年独裁政治をしてきたエジプトのムバラク大統領。退陣に追い込まれ、巨額の海外資産は凍結されている。

 40年リビアを統治してきた独裁者カタフィ大佐は多数の国民が離反し、内乱状態に。事態は簡単に収拾しない。

 強権的な独裁者は末路が哀れな人が多い。イタリアの独裁者ムッソリー二は、反政府パルチザンに捉えられ処刑された。ルーマニアのチェウチェスク大統領もまた国民の反乱で捕らえられ処刑された。

 開発独裁で韓国を経済発展に導いた朴大統領も暗殺されました。ムバラク・エジプト大統領の前任者であるサダト大統領も暗殺されました。独裁者で円満に引退し、余生を後任者に影響力を残しながら上手にリタイヤすることは難しい。

 その点1959年から1990年までシンガポールに首相として君臨したリクアンユー氏は珍しい事例ではないでしょうか。

 後は台湾の李 登輝氏ぐらいのものでしょうか?

 日本でも開発独裁を推進していた大久保利通も暗殺されました。

 北朝鮮の金正日はどうなるのでしょうか?

 歴史を振り返ってみても、独裁者がすんなりと権力を禅譲しないのは、「末路」を知っているからでしょう。潔い独裁者はほとんど存在しないということです。
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 2人の大物独裁者の末路もまた哀れでありました。

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2011.05.22

ゴーヤの芽が出たのでは?

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 先日種蒔きした、2011年度のゴーヤさん。昨年収穫した実から種を取り、冷蔵庫で冷蔵していました。撒く前に水に浸し、撒きました。撒いたのは5月12日でした。

 今日の高知は最高気温が27度とか。湿度は90%!ゴーヤさんの大好きな環境に今日の高知はなっています。日本列島に東西に善戦が停滞しています。これは「梅雨前線」かもしれません。来週はすべて雨の予報ですから。

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蒸し暑く入梅したような天気です。

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 今日の高知市はどん曇り。天気予報は雨ですが、朝からは降ってはいません。しかし気温が高く、湿度は905あるので暑いこと。Tシャツで過ごしています。

 父の好きなゴルフ打ち話し場へ行きました。さすがに暑いので、上着を脱いで玉を打っていました。写真ではわかりませんが、天井の扇風機が回っています。いよいよ夏が近づいてきましたね。

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 父はむくみが取れたせいか、体が軽いようです。玉がまっすぐに飛んでいました。足腰がもっとしっかりすれば、もっと飛ぶと思いました。

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マスコミは自己批判をしない装置なのか?

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 最近マスコミ各紙でこの種の「東京電力批判記事」を見かけるようになりました。「ようやく」という感じでしょうか。この記事は地元紙に大きく掲載されていますが、共同通信の配信記事であると思います。

 記事によると東京電力は表向きでは90億円の広告費用ですが、実際には250億円が使われていたとか。ある評論家によれば、わずかなTV出演や評論文を書いただけで、法外な出演料や原稿料が支払われたとか。それを「口封じ」であるという言葉が、最近ようやく登場するようになりました。

 東日本大震災前のTV番組で歯、午後10時過ぎではどのチャンネルでも電力会社関連のCMがやたら多いと感じていました。オール電化住宅や原子力発電は二酸化炭素を出さない環境にやさしい発電です。というCMが流れていました。新聞各紙も似たようなものでした。

 それがここへきて、いっせいに東京電力批判に。なんだかおかしい。「金の切れ目は縁の切れ目」なのだろうか?

 地域独占企業である電力会社が莫大な宣伝をする必要性はどこにもないのに、それをいけしゃーしゃーと広告料としてもらっていたTv局や新聞各紙には自己批判という言葉はないらしい。呆れます。

 確かにいまさら「節電CMは必要ありません」。広告宣伝は一切やめて、原発災害罹災者への救援にまわすべきであるとは思います。マスコミもいままでもらっていた東京電力からの広告費分は義捐金で出すべきでしょうに。

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実名投稿サイトの検証

Facebook


 フェイスブックは「実名投稿」のSNSです。これは良いと思います。昨今のやかましいほどの「個人情報保護」の動きには辟易していたからです。

 既に10年ほど前から、子どものクラスの保護者名簿の電話番号が記載されなくなり、「連絡網」すらなくなってしまいました。世の中が、「つながりを断絶する」方句へ、方向へ向かっていました。それは今でも進行中なのです。

 私は2004年1月1日に個人ブログをはじめて7年を経過しました。

けんちゃんの吠えるウォッチングーどこでもコミュニティ双方向サイト

 しかし高知県においては、ネットの力は未だに微弱です。さしたる社会的な影響力はありません。

 2001年に開設した「けんちゃんの吠えるウォッチング」という個人ホームページには、高知新聞社への挑戦と高らかに宣言していました。


 しかしそれは未だに全く達成されていません。自分のブログに記事を書いても、読んでいる人は県内にはたくさんいるわけではありません。

 むしろ高知新聞の「声・ひろば」という読者投稿欄へ投稿し、500字の文章が掲載されたほうが、はるかに社会的な影響力があります。「読んだよ」と各年代の人達に話しかけられるからです。

 フェイスブックが日本でどれだけ発展するのかどうかわかりません。今のところ熱心な利用者は観察してみる限り、プロの人たちで、講演なんかをしている人が多いようですね。スマートフォンから常時閲覧して投稿しています。

 「いいね」や「コメント」を入れている人も講演者の「弟子」の人たちのようです。

 フェイスブックにおいては、わたしは「異端」なのかも知れません。思いついたら、仕事の合間に「寸暇を惜しんで」投稿しているからです。現在私はスマートフォンを所有していませんから、その頻度はたかが知れています。

 「書く」行為自体は苦痛ではありませんので、思いついたらすぐ書いているのです。
ただ現状ではフェイスブックは、「使い勝手が悪い」箇所も随分あります。特に「ファンページ」。ためしにこしらえましたが、更新を怠っているうちに削除されてしまいました。

 それと「BADOO]というのはなんでしょうか?女性の顔写真がやたら出てきます。「出会い系サイト」なのでしょうか?これもフェイスブックのサービス機能なのかどうかわけがわかりません。

 電通とフェイスブックが提携したようです。そのことでよくなるかどうか不明です。電通なんぞが介入してよくなったという事例をわたしは知らないので疑問です。

 2ちゃんねるとかMIXIとか、匿名サイトが全盛の日本。ああいう「落書きサイト」を閲覧する暇も時間もありません。フェイスブックが期待どうり成長するのか、それとも単なる広告媒体の「うざったい」SNSで終わるのか。これからでしょう。

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2011.05.21

どん曇りのセーリング

 今日は朝1番は父を連れて腎臓専門医へ行きました。診察の結果は「むくみもとれいいですね。これなら少し診察の間を空けましょう。月曜日に来週来ていただいたら、次は木曜日という具合に」と経過は良好らしい。気分よろしく帰りました。

 それで今日は、うちの息子と保育園ー小学校ー中学校ー高校と一緒でありました吉村光司君がゲスト体験者。1994年に「中学生のためのヨット教室」(リンク記事は1989年の第1回目。次年度からは夜須町教育委員会主催で1泊2日のコースでした)に参加して以来の17年ぶりのセーリングとか。「是非乗りたい。」と言われるので、今日来ていただくことになりました。
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 到着すると夜須も今にも雨が降りそうなどん曇り。急いでぎ装をしました。ハーバーにはシニア・ヨットクラブのメンバーの楠瀬さんがおられました。「先週の2日間のヨットレースで腰が痛くなった。今日は乗れないので」ということでした。でも光司君にぎ装を教えていただきました。
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 写真はセール(帆)にパテンというプラスチック製の骨部分を差し込んでいます。差し込み方にもコツがあります。そのあたり楠瀬さんが丁寧に指導していただきました。ヨットのハーバーではこうした世代間交流ができるからいいですね。
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 それで出艇前にハーバーで記念撮影をしました。わたしも撮影してもらいました。
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 そして出艇。最初は私が舵を持ち、沖合いへ行きまして、光司君と交代しました。今回の目標は「気持ちよく帆走すること」「目標に向かって帆走すること」「風上側にタック(方向転換)すること」でした。高知大学ヨット部の練習海面を大回りして、光司君にティラー(舵)をもっていただいてセーリング体験をしてもらいました。
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 久しぶりなので、ブランクはありました。でもすぐに慣れてきました。次回は1人でセーリングすれば、セーリングの理屈が体でわかるでしょう。こればかりは自分の体で海で体験していただく以外にはありませんから。
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 17年ぶりでしたが、気持ちよくセーリングしていました。結構ヒールして、スピード出して帆走していましたので、前に座りマストにしがみついての撮影でしたので、海上でのセーリングの写真はこの2枚だけです。

 1時間40分程度のセーリングしましたね。ぽつぽう雨が落ちてきたこともあり、ハーバーへ上がりました。昼から出艇しようという人がいたので、お昼を買出しに行きました。海の駅クラブでランチしていると雨が本降りになりました。高知大学ヨット部も次々と着艇していました。

 片づけして体を洗いました。吉村光司君は、今日YASU海の駅クラブの会員になり登録していただきました。来週は、会員海体験があり、その後は総会、懇親会とあります。お天気であれば朝から晩まで夜須で一緒に遊べるのです。息子と同年代の若い海の仲間が出来てとても嬉しいことです。

 雨の予報を覆し、しっかりセーリングが出来ました。これは光司君の人徳でしょう。帰りは雨模様でしたから。

 来週は是非晴れていただきたい。そしたらヨットもカヌーも体験できますので。

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”排除”したがる人達

 最近面白い現象に遭遇しました。
 2週間ぐらい前にはじめた「フェイスブック」というSNS始めたばかりの頃に相手側から「友達になる」申請が来ました。知らない人ではないし、こちらも始めたばかりで大歓迎。即承諾の返信をしました。

 フェイスブックには「ニュースフィード」という「友達」になったもの同士の共有掲示板があります。投稿するたびに掲載します。その人はスマートフォンを持ち歩いているらしく、頻繁に投稿されていました。

 ところが・・・ 最近投稿を見ないな。と思っていましたら、なんとその人の「友達」からわたしの名前が削除されていました。なんだか釈然としませんね。向こうから友達になりたい。と申請してきながら、こちらに何の断りもなく、友達を削除する。

 ドライといえば、ドライ。身勝手と言えば身勝手。それがフェイスブックの自由さ。といえばそれまでですが、その人の「身勝手さ」「独善性」を思い知りました。こうした行為でその人の人間性まで公開されるので、面白いといえば面白い。

 市民運動分野でも、ささいな言葉の行き違いを捉え排除したがる人達が実に多い。滑稽だった出来事がありました。わたしは「個人ブログ記者」と勝手に自覚し実際に行動しています。ある市民集会での出来事。

 講演会の講師の講演の様子の撮影や、聴衆の様子も無作為に(特定の人を撮影したわけではない)撮影し、翌日講演の内容を記述し、写真も添付し私の個人ブログに公開しました。

 そしたらとんでもない剣幕で呼びつけられました。

「あの集会は反体制的な集会です。来る人は決死の思いで来ています。聴衆を勝手に撮影し、ブログに公開されたら公安警察に情報提供しているようなものだ。」

「個人情報の保護と言う観点もあるし、個人の肖像権もある。勝手に撮影しブログに載せるのならグループへの出入りもしないでほしい。」と除名勧告まで出ました。

 大変微妙な問題も含んでいるし、わたしの行為が全面的に正しいか、間違っているかは議論の余地はあるでしょう。でもその市民グループは「問答無用」の「排除の論理」で押し出してきました。

 誕生当初から数年の関わりがあり、わたしなりの懸命のサポートや支援もしてきたはずですが、言い訳は一切許されず、一方的に排除されたのです。

 多様な市民運動標榜していますが笑止千万ですね。日本の社会運動が広がりがないのは、こうした主催者側の多様性や異質の意見を絶対に認めない偏狭さがあるでしょう。

 わたしも大人ですので表立っての非難はしません。そのグループを「卒業」したと称しています。しかし彼らが過ちを認め自己批判をしない限りは、絶対に許しません。敵対はしませんが、心を許さない姿勢は堅持します。

 考えて見ますと、まちづくりのグループにも「異を求めない」「異見を認めない」ことが多いようです。だから盛り上がらない。

 日本の社会や文化は「多神教」で異論を認めること。意見の異なる相手の存在を認める文化があったはず。原理主義的に排除したがる人達が、いろんな場所でいかに多いのか。

 最近の日本は「停滞している」と各方面で言われていますが、「さもありなん」と私は思います。

それは「多様性を認めない」「余裕のない人達」が多くなり、ストレスを溜め込んでいるからでしょう。

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2011.05.20

やはり低地に住んではいけない

  土佐の森救援隊の事務局長である中嶋健造さん。このところ岩手県の罹災地支援に行かれていたとか。先日来られていたので、話を聞くことが出来ました。

「岩手のある町では昔の三陸大津波の教訓を生かし、村長が低地に家を絶対に建てさせませんでした。その後の村長や首長もその意思を継承し、高台への住宅建設をしました。低地には水田と畑しか立地できないようにした町は津波の被害を免れ、犠牲者はいませんでした。」

「やはり低地に住宅は建ててはいけないですね。

 そういえば僕が住んでいるいの町の天王団地。最近空き地が埋まって家が建っています。売り家と書いている家も売れていますね。東日本大震災の影響が高知でも現れたんでしょう。」とか。

 仁淀川町と二葉町の交流会の発案者です。『低地に住んではいけない」という言葉は、罹災地を実際に見てきただけに説得力がありますね。かといって移転する費用はわたしにはありません。罹災地の現実の重みが覆いかぶさって来るようです。
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 1946年の昭和南海地震では二葉町を含む高知市下知地域は1メートルの地盤沈下。3ヶ月は浸水していたと体験者に聞きました。今度の南海地震では2メートル地盤沈下し、1年以上は長期浸水すると言われています。仕事も生活も二葉町ではできません。

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ブログの記事が7000を超えました

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  2004年1月1日からはじめたこのココログのブログ。「けんちゃんの吠えるウォッチングーどこでもコミュニティ双方向サイト」などと、訳のわからない長たらしいタイトルでありました。

 昔縁があって高知シティFMというコミュニティFM局にて開局日から2003年3月まで「けんちゃんの吠えるウォッチング」という番組をやっていました。続いて2003年4月~2006年3月まで「けんちゃんのどこでもコミュニティ」という番組もしていました。休日は番組制作と、後でのホームページ作りで忙殺され、2度もひっくり返るせわしさでありました。ブログはその最中で登場し、ラジオ番組は2008年11月で終了しましたが、ブログはその後も書いています。

 長たらしいタイトルも、後から変更すればとも思っていましたが、文章を書くことが好きなので。ある意味「どうでもよくなりました。」

 それにしても雑文を7000も書いたものですね。このところ1日に3回は書くぞとしているのですから、このままそのページ配分が続けば、あと333日、約1年で1万記事を投稿することになります。でもそれに意味があるのか?

 それは深く考えずに書き続けています。やはり1番の読者は自分です。そのときそのときの思いを書いて、記録に残す。またブログの記事がきっかけになって思わぬ交流があったりします。それがまた面白いのです。

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2011.05.19

季節は確実に梅雨に近づいています


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 朝の散歩コースで見かけました。梅雨時に咲くアジサイがもう咲いています。まだきれいに咲いていませんが、アジサイが咲くということは、季節は間違いなく進展しています。アジサイがきれいにさくということは入梅だからです。
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 ご近所の家主が長期不在の家。バラがきれいに咲いています。バラという花は手入れをしなくても、きれいに咲くものですね。

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 手入れをしないということであれば、解体した家屋の跡地。売り地と書いてあります。何の花なのかわかりませんが、こちらも「勝手に」咲いています。

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年次改革要望書による風景

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 アメリカによる日本改造計画は、こと細かく日本社会をアメリカ資本の活動しやすいように改造(改悪)するためのものでした。

 こと細かく、上のコピーでは情報通信分野、医療薬品、金融、流通、郵政民営化問題など実に細かい。相互協議の体裁だけは装っていますが、一方的に日本側が「強要」される義務のような性質をもっています。実に屈辱的な内容ではありませんか。

多数の要望の1つに「大規模小売店法」の廃止と改悪がありました。

 その結果2001年ごろに高知市にも,旧シキボウ高知工場跡にイオン・モールが出来ました。その結果はどうなってしまったのか?
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 安芸市と須崎市までの周辺部商店街は、壊滅しました。また高知市の多くの商店街も「シャッター通り」になってしまいました。

 多くの雇用が失われ、地元への経済波及効果はマイナスになりました。「イオンの1人勝ち」だけが結果として残りました。地元経済には何もいいことがありません。

 たまにしか見ない映画も、イオンのなかにあり、やかましいスーパーの店舗を通過しないといけないから、興ざめですね。嫌な空間です。+テックの安普請の空間は大嫌いです。
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 誰かが「ファースト風土」と名づけました。香南市の中心が野市と言いますが、ハゲタカ・スーパーや商業店舗だらけで、町の特色は全然ありません。風情が全くない街です。香南市の中心とはおこがましい。

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 小泉内閣時代に、劇的に「日本改造」は進展し、「労働者派遣法の改悪」「医療制度の改悪」「社会保障費の削減」などアメリカの言うままに「構造改革」なるものを行った結果、日本は物凄い格差社会になりました。

 まさにマッド氏が指摘されたように、アメリカの属国化が推進されたのです。

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2011.05.18

「拒否できない日本」を読んで

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 図書館で借りて読みました。「拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる」(関岡英之・著・文藝新書・2004年刊)は、その前に、「アメリカの日本改造計画」(イースト.プレス2006年刊のなかで、小林よしのり氏と関岡英之氏との対談があり、筆者の調査力と研究力に感心した事からでした。

 本では北京での建築家の会合から始まります。アメリカの建築学会と中国とが合意し,アメリカの仕様で中国の建築市場が開放されるという画期的な事件に筆者が遭遇するところから著作は始まります。この結果日本は巨大な中国の建築市場からほぼ締め出されることになったからです。

 関岡氏は慶応大学を卒業、東京銀行で証券部や北京視点等で14年間勤務し退職。早稲田大学大学院で建築を学んでいました。その経歴から冒頭の著述になりました。

「アメリカが自国のルールを「グローバル・スタンダード」と称して国際的な統一ルールに仕立て上げ、そのルールに踊らされた結果、日本が国際市場から撤退を余儀なくされる。
 
 どこかで聞いた話だ。銀行業界に長年身をおいた私にはすぐピンときた。

 これは金融でやられたのと同じ手口だ。」(P28)

 「アメリカと言う国は国際標準を制することの戦略的な重要性を知り尽くしている。」(P28)

「はやばやと布石を打っていく先見性、他の国を率いて目的を実現していく」(P32)

 WTOと言えば、日本では「米問題」に特化して語られるようです。しかしアメリカは「金融、情報通信、先端技術などの業界があげて駆け引きしている」のです。

 最近話題の「TPP]などもすべて「アメリカが有利になる通商協定」の公算が強いと思われますね。

 筆者はアメリカの手口に驚嘆し、呆れ、また日本の無為無策さを嘆いています。

「これまでわれわれは、世界第2位の経済大国という看板に慢心し、ただひたすらにアメリカに追随することだけで、大過なく過ごしてくることができたため、アメリカ以外の国々との連携や国際世論の多数派工作によってアメリカを牽制する、などといった発想に乏しかったのではないか」(P96)

 アメリカのあつかましさ、用意周到さはこんなことだけではないようです。

「日本の法改正や制度改革の決定プロセスには、アメリカの介入を許すメカニズムが存在しているのかもしれない。

 建築基準法の改正を提言した答申書を隅から隅まで読んでいても、アメリカ政府が介在していることなども、もちろんひとことも書かれていない。

 法改正のニュースを伝えた新聞報道でもいっさい触れられていない。

 当のアメリカ政府自身が公式文書で堂々と公表しているのだから。」(P50)

 それは「年次改革要望書」というものであります。著者が言うようにアメリカ大使館のホームページ(日本語版)にちゃんと掲載されています。

 アメリカ大使館 「年次改革要望書」 

 呆れる「親切さ」というか「おせっかい」ぶりです。

 2003年の宮沢政権時代にクリントン大統領から突きつけられ、政権が共和党に転換してもずっと日本社会をアメリカ企業が参入しやすいように「構造改革」するためにしてきたようでした。

 日本社会特有の「建設業界の談合」なども、「アメリカの指摘は、族議員、監督官庁、業界団体が三位一体となった不透明で腐敗した日本の構造問題を鋭くえぐりだして日本の消費者や国民の前に明らかにした」(P64)というが、

「アメリカ政府は日本の消費者の為に働くわけがない。」(P649であり、「アメリカ政府井は日本国民の利益を強調するが、実はアメリカの選挙民、スポンサー企業のビジネス。チャンスを拡大するため」(P66)に行っているのです。

「建前としては相互通行の対話という形を取っているものの、本音としては米国(政府だけではなく広義に、議会、産業、報道関係、世論まで含めて、できる限りの変革を(米国ではなく)日本が行うことを期待しているのであると明言している。(P67)

 関岡英之氏は「アメリカによる日本企業の破滅のシナリオ」をこう書いています。

1)時価会計主義導入による企業の破局へ追い込む

2)公正取引委員会による不正摘発(アメリカの支援策)

3)アメリカ型組織の導入(社外取締役など9

4)訴訟社会の推進

 「アングロサクソンの思考回路は、なんでも都合のよいように解釈し、常に自己を正当化しながら、”正義”の名の下に実力行使に及ぶことができる。」

 アフガンやイラク戦争はまさにその理屈で正義を振りかざし戦争を引き起こしました。

「おそらくその根拠には。アメリカ文明こそ、世界に広めるべき普遍的な価値があり、日本その他の非アメリカ文明は当然これを熱烈に学び、ありがたく享受するべきだという、宗教的といえる信念があるのだろう。(P185「厄介な隣人アメリカ」

 日本は独自性にもっと自信をもつべきであると言います。

「日本の法文化には、前近代的なで非合理な否定すべき面も確かにある。その一方で共生や協調といった、これからの地球に生きていくということで不可欠な叡智を先取している。

 アメリカ人はそういう目で日本をみようとしない。」(P186)

 引用が長くなりますが、大変大事なことを関岡英之氏は「あとがき」のなかで言われています。

「もし、「この国のかたち」を「法」という観点からあらためてみたらどうなるだろうか。その場合、「継承法と固有法」という法制史の考え方が参考になる。そのヒントを与えてくれたのは、山本七平の「日本的革命の哲学」(PHP研究所)という本である。

「ちなみに継承法とは外国から継承接受した法体系であるのに対し、固有法とは自国独自の倫理や慣習に則って編み出されたものをいう。

これを日本の歴史にあてはめてみると、古代の飛鳥・奈良・平安約600年間は、主として当時のグローバル・スタンダードであった中国の律令制度を導入した継承法の時代であった。

 一方、明治維新から現在に到るまでの百数十年間は連続して「欧米継承法の時代」とみることができる。そしてこのふたつの継承法の時代のはざまに、約700年の「固有法の時代」があった。」

「西暦1232年に鎌倉幕府の執権北条泰時は寛永式目(関東御成敗式目)を制定した。その頃、京の公家社会は中国から継承した律令体系で運営されていたが、貞永式目はそれをことさら参照することなく、当時辺境だった東国の武家社会の慣習を成文化したものだ。

 いわば日本固有の価値観に基づいて創られたものであった。そしてその後、鎌倉、室町から、安土・桃山、まで実に約400年間この国の基本法とした。」

「江戸時代は新たな国法として「武家諸法度」を制定したが、貞永式目はその後も徳川300年を通じて寺小屋の教本として命脈を保ち,庶民の心の秘奥に深く沈着した。」

「一方貞永式目の制定とほぼ同じ頃、日本の仏教界では大陸から招来した」旧仏教に飽き足らない想いを抱いていた法然、親鸞、道元などが独自の思想を模索して、やがて日本固有の鎌倉新仏教を誕生させた。

 当時の日本は決して世界から孤立していたわかではなかった。北条一族には、元に圧迫された宋の禅僧を三顧の礼をもって迎え入れる見識と開明性があった。」

「しかしこの時代の日本人は当時のグローバル・スタンダードを鵜呑みにせず、法にせよ、思想にせよ、自らにふさわしいものはなんなのかと、お自らにづさわしいものはなんなのかと、おのれの頭で必死で悩み考え抜いて、ついには他国に例のない独自の境地を切り開いたのだ。」

「この精神革命は日本人全体の創意にも大いなる刺激を与えた。自己の内面世界をひたすら凝視し続け、精神的探求を深め続けていった結果、やがて日本的個性が充満した、まごうかたなき固有の文化が開花した。

 世阿弥の能、利休や織部の茶、待庵や桂離宮などの建築、夢窓疎石や男小堀遠州の庭、光悦や光琳の書画工芸・・・。」


「中世から近世にかけての武家文化の時代は、左翼的進歩史観やも右翼的皇国史観からも否定的に評価されてきた。しかしこんにち海外の人々がその独自性に驚愕し、かけがえのない世界の至宝として賛辞を惜しまない「日本的なもの」がうみだされたのは、なべてこの固有法の時代に集中している。」

「ひろがえって、近代以降に日本が生み出したもので、世界遺産に匹敵しうるものを果たして幾つ挙げることができよう。現代に生きるわたしたちは、明治以降今日まで百数十年も続く欧米継受法の時代によって、かの輝ける時代から切り離されているのだ。かかる歴史の断層は、なにがゆえに生じたのか。」(P228)

そして関岡英之氏はこう最後に宣言します。

「欧米継受法の時代は近代化の方便として確かに一時期必要だった。しかしいまや右肩上がりの成長は終わり、わたしたちに富をもたらせた近代産業は、生産コストの安いアジアの国々に次々ととってかわられている。

 経済神話が色褪せてもなお、わたしたちが国際社会で生き残り、なおかつ敬意を払われる存在であるには、日本人にしか生み出せないものとは何か、日本のオリジナリティとユニークネスとは何なのかがますます問われるだろう。」

「これからのわたしたちに必要なのは、真の個性と創造力だ。そのために「内にこもれ」ということではない。

 「日本的なもの」を開花せしめる土壌となった日本固有の「法」を復興せせよ、あるいは武家文化の原理に回帰せよ、などと短絡するつもりはない。

 だからといってわたしたちを真の創造性に開眼せしめて源泉が、固有法の時代の日本人の精神、すなわち他者に囚われず、徹底的に自己と向き合い、内発的な価値に導かれながら、おのれの頭で考え続ける精神の営みであったという、わたしたち自身の歴史的経験をもっと思い出そうではないか。

 日本人自身の未来の為に、日本人自身の頭で考え、日本人同士で意見をぶつけ合う。その千載一遇の機会が、ついにいまめぐってきているのだ。」(P229「固有法時代の日本的なるもの」)

 わたしよりも8歳も年下の筆者に教わりました。その博識と知恵には敬意を表します。

 あらためて2004年当時MAD・アマノ氏が、当時の首相小泉純一郎を「アメリカの手先・売国奴」と茶化した本当の理由を始めて知ることができました。

 日本人はアメリカの洗脳が解けたときには、苦しい「禁断症状」が出るでしょう。でもその「毒素」を体のなかから抜け出せないと、独自の日本の文化も独自の日本の発展もありえないからです。
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2011.05.17

今週の”野良犬メディア”も原発災害特集

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 週刊現代5月28日号もまたげ原発災害特集が組まれてあります。「真実の1部しか伝達しない」傾向が強い大手メディアのTV局や新聞よりは、「ほんまかいな」という読みたい記事が、記者クラブに入っていない(たぶん排除されている)野良犬メディアだからこそでしょう。

 今週号の週刊現代も気合がなかなか入っている。内容については「見出し」に要約されています。

結構フリーの記者が気合を入れて「取材をしているようですね。詳細な情報もありますから。


【全国民必読】21世紀日本の選択〈浜岡停止の次は敦賀、玄海、伊方・・・。この国の原発はすべて止める〉さらば原発 これでいいのだ (P39)
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〈国民にはとても言えない〉スクープ 東電内部文書入手!「フクシマは止められない」 (P40)

〈「福島第一原発」生みの親〉東電元副社長が答える「東電の失敗――安全よりコストとメンツを優先してきた」(43)
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 これなんぞは「ざんげ」の記事の1つでしょう。高収入があったひとでしょうから、原発被害者へ東電OBより義捐金をおくるべきでしょう。安全性をまったく無視した体質であった。関西電力と安全を無視した「原発1番のり競争」をしていたとか。国民不在の話の連続でした。


〈実はこんなに高い〉公式発表は「低く出る」よう細工をしていた あなたの町の「本当」の放射線量 (P46)
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〈三宅久之×田崎史郎〉全電源喪失した菅内閣 (P50)

 官房機密費をいただいていた三宅久之ごときが、いまさら何を吠えようが、国民注視の言動ははかないとは思います。

〈佐野眞一〉福島第一原発の罪と罰 (P58)


〈徹底追及〉国民の命と安全を何だと思っているのか 水産庁「魚は安全」捏造していた (P54)

〈フクシマの責任はあなたたちにもある〉原発を推進した裁判官たちへ(P166)

いつ届く 孫正義の「義捐金100億円」〈発表から1ヵ月半が過ぎたのに1円も入金してなかった〉 (P170)


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 もう1つの野良犬メディアの週刊ポストはどうなったいるのでしょうか?こちらは「原発災害」特集は現代の半分程度のようでした。週刊現代を「煽りメディア」と批判し、野良犬でもうちは冷静な野良犬と言い切る週刊ポストです。

  菅首相が浜岡だけ停止したのはパフォーマンスと決め付け罵声を浴びせている。ならばどのような方法があるだろうか?野良犬が原子力発電推進派の番犬になってはいけないと思いますね。

 ポストは巻頭グラビアで世界の性描写特集をしたりしていて、面白いぶぶんもあります。両誌ともにトーンが違います。

 あいかわらず政府や原子力保安院や東京電力は信憑性のない情報を小出しにして出しています。現在は6つの福島第一原子力発電所の原子炉のうち、3つは炉心融解(メルトダウン)しているようです。懸命の沈静化作業にもかかわらず原子力発電の暴走は止まらない。

 やはり稼動中に停止するしか方法はないようですね。


卑怯者宰相・菅直人よ、ならば全原発を止めてみせろ (P32)
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〈怒りの2大内部告発〉見殺しかよ! (P37)

(1)福島第一・吉田所長も希望した作業員の「白血病対策」が潰された


(2)とうとう「敵前逃亡」まで出てしまった自衛隊“決死隊員”の軽すぎる人命

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それでも海辺の民は「津波の海」との共生を選んだ (P40)


幻の放射能除去装置開発「オメガ計画」があった! (P42)

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年に1度の健康診断へ行きました

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 今日は年に1度の健康診断の日でした。高知検診クリニックへ午前8時過ぎにいきました。あらかじめ収集した検便と調査票を持参しました。

 あいかわらず大勢の人たちが来ています。採尿、採血、血圧測定、聴力検査、胸部レントゲン、胃のレントゲン、身体検査に視力の検査。心電図、医師の問診がありました。

 大雑把な検査ですが、とりあえず異常はありませんでした。ウエストが昨年より2センチ細くなっていました。

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連合赤軍と新自由主義の総括 素案

1)ベースにある1神教であるキリスト教世界観の毒素の検証

  共産主義も1神教的な、世界観に基づいている。
  レーニンの考案した「民主集中制」は、秘密警察と強制収容所、言論抑圧、検閲がセ  ットになっている。

2)身勝手な市場原理主義の検証

  「プロテスタンチズムと資本主義の精神」を逸脱した市場原理主義こそ、人類破滅の
  原理である。

  小さな政府の幻想。減税は新たな搾取形態とセットでなければ実現できない。」

3)「自由」を標榜するアメリカ帝国主義の検証

  GHQによる敗戦日本に対する検閲体制の検証。いかに自主規制が確立されたのか。

  「親米愛国」「親米反戦」は理論として成り立たない。

  米国ー官僚(親米派官僚)ーマスコミ(GHQの自主検閲を規範とする連中)の
  三位一体の親米従属国家体制の検証。


4)日本史の再検証 

  何故戦前の日本帝国は破滅したのか?世界観の誤りと戦略の検証。


5)1神教国家の世界制覇の危険性 (アメリカVSイスラム原理主義の戦争)

  アメリカ・ロシア・中国・英国・フランスを加えた国連常任理事国では世界平和を
  担保することは出来まい。1神教国家の破綻。

6)多神教国家による世界平和(対立の解消策)

  日本とインドを基本ー基礎とした「他者の存在を認める」寛容な世界づくり

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2011.05.16

「中国を拒否できない日本」を読んで

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 「中国を拒否できない日本」(関岡秀之・著・ちくま書房・2011年刊)を読みました。課題図書の5冊目でありました。2週間に5冊というのはきつかったです。筆者は「拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる」の関岡英之氏。アメリカに続いて、中国とどう向き合うかの指南書でありました。

 今年の1月に発刊されていることもあり、昨年の尖閣沖での中国漁船の巡視船への体当たり攻撃事件のこともあり、時期を得た出版物ではありました。

「日米同盟は必要だが充分ではない。これを補完する新たな戦略が、わが国には必要である。

 尖閣諸島を巡る中国漁船衝突事件の顛末は、日本が期待するほど米国が日本防衛に最優先で取り組んでくれるわけではないこと、日本はいよいよ自立を模索しなければ国家として立ち行かないところまできていることを、私達に日本人に気づかせてくれた。この点でもまた、頂門の一針であった。」(P45)

 経済成長が著しい中国は、最近外交戦略を大きく変更しています。それは露骨に「膨張政策」を実行し、それを国家戦略として押し出してきていることです。

 関岡氏はそのあたりを詳細に解説しています。見出しだけを追いましても中国の戦略がよくわかります。

「治外法権化する中国」「法律戦・心理戦・世論戦」「利害が一致する東南アジア各国と連携せよ」

「内なる脅威と化した中国のヒト・モノ・カネ」「人権思想の本家フランスの惨状」「チャイナマネーで買われる日本の企業・日本の国土」

「中国の戦略、その内在的論理を読み解く」「ウイグルの教訓」「インドシナ半島をめぐる中国の動き」「超限戦の理論」

「汎アジア原子力地政学の試み」「レスターブラウンの予言」「中国に横取りされたイランの油田」「信用できない資源大国ロシア」「日本とインドの深い絆」「インドにできたことがなぜできないのか」

 尖閣諸島沖での中国漁船による衝突事件。「軍そのものは関与していない。だが、中国側はこれを「戦争」とみなしていた。」(P143)


 無能な菅内閣は当時「戦略的互恵関係だ」とかたわ言を繰り返し、無条件で船長を釈放。船長は「勝利集会」に喜喜として出ていました。危機感を感じた一色海上保安官が、ユーチューブに詳細な衝突場面の動画を公開。これにより中国の罪状が全世界に公開されました。

 ただ筆者の考えの中に国家戦略として原子力政策が盛り込まれている。それによりインドとの連携、中国周辺国であるモンゴル、ベトナム、インドなどとの連携強化を主張しています。

 そのあたりは(?)ですね。周辺諸国とくに、インドとの連携強化、まさに戦略的互恵関係は重要です。ベトナム。モンゴルも大事です。朝青龍さんを大事にしましょう。
原子力の「核燃料サイクル」を重要戦略としていますが、核廃棄物施設も国内に建設できない状態での原子力政策の推進は疑問です。

 ともあれ「教訓本」としては良い本でした。

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2011.05.15

第3回龍馬杯ヨットレースINやす

 「第3回香南市長杯 龍馬カップ(オープン・ヨットレース)が、5月14日、15日の両日高知県香南市夜須沖で開催されました。

 その昔は「スプリング・カップ」ということで3月に開催(1989年以来)していましたが、3年前から5月開催になりました。ディンギークラス。フレンドリークラス(OP艇)などあわせて40艇のヨットが初夏の夜須の海を帆走しました。

 わたしは、昨日は父の治療のための病院通いがあり、その後は父の趣味のゴルフの打ち放しへいっておりましたので、行けませんでした。なかなかの強風で沈艇が続出したとのこと。それで今日はサポートに行きましたが、いつでも海へ飛び込め格好(といっても上半身はTシャツで、下半身はアンダー・タイツに合羽のズボン、上の合羽も持参しました。)
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 昔から深いつながりのある香川県の藤沢逸郎さんや、九富潤一郎さん20年前に「9707」のセールをいただいた中村和生さんも参加されておられました。
 
 国体で優勝経験がある九富さんは、香川県のジュニア・セーラーの世話役。OP艇のフレンドリー・クラスの海面のお世話もされておられました。
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 40艇のヨットが海へ出て行く光景はなかなか壮観でいいものですね。
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 ただ昨日と異なり今日は風が弱くなかなかスタートができませんでした。予定の10時より20分ほど遅れて、ディンギー・クラスがスタートしました。
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 風が弱いので、体重の軽い人は有利です。オープンレースで艇種を問いません。軽くて帆走性能が良いヨットは有利でした。みなそれでもすいすいと帆走しています。

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 OP艇の子供たちも巧みに帆走しています。さすがに高松の子供たちは上手い。
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 渡辺巌さんもレーザーでエントリーされ帆走されていました。
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 シニア・ヨットクラブでいつも帆走している高樽さん、渡辺さん、楠瀬さんもレースに参加され奮闘されておられました。
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 ゴール前の様子です。ここで着順を点検しています。
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 12時40分頃に片付けをはじめました。遠征して自分のヨットを車に積んでこられた参加者の皆さんは、それぞれのやりかたで積み込んでおられます。荷台に詰まれる人。2艇重ねて積み込む人など、それぞれです。
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 そして表彰式です。フレンドリー・クラスでは、1位から3位までB&G高松海洋クラブの子供たちが独占しました。やはり高松は帆走技術が高い。

 ディンギー・クラスでは、高松からこられた多田・割石組の2人乗りのテーザーがぶっちぎりの1位。昨日の強風でも、今日の微風でもまんべんなく結果を出されました。多田さんは60歳を超えたシニア。ベテランセーラーの実力です。
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 2位は夜須中学ヨット部OBの澤君がレーザーで2位。高知高専から現在は大塚ケミカルに勤務とか。ヨットは卒業後も続けておられます。3位は九富さんの息子さんで慎太郎君。昨日の強風下では1位に1度なっていました。

 そして参加者皆で記念撮影です。東日本大震災に負けるな日本!のぼり旗も見えます。
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 関係者の皆様お疲れ様でした。

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「日米開戦の真実」を読んで

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 「日米開戦の真実 大川周明著 米英東亜侵略史を読み解く」(佐藤優・著・小学館・2006年)を読みました。同じ日に大川周明署の「米英亜細亜侵略史」(1942年刊)を借りたので、その「参考書」として読みました。

 正確な現代語訳を著者はしてくれていましたので、読みやすかったです。大川周明という巨大な思想家、「埋もれた思想家」を発掘するのには適切な参考書ではありました。

 「参考書」という枠を超えて、佐藤優氏の解説と意見も読むに値しました。

 歴史や政治を解析するためには、「地政学」をよく理解しないといけないという文言がたびたび出てきます。

 現在に通じるアメリカの本質について、大川周明は「アメリカの二重外交」として見抜いていました。まとめてみます。

アメリカ 

 第1次世界大戦が変質の契機。「戦争はアメリカの自尊心が許さない」と孤立主義を標榜していましたが、連合国側の勝利が確定するや、「自らの利権拡大」のために変身。「自由」「独立」の道義国家アメリカが、帝国主義国家に変換していきました。

日本

 明治維新時の「道義国家」が。1920年代の普通選挙制度、腐敗政党と、財閥の利権。堕落国家に日本はなってしまった。大川周明は「国家改造」を企てます。

もともとアメリカは有名な「モンロー主義」があり、自国の裏庭である南北アメリカ大陸諸国への干渉や働きかけを排除するかわりに、他国のことにも不干渉が原則でした。

 それが第1次大戦が終結したことから、覇者の英国に成り代わろうという行動が目立つようになりました。

「アメリカは本音(帝国主義)と建前(道義)を使い分ける二重構造(ダブルスタンダード)は、道義国家である日本には受け入れられないと大川は考えた。」(P135)

 民族自決を標榜したウィルソン大統領の提唱で国際連盟は発足しましたが、当のアメリカは加盟しませんでした。

 国際連盟は、日本が提唱したアジアやアフリカでの人種差別の禁止要項はにべなく拒絶しました。(白人欧米クラブだから)

アメリカは国際連盟には加盟せず、でもその機能は利用し、満州国の調査を行い、満州国独立を国際連盟は承認しませんでした。日本はその結果を不服として1933年に国際連盟を脱退します。

 大川周明は「アメリカという病理現象を治癒することが日本の使命である」ことを言っています。

 佐藤優氏はこう記述しています。

「筆者は見るところ、大川は軍事行動で日本がアメリカやイギリスに勝利することは不可能と考えていた。

 むしろ戦争を契機に日本国家、日本人が復古的改革の精神で団結し。アジアの同胞から信頼され、新たな世界をつくる世界システムを作る端緒を掴めば、そのときに軍事力以外の力でアメリカ、イギリスとの折り合いをつつけることができる可能性があるという認識をもっていたのではないかと思われる。」(P139)

 また佐藤氏は大川の能力を以下の点からも高く評価しています。

「国際問題を論ずる識者は、理念先行の非現実的平和主義者と、国家の軍事力や経済力だけに目を奪われ、道義性を冷笑する力の論理の信仰者の陣営に分かれがちであるが、大川はそのどちらにも属さない。

 道義性とリアリズムを大川なりの方法で統合しようとしているのである。」(P140)

 しかし大川周明にも限界がありました。佐藤氏の解説は的確です。

「大川の限界は米英東亜侵略史の後半部分で明らかになる。近代化において欧米列強の植民地にならなかった日本は、中国を含むアジアの諸民族国を植民地のくびから解放しようと真摯に考え、行動した。

 しかし、後発帝国主義国である日本は基礎体力をつけなくてはいけない。そのために、期間を限定して、アジア諸国を日本の植民地にすることは止むを得ないと考えた。ここに日本人の民族的自己欺瞞は忍び込む隙ができてしまった。

 あなたを痛みから解放するために、あなたを一時的に痛みを加えます というのは外科手術が前提としている論理であるが、これを国際政治に適用した場合、痛みを追加的に加えられた民族にその理由は理解されないのである。」

「イギリスのような老獪なな帝国主義国は、植民地住民の人権などははじめから考えておらず、また植民地は帝国を維持するために不可欠と考えていた。

 そのために植民地住民に対する圧迫をほどほどにしていた。相手にどの程度の痛みがあれば、どの程度の 反発があるかということを冷徹に計算していたのである。

 植民地支配の打破をを真剣に考えていたからこし、日本はアジア諸国に痛みを与えていることに気がつかなかった。ここに大川のみならず。高山岩男や田邉元といった京都学派の優れた思想家が落ちていった罠があったのだ。」(P141)

 また歴史において「もっとも競争に強い国は自由貿易を相手国に強要する」「19世紀のイギリスが提唱した自由主義。21世紀のアメリカが提唱している新自由主義(小さな政府)なども同じである。

 大川周明は多元主義者でもありました。

「社会主義革命はヨーロッパの精神的伝統から生まれた改革であるため、精神的伝統を異にする日本を含むアジアでは改革は自国の伝統を回復し、自国の善によって、自国の悪を克服することによってのも可能だとという信念をもつ大川は、社会主義をアジアの適用することに関しては批判的なのである。」(P237)
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 また佐藤優氏は、左翼イデオロギー(大ブント構想など)哲学者の広松渉氏の主張には注目していました。

「東亜共栄圏の思想はかつては右翼の専売特許であった。日本の帝国主義はそのままにして、欧米との対立のみが強調され、今では歴史の舞台が大きく回転している。

 日中を軸とした東亜の新秩序を!それを前提とした世界の新秩序を!これが今では日本資本主義そのものの抜本的統御が必要である。が、しかし官僚主義的な圧制と腐敗をと硬直化を防げねばならない。

 だがポスト資本主義の21世紀の世界は、人民主権のもとに、この呪縛の輪から脱出しなければならない。}(P250)

 広松渉氏が「大東亜共栄圏構想」を持っていたとは。驚きました。

 共同体論は核心をついていると思います。

「EUは中世から培われたユダヤ・キリスト教の1神教。ギリシャ古典哲学。ローマ法の三原理が一体となった「コルプス・クリスチアヌム」(キリスト教世界)という共通の土台があってはじめて出来たものだ。

 ローマ法を欠くロシアはEUの共通意識をもてないのである。

「コルプス・クリスチアヌム」に争闘する共通意識は東アジアには見当たらない。強いて言えば、新旧漢字文化圏というのであろうが、それは中華帝国に日本が吸収されることを意味するので、日本の国益に「合致しないと筆者は考える。

 かつて日本は、大東亜共栄圏という形で人為的に、共通意識の理念型を東アジアで構築することを試みたが、失敗した。この教訓からも学ばなくてはならない。

 筆者の理解では、地域共同体はには「共通意識の理念型」の要因と。「力の均衡の論理」の双方の要因が内在しているが、「共同意識の理念型」に軸足を置かない共同体構想は不安定だ。」(P256)

 大川周明は「やまとごごろによって、支那精神とインド精神を統合し亜t東洋魂である」と言ってはいますが・・・・。

 佐藤優氏は日本がおかれている厳しい現実を国民各位が凝視することから始まらないといけないと述べています。

「太平洋を挟んでアメリカという帝国を隣国にしてしまった運命を日本人は受け入れなければならない。その現実、あるいは制約の中で外交を展開することが日本の国益に適うと筆者は考える。」

 困難な道であるがこれしかないようにも思えます。

「対中牽制を睨んで日本の外交戦略を「力の均衡の論理」に基づいて組み立てなおすことが急務だ。

 具体的には、日米同盟の基礎の上で日本がインド、ロシア、モンゴル、台湾、ASEANと提携し、中国を国際社会の「ゲームのルール」に従わせ、日本の国益の増進を図るための連立方程式を組むことだ。

 そこで切磋琢磨しているうちに、自ずから共通認識の理念型が生成してくるかもしれない。しかし、それにはまだまだ時間がかかる。われわれには必要なのは、アメリカという超巨大大帝国と中国という急速に国力を強化しつつある国家の間にある地政学的運命を冷静に受け止め、日本国家と日本人が生き残っていく方策を真剣に模索することだ。」(P258)

 大川周明はユニークな思想家でありました。

「大川の人間観が性善説、性悪説のいずれにも立脚せずに、無記の立場から突き放して人間を観察していることに基づく。」

「大川は、民主主義であれ、共産主義であれ、思想の背景にはそれを生み出した伝統と文化があるので、それを無視して日本や中国に輸入することは不可能と考えていた。

 北一輝を含む多くの日本の国家主義者が孫文の国民革命に感情を揺さぶられたのに対し、大川周明は距離を置いた姿勢を示す。大川は孫文の三民主義の基礎となる民主主義(デモクラッシー)自体が欧米的原理であって、アジア解放の手段にならないと考えていた。

 ちなみに共産主義も大川にとってはロシア的原理なので共産主義がアジアを解放することはできないと考えている。」(P274)

 佐藤優氏の「大川周明」を参考書とした結論はこう書かれていました。

「新自由主義やグローバリぜーションには歩止まりがある。
日本の国家体制(国体)を強化することがわれわれに残された現実的シナリオだと思う。

 国体の強化は、大川周明が言うように、日本の伝統に立ち帰り、「自国の善をもって自国の悪を討つこと」によって可能になる。そして自信をもって自国の国益を毅然と主張できる国に今なることだ。

 自らの主張に自信を持っている国家や民族は、他国や他民族の価値を認め、寛容になる。日本はアメリカの普遍主義(新自由主義や一極主義外交)に同化するのでもなければ、「東アジア」の共通意識を人為的に作るという不毛なゲームに熱中する必要もない。

 中略

 アメリカ、中国それぞれの内在論理は理解するが、其の両国とも同化せずに、両国を巧みに取引する中で、日本国家と日本民族の域のこちを図るのである。」

 読んでいまして、「国体」の意味は正直わかりません。

 大川周明ー佐藤優という強烈な思想家と外交官の視点は新鮮でした。私の個人テーマである「連合赤軍と新自由主義の総括」についてかなりの部分で回答ができるように思うようになりました。


 

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2011.05.14

良いお天気ですね!

 父は慢性腎不全です。毎日腎臓専門医の医院で利尿剤の注射をしないといけません。でも91歳という超高齢者であるということで、行けばさほど待たなくても処置してくれます。(とても患者が多い医院です。)
 
 今日はうれしいことがありました。高知医療センター退院後は、毎日父を連れて通院していました。足の腫れもずいぶん引きました。

 医師は「ずいぶん経過が良いので、来週からは1日おきの通院でいいですよ。毎日ではなく、月.水・金・土の通院で良いようです。これで県外出張や県西部への遠征もいけるようになりました。

 それで今日は医院での診察・治療の後で、ゴルフの打ち放し場へいきました。すこぶる父は上機嫌でした。
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 今日は香南市夜須で「第3回香南市長杯 龍馬カップ」(オープン・ヨットレース)が開催されています。今日明日の予定です。今日は良い風が吹いておりますね。

 明日は早朝から、レース運営のサポートに行く予定です。


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5月13日(金曜)のはりまや橋サロン

  昨日はなにかとせわしい1日でした。朝は資源ごみ出しに(当番ではないですが)行きました。6月5日の仁淀川町と交流会の連絡があるので、町内会役員の皆様への伝達事項もありました。

 朝の仕事の段取りをしてから、父を連れて病院へ。これは毎日の日課。利尿剤の注射と腎性貧血の注射をしに行きました。

 午後からは母を連れて毎週金曜日のはりまや橋商店街での生き生き100歳体操へ行きました。まず最初に、魚の棚商店街でコロッケを購入。そして「100円まんじゅう」を買いました。
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 はりまや橋商店街も初夏の趣がありました。
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 活き活き100歳体操(介護予防体操)は、13日はお天気も爽やかでしたので、16人の元気な高齢者の皆さんが参加されたのでした。
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 体操が終わると母は叔母を交えて、喫茶店でお茶タイム。その後叔母をお店へ送り、その後高知大丸へ行きました。母が化粧品を購入するというのです。エステーローザとかいう化粧品メーカーの品だそうでした。よくわかりません。超高齢者でも化粧品は必要なのでしょう。

 身なりを構うことが、認知症状の進行を止めると聞きました。高齢者にとっては、はりまや橋商店街も高知大丸百貨店も「ハレ」の空間。おまちなんです。せいいっぱいおしゃれをし、出かけます。介護施設での体操とはまた違う効用があると、母を見ていてつくづく思いました。

 ということがあり、戻ると結構せわしく、昨日の記事を今頃更新しています。

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「国家の罠」を読んで

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「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」(佐藤優・著・新潮社・2005年)を読みました。佐藤優氏といえば、外務省で鈴木宗男氏とコンビを組み、対ロシア外交で成果を上げたが、なんだか「いかがわしい」こわもての外務官僚という印象でした。

 どういう罪状で逮捕され、拘置所に1年半も収監されていたのか、詳しくは知りませんでした。しかしこの本を読んでわかりました。また佐藤氏は大川周明の「米英東亜侵略史」の解説本も書いています。骨太の国家史観があり「只者ではない」という印象を持っていました。

 まず驚いたのは日本の外務省には、佐藤氏在職当時3つの潮流があったということです。

「一般に日本外交は対米追随で、外務省には親米派しかいないという論評がされている。この論評は、半分外れている。半分当たっている。日本外交は常にアメリカに追随しえちるわけではない。

 捕鯨問題、軍縮問題、地球温暖化問題など重要問題で日本がアメリカの方針に従わないことも多い。しかしわたしも含め、外務省員は全員親米派である。

 ただし親米の中身については、日本はアメリカと価値観を共有するので常に共に進むべきであるという「イデオロギー的な親米主義」と、アングロサクソンは(英米)は戦争に強いので、強いものとは喧嘩をしないしてはならない。という「現実主義」では「親米」という結論は同じだとしても、その論理構成は大きく異なる。

 ここで強調したいのは、外交の世界において。論理構成はその結論と同じくらい重要性をもつということだ。」

「東西冷戦期には資本主義対共産主義と対抗する上でのイデオロギー的な親米は、現実主義の観点からも日本の国益に適っていた。しかし1991年12月にソ連が崩壊し、新生ロシアは自由、民主主義、市場経済という西側と価値観を共有する国家に転換したので、反共イデオロギーに基づく親米路線はその存立基盤を失った。」

「こうした冷戦構造の崩壊を受けて、外務省の内部でも、日米同盟を基調とする中で、3つの異なる潮流が形成されてくる。そしてこの変化は外部からは極めて見えにくい形で進行した。」

「第1の潮流は、冷戦がアメリカの勝利により終結したことにより、今後、長期間にわたってアメリカの1人勝ちの時代が続くので、日本はこれまで以上にアメリカとの同盟関係を強化しようという考え方である・

 具体的には、沖縄の米軍基地移転問題をうまく解決し、日本が集団的自衛権を行使することを明言し、アメリカの軍事行動に直接参加できる道筋をきちんと組み立てれば、日本の安全と繁栄は今後とも長期にわたって保証されるという考え方である。

 この考え方にたつと日本は中国やロシアと余計な外交ゲームをすべきではないということになる。これを狭義の意味での「親米主義」と名づける。」(P57)

 小泉ー安部内閣はまさにこの路線で「対米従属外交」を展開し、イラクへも自衛隊を派兵したのでした。引用がながくなりますが、以下の部分も記述します。

「第1の潮流はアジア主義である。冷戦終結後、国際政治において深刻なイデオロギーの対立がばくなり、アメリカを中心とする自由民主主義陣営が勝利したことにより、かえって日米欧各国の国家エゴイズムがむき出しになる。

 世界は不安定になるので、日本は歴史的、地理的にアジア国家であるということを、もう1度見直し、中国と安定した関係を構築することに国家戦力の比重を移し、その上でアジアにおいて安定した地位を得ようとする考え方である。

 1970年代後半には、中国語を専門とする外交官を中心に外務省内部でこの考え方の核ができあがり、冷戦終結後、影響力を拡大した。」

「第3の潮流は地政学論である。この人達は特定のイズム=主義を否定する傾向が強いからである。中略。

 日本、アメリカ、中国、ロシアの4大国によるパワーゲームの時代が始まったのであり、この中で最も距離のある日本とロシアの関係を近づけることが、日本にとっても、そして地域全体にとってもプラスになる、という考え方である。

 中略

 「地政学論の数は少なかったが、橋本龍太郎政権以降の,小渕恵三,森吉喜郎までの3つの政権においてそれにもとづく日露関係改善が重視されたために、この潮流に属する人々の発言力が強まった。」(P58)

 鈴木宗男氏や佐藤優氏はこの潮流のなかに」あるようですね。」

 鈴木氏による北方領土への社会基盤整備も、日本とロシアの微妙な外交バランスの上に立って実施されました。特に昔から北方領土へ来るロシア人は「訳あり」だったようです。

 本土より給与を倍にする配慮が旧ソ連時代にはありました。ソ連邦が崩壊後は特別な支援がロシア政府にはできなくなりました。鈴木氏や佐藤氏は、北方領土住民への「協力」という形(支援や援助という言葉はロシアのプライドを傷つけるので使用しない)をとりました。

 電力事情が悪く、ロシア政府は建設費用が莫大にかかる地熱発電の構想を言っていましたが、実現はしませんでした。ディゼル発電機の供与という形で「協力」関係を上手に作っていました。

 ムネオハウスといわれた施設も、旧島民がビザなし交流で宿泊する施設も、島民の災害時の避難施設でもありました。

 施設の建設時の利益供与問題ということで、鈴木宗男氏と佐藤優氏は検察に逮捕され、国策捜査が行われ、有罪判決を受けました。とくに著作を読む限り問題は全然ないようにも思います。

 現在ロシアは本国から政府幹部が次々と訪問し、社会基盤整備を推進し、実効支配を強めています。無為無策の菅内閣は「暴挙だ」と国内向けに勇ましい発言を繰り返し、かえって北方領土問題を解決不能にしてしまいました。


そのあたり佐藤優氏は以下のように記述しています。

「小泉政権成立後、日本は本格的な構造転換を遂げようとしています。
 内政的にはケインズ的な公平配分政策から、ハイエク型傾斜配分、新自由主義への転換です。外交的には、ナショナリズムの強化です。

 鈴木宗男氏は内政では、地方への自らの政治力をもって中央に反映させ、再分配を担保する公平配分主義者で、外交的には、アメリカ、ロシア、中国との関係をバランスよく発展させるためには、日本人が排外主義的なナショナリスムに走ることは却って国益を毀損すると考える国際協調主義的な日本の愛国者でした。

 鈴木宗男氏という政治家を断罪する中で、日本はハイエク型新自由主義と排外主義的なナショナリズムへの転換を行っていったのです。」(P386)

 鈴木宗男さんは現在またも収監され、佐藤優氏は外務省を退職してしまいました。小泉内閣以来の「アメリカ従属外交」の負の面が出てしまい、ロシアにも中国にもきちんとした外交交渉ができていません。

 アメリカからはメア前沖縄総領事の「人種差別発言」も飛び出し、こちらもおかしなことになっています。

 なかなか読み応えのある著作でありました。

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2011.05.13

仁淀川町と二葉町との第1回交流会スケジュール

  6月5日に開催される仁淀川町と二葉町との交流会ですが、スケジュールが決まりました。

モニター疎開IN仁淀川町  2011・6・5  二葉町自主防災会

 今回6月5日(日)に、仁淀川町田村地区の方との交流会を計画いたしました、多数の方の参加をお願いいたします。

目的:二葉町と仁淀川町との日常的な交流を通し、お互いの信頼関係を深め、災害などの緊急時には、お互いに協力し助け合う関係を構築することを目的とします。

日程:
   8:30~ 二葉町出発
   
10:00 仁淀川町田村地区到着
       2グループに分れそれぞれ作業を行う。
        おにぎり・おかず作り班
        2地区の方で協力して、それぞれの地域から持ち寄った食材で昼食作りを行う。
        
        お茶摘み班
        田村地区のお茶畑でお茶摘みを行い、特製ドラム缶釜で「かまいり茶」作りを行う。
   
12:00 昼食 休憩・交流

13:00 それぞれの地域代表による地域紹介

前回の南海地震の時の話しや、それぞれの地域の防災活動の紹介。
田村地区散策など自由に交流を深める。
午前中に乾しておいた、お茶の仕上げ。

15:00終了  仁淀川町田村出発

16:30二葉町到着

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5月の二葉町の資源物集積所

 5月の二葉町町内会の資源物集積所の様子です。昨年は1年間当番でしたので、「仕分け人」をしておりました。写真は午前5時50分頃の様子です。8時までが、季節が良いのでたくさん出てくると思います。

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「米英東亜侵略史」を読んで

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3月11日以来2ヶ月間地震関係と原発災害関連記事を書いてきました。それだけ衝撃がありました。いまだに「対象化」できません。今後は、社会思想問題について、論評をしていきたいと思います。まだまだ立ち直ったわけではありませんが、ライフワークの1つである「連合赤軍と新自由主義の総括」問題があるからです。

 近くの下知市民図書館にはないので、本館から取り寄せていただきました。そしてようやく読みました。「米英東亜侵略史」(大川周明・著・第一書房・1942年)です。今から69年前に発刊された書籍でありました。

 いかにも「昔の本」という装丁。分厚い板紙の貼り合わせの背表紙。なかは紙は変色し黄色くなっています。「歴史」を感じました。

 しかし一読しましたが、内容は大時代がかった壮士風のアジテーションでもなく、古さを感じません。むしろ現代風でもあります。もちろん国際的な関係は69年前と変化はしていますが、現代の日本にも通じるものがあると思いました。
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 参考書として「日米開戦の真実 大川周明著 米英東亜侵略史を読み解く」(佐藤優・著・小学館・2006年刊)がありましたので、一緒に借りて読みました。

 本の構成は「米国東亜侵略史」と「英国東亜侵略史」の2部構成。つまり米英国がいかにして、アジア諸国を狡猾に侵略してきたか。アジア諸国は苦悩に満ちてきたかを書いています。

 米英両国との戦争開戦日から9日後の、1941年12月14日から25日にいたるまで、戦線での戦果に高揚しながら、ラジオ番組の朗読物として、大川周明氏が書き下ろしたようです。ですので実にわかりやすい文章でした。

「今日も引き続きアメリカの横車について申し上げます。 (中略)

 第1は英米一体となって満州の全鉄道を完全に中立化っせること。第2は鉄道中立化が不可能な場合は、英米提携して錦愛鉄道計画を支持し、満州の完全中立化のために、関係を友好的に誘引しようというものであります。」(P45)

 大川氏は日露戦争で多くの日本人の血によって、ロシアの満州・朝鮮侵略を阻止したのに、米英両国は難癖をつけてきて,日本に何かと圧力をかけてくるのはけしからんと言っています。

「我らは心静かにアメリカの国際的行動を観察してみたいと思います。
自ら国際連盟を首唱しながら、その成るに及んで之に加わることをしない。不戦条約を締結して、戦争を国策遂行の道具に用いないということを列強に約束させて置きながら、東洋に対する攻撃的作戦を目的とする世界第1の海軍を保有せんとする。

 大西洋に於いては英米海軍の10対10比率が、何等平和を破ることはないと称しながら、太平洋に於いては日本海軍の7対10比率さえかつ平和を脅威すると力説する。

 ラテンアメリカに対しては門戸閉鎖主義を固執しながら、東亜に対しては門戸開放を強要する。」(P65)

 アメリカの滅茶苦茶な専横ぶり、得手勝手さを大川氏は批判します。ワシントンとロンドンでの軍縮条約締結に置きましても、アメリカの身勝手さは目に余り、どの国もその専横を抑止できないことを嘆いています。

「1928年、父張作霖の後を継いで満州の支配者となれる張学良は、南京政府の多年にわたるアメリカの好意を背景として、東北地方に於ける政治的、経済的勢力の奪回を開始したので、満州における日本の権益に対する支那側の攻撃は年とともに激化し、排日の空気は全満に張らんとするに到りました。

 もと満州に於ける日本の権益は、ポーツマス条約(日露戦争後の講和条約)に基づくものであります。若し当時日本が起ってロシアの野心を挫かなかったならば、満州。朝鮮は必ずロシアの領土となったことであろうし、支那本部もやがて欧米列強にの俎の上で料理されてしまったことと存じます。
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 日露戦争に於ける日本の勝利は、単にロシアの東洋侵略の歩みを阻止したのみならず、白人世界征服の歩みに、最初の打撃を加えた点において、深甚なる世界史的意義を有しております。

 其の時以来日本は、朝鮮、満州、支那を含む東亜全般の治安と保全とに対する重大なる責任を荷い、且つ其の責任を見事に果たしてきたのであります。」(P73)

 アジアへの欧米の侵略の歯止めに日本は盾となってきたのであると説明しています。

 大川氏はアメリカ人は鬼畜でどうしようない敵としては描いてはいません。江戸時代の末期に開国を強要しに来た、ペリー提督に対して以下のように記述しています。

「ぺリーは日本へ来る前に、実に丹念に日本および支那の事情を研究しております。従って日本に対しても相当に正しき認識を有して居りました。

 彼は日本人が高尚なる国民であること,之に対するには我らも礼儀を守り、対等の国民として交渉せねばならぬことを知っていたのであります。

 即ち日本に対しては、オランダの如き卑屈な態度を取ってはならぬし、またイギリスやロシアの如き乱暴な態度を取ってもならぬ。

 何処までも礼儀を持って交渉し、止むを得ない場合にのみ武力を行使するという覚悟で参ったのであります。但し日本を相手に戦争を開く意図はなく従って開港の目的を遂げ得るや否やを疑問として居ります。

 其のことは1852年12月14日付けでマデイラ島から海軍長官に宛てた手紙の中に明記しておりますが、但し其の場合は、日本の南方に横たわる島、即ち小笠原諸島か琉球を占領すべしと建策しております。」(P20)

 ちゃんと冷静な目で歴史を見ています。その上でこう述べています。

「ペリーは中々立派な人物であり、かかる人物が艦隊司令官として日本へ参ったことは、日米両国のために幸福であったと申さねばなりせね。

 其の上アメリカ合衆国も当時は決して今日の如き堕落した国家ではなかったのであります。アメリカ建国の理想は尚ほ未だ地を払わず、ワシントンの精神が国民の指導階級を支配して居たときであります。

しかし今日の米国大統領ルーズベルト及び海軍長官ノックスが、ペリーの如き魂を有って居るならば、若し彼らが道理と精神とを尊ぶことを知って居るならば、若しアメリカが唯だ黄金と物質を尊ぶ国に堕落して居なかったならば、日本に対して今度の如き暴慢無体の態度に出て、遂に至って自ら墓穴を掘る如き愚を敢えてしなかったろうと存じます。」(P21)

また大川周明は、米国本土での日本人市民への許しがたき差別待遇にも言及し、アメリカの姿勢を厳しく批判しています。現実に米国は二次大戦中に日系人市民を居住地から拉致し、財産を没収し強制収用所に終戦まで収容するという差別政策をしたのです。最近になりようやく大戦中の過ちを大統領が日系市民に謝罪したようです。

 一方イギリス帝国主義の歴史での考察も正確に行っております。その精神構造の正確な描写には関心しました。

「単にイギリスと言わず、総て北方に国を建てる民は、陰悪なる風土と戦って自己の生存を維持し発展させねばなりませぬ。そのためには栄養に富む食物、温暖なる着物、堅牢なる家屋が必要であります。

 従って営々として利を営むことが、一個の美徳と考へられるようになるのであります。ピューリタンも其の通りで、其の宗教は其の名の如く一面にはイギリス人に克己制欲の生活を要求すると同時に,他面には勤勉と営利の精神を鼓吹したのであります。

 それゆえにイギリス人は、道徳的義務を遂行する心持で金儲けに身を委ねることが出来ました。

 キリストは、神と黄金を兼ね仕えることが出来ないと申しましたが、イギリス人は安んじて神と黄金とに兼ね仕えることが出来たのであります。かようにしてイギリスは国を挙げて営利に没頭し、其の経済的勢力を海外に扶植して行ったのであります。

 其の勢力圏の驚くべき拡大に伴い、民族としての自尊心と自信も次第に高まり、限りなき膨張的本能と、之に相応する発展的性質を養い上げて、ついに古代ローマ帝国以来、いまだ嘗て見ざる支配民族となったのであります。」(P88)

 マックス・ウェーバーにも勝る正確な英国社会の分析です。

 イギリスの狡猾なインド統治政策についても分析をしています。

「決して武力にのみ頼ってインドを征服したのではありません。辛辣なる権謀を用いて、インドをその単純なる人民から奪い取ったものであります。

 イギリスは回教徒とヒンズー教徒を反目させ、艦首と藩主と敵対させ、シャッツ人とラジープト人を戦わしめ、反目させました。彼らが無益な争闘に疲れ果てるに及んで、漁夫の利を占めてきたのであります。」’P139)

 中国に対する侵略も悪行の限りを行っていました。

「アヘン戦争はマルクスの言葉を借りて言えば「それを誘発した密輸入者どもの貪欲に適はしき残忍を以ってイギリス人が行えるもの」であります。

 大川周明は正確に米英帝国主義の「化けの皮」をはがしています。しかしなぜかアジアの国々は日本の味方になってはくれませんでした。

 米英帝国主義からのアジア諸国の解放。五族協和を掲げた戦争にあったにもかかわらずです。世界大戦を行う日本の戦争目的を以下のように定義しています。

「日本の掲げる東亜新秩序とは、決してスローガンではありませんね。それは東亜のすべての民族に取りて、その上なく真剣なる生活の問題と、切実なる課題とを表現せるものであります。

 其の問題または、課題は実に東洋最高の文化財に関するものであります。それゆえにわれらの大東亜戦は、単に資源獲得のための戦ではなく、経済的利益のための戦ではなく、実に東洋の最高なる精神的価値及び文化的価値のための戦であります。」(P160)

 という思いがありながら中国とは敵対していまうことを残念がっています。

「日本は自国の文化と支那に於いて脅かされるつつある東洋文化をすくうために、あらゆる努力を続けて戦っているにも拘らず、支那は起ってわれらとともに東洋を護り、亜細亜を滅ぼす勢力と戦わんとはせず、却って刃を我等に向け来たのであります。

 そして東洋の敵たる英米と手を握り、今尚ほ東洋をすくいつつある日本と戦い続けんとするのであります。」(P159)

「支那国民の多数は其の心のそこに於いて尚蒋政権を指導者と仰ぎ、日本の真意をわかろうともせず、却って日本に反抗しつつあることは、悲痛無限に存じます。」と嘆きました。

 敗戦までその状態は続き、敗戦後、戦後66年目の今日に於いても、中国政府は日本を敵視する政策をしております。

 やはり亜細亜の解放であるというのであれば、インドや中国、朝鮮などの指導者や学者との対話と議論、連携が必要であったと思います。

 ひるがえって今日の日本でも同じです。アメリカ以外にも亜細亜各国との真剣ね対話と共存が日本が生きるうえでも必要です。


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2011.05.12

仁淀川町との交流拠点に(西森酒店)

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 二葉町町内会長の西森俊一さんが経営されている西森酒店。当地での営業は40数年を超えます。お酒とお米を販売し、地域に深く根付いています。
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   国道56号線の幹線道路沿いにあり、高知で1番自動車交通量の多いところに立地でしています。
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 業務用のお酒や販売品は、後継者の店舗に移転しています。業務用の需要はそちらで対応するようになりました。こちらの店舗の3分の1はコミュニティ・スペースとして西森さんが提供いただけるようです。

「店頭の場所も使用できます。将来仁淀川町の農産物を販売するのであれば、事前の告知も町内におこない、また弊社の業務用ルートで、居酒屋さん等に販売して極力ロスの出ないように勤めたい。自主防災会の森会長宅はお弁当屋さんであり、業務用の買い付けも期待できるでしょう。」と西森さんは言われています。

 どんな農産物や販売品目が仁淀川町にあるのでしょうか。「第1回仁淀川町ー二葉町交流会」を6月5日に、二葉町有志が仁淀川町を訪問し、行う予定です。

 関連ブログ記事「仁淀川町関係者との第1回意見交換会」(4月15日)

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ゴーヤの種蒔きをしました

 2011年もゴーヤの種蒔きの季節が来ました。「ごーや」で5月8日にすれば良かったんですが、いろいろ用事があり(大人のヨット教室3回目)、今日(12日)になりました。

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 昨年収穫したゴーヤの実から種をとり、袋に入れて冷蔵庫で保管していました。それを水に2日間ぐらいつけておきました。ゴーヤの種をプランターに植えつけていきましや。

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 今日の高知市は昨日から結構な雨、さわやかな5月のはずですが、早くも入梅したようなお天気です。ゴーヤにはかえってよいのではと思い種を撒きました。

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 今年は高知市役所が「ゴーヤでグリーンカーテンを!」ということで、高知市環境政策課が「ゴーヤの栽培セット」を先着順でいただけるということが市の広報に掲載されていました。早速申し込みました。

 それはモニターで「省エネの達人よさこいECOライフチャレンジ2011の参加が必須とか。すでに私の場合は数年前からゴーヤで遮熱にトライしているのでその必要性はありませんが、今回は苗をもらうことにしました。25日にいただけるそうですので。

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東日本大震災と南海地震

  3月11日に発生した東日本大震災から2ヶ月目が過ぎました。何年かかろうとも罹災地は必ず復旧します。水産業や農業も、都市も再建されることでしょう。めどがたたないのは福島第1原子力発電所です。まさに人災ここに極まれりです。なんとかしないといけません。

 近い将来おこるとされている南海地震。高知にいますとその脅威を常に感じながら生活しています。

 3月11日から2ヶ月間は、毎日地震関係、原発災害関係の記事を必ず1本は書いてきました。これからは、震災関係の記事も書きますが、いついものペース戻りたいと思います。

 これまでどうり、「高知市の1市民のけんちゃんが、社会に対して吠える」調子で書いていきたいと思います。

 なかなかマスコミに変るメディアなんて簡単にはできません。小さな明かりに過ぎませんが、情報発信は今後も係属してやっていきます。

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2011.05.11

東日本大震災から2ヶ月

  未曾有の東日本大震災から2ヶ月経過しました。岩手県と宮城県では復旧の兆しが見えて来ました。ボランティアも連休期間中に大勢入りました。まだまだ瓦礫の撤去には時間がかかりますが、復興プランなどもそろそろ語られる時期に来ているようです。

 しかし福島第1原子力発電の原発災害は、収まる気配がないではないか。こうなると制御できないのではないのでしょうか?今回の原発災害で日本は国益を物凄く減らしたと思いますね。「原子力発電は120%安全だ」と発言してきた人たちは、きちんと物心両面で責任をとっていただきたい。

 福島県では復興のめどさえたってはいません。避難地区も拡大する一方ではありませんか。いつ原発災害が収束するのか・めどすら立っていないのです。

 人災であるのに、どうしようもありませんね。政府も河野太郎氏が言うように、「2050年で原発は廃炉にする」と脱原発宣言を世界に向けて行うべきでしょう。そうして強い決意で事態に立ち向かうべきです。

 それをしなければ「無能な首相」であり、「無能な政府」です。一刻も早く退陣してもらいたい。むろん今まで原子力政策を推進してきた自民党の責任は重大です。政権復帰などとんでもない。

 2ヶ月経過してわかることは、民家企業は規模の大小を問わず、事態の中で再建に強く歩みだしていることです。だらしのないのは首相と政府と国会です。

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2011.05.10

何故菅内閣は退陣しないのか?

  無能なものは、短期であれ、長期であれ同じ。これ以上菅直人の無能な顔を見たくない。さっさと退陣してください。だいたい民主党は阿呆。昨年の参議院選挙で無能さをさらけ出し惨敗。9月の代表選挙で「3ヶ月でころころ首相が変ると国際信用がなくなるから続投しなければ」というわけのわからん理由で再任。そのあげくです。

 短期でころころ変るのも民主主義。国民の選択なんです。ならば金正日のように「変らない」独裁者のほうがよいとでも言うのでしょうか?そうではないでしょう。

 無能なものは無能。変らない事実です。特に許しがたいのは原発災害の対応の仕方。それと事後処理と今後の対応について。

 国会でも同じ民主党の森議員から「はっきり脱原発を宣言してください」と迫られても、曖昧な返事に終始。」ようするにやる気も能力もないのです。1日も早く退陣させないと、毎日日にち国益が損なわれていますから。

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2011.05.09

東日本大震災フォーラムに参加

 5月9日午後6時半から「東日本大震災支援ファーラム」(東日本大震災フォーラム実行委員会主催)へ行きました。会場は高知市のホテル日高知旭航ロイヤルでした。支援のためホテル会場費用は無料となっているようでした。

 500人の参加者があり、大盛況でした。前のほうしか席があいていませんでした。自宅から仕事が終わって自転車で駆けつけました。
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 第1部は宮城県へのボランティア活動に行かれた高野光二郎氏(前県議)が罹災地の写真を画面に写しながら解説していました。

 宮城県からは、畠山和純県議会議長(気仙沼市)、安部孝県議(松島町)が来られていました。作業着姿での登場でした。現場で活躍されている様子でした。
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 安部氏「ボランティアがたくさん来られていますが、混乱があります。ボランティアをさばくボランティアが必要です。」

 畠山氏「ボランティアセンターには采配するリーダーがしっかりしているので、うまく対応できました。

 第2部は宮城県の県議2人に加え、尾崎正直高知県知事、中谷元衆議院議員や武内則男参議院議員がパネラーとして登壇。コーディターは西田政雄防災寺小屋塾頭がされました。

 まず国の災害時に役割を明確にした「災害救助法」について。
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中谷元氏「伊勢湾台風で甚大な被害が出た昭和34年に制定。基礎自治体が支援に限界がある場合の国の支援策が明記されています。その拡大的な運営が必要でしょう。」と。
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武内氏「災害救助法の基本は昭和24年のシャープ勧告。大規模災害で税金が支払えない地域が出てきた場合、国が関与し支援する。高知市でも昭和51年の大水害時には、99%国の支援で災害復興事業が行われて来ました。今回も4兆5800億円の第1次補正予算が組まれているのです。」
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尾崎氏「とにかく東日本大震災は、南海地震アクション・プランの想定をはるかに超えていることを現地で痛感しました。また高速道路が津波防波堤になっていることも確認しました。高知でも参考になります。」

 会場からはミタニ建設工業社長からは「PCBを実践するなかで道路工事の大事さです。瓦礫の撤去や防波堤の建設など、仕事はとても大事です。建設業はとくに頑張らないといけない。」
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安部氏と畠山氏は貴重なアドバイスをしてくれました。

「想定した以上に避難所暮らしが長くなります。巡回していて冷蔵庫がいるなと思いました。自分達で調理し、食事をつくることが大事であると思います。50人程度の地域の避難所はうまく行っています。200人を超える避難所は難しいですね。」

「自分の命は自分で守る。東北のことわざでは津波てんでんこがあります。津波が来たらまず逃げる(自助)、地域の人と逃げる(共助)、避難路と避難所の整備(公助)、それに弱者を保護する扶助と援助を加えたい。」

 短い時間でしたが参考になりました。ヘビーな相手をコーディネイトした西田政雄さんお疲れさまでした。
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 主催された宮地貴嗣さん他スタッフの皆様、ありがとうございました。
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連休開けの”野良犬メディア”

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 週刊誌などの雑誌系のメディアは、いわゆる記者クラブへは入会していません。官公庁や大企業の記者クラブは、多くは部屋代が無料であり、官公庁や大企業の広報部の発表を公表するために存在しているところがありますね。

 部屋代が無料ということや、各種の便宜を供与されているので「筆が鈍る」なんてことは、「あってはならない」ことでしょうが、記者クラブが「談合メディア」と批判される理由もそこらへんにあります。

 週刊誌などは、そうした記者クラブからは排除されています。原発関連企業からの広告の出稿などもないので、比較的自由に「モノが言えます」のではないでしょうか。

 
 今日は週刊現代5月21日号が、コンビニに並んでいましたので、購入いたしました。今回も「原発災害」特集です。見出しだけ並べても仰々しい
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【総力特集】〈この国は電力会社に丸ごと買収されていた〉 原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミ (P32)


・電力会社からの「口止め料3億円」を断った科学者がいた (P50)
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・田原総一朗×金子勝 これは国家ぐるみの八百長ではないのか「東電と原発のタブー、率直に語ろう」 (P54)


・ノーベル化学賞・根岸英一教授「東大の先生は買収されている」

東京の不動産「大暴落」全詳細情報 (P60)


〈母乳からも放射性物質〉「放射能と妊婦・乳児・幼児」その危険性について (P46)


〈「20ミリシーベルト」に根拠なんかない〉内閣参与はなぜ辞表を叩きつけたのか いい加減な、あまりにいい加減なこの国の安全基準 (43)

〈スクープ〉政府が魚の放射能汚染調査を妨害 福島の海を「第2の水俣」にするのか (P178)

ああ、復興構想会議 現地は呆れている (P160)

危険な原発 内部告発の記録 (P148)


真偽はあるでしょう。多くの市民が知りたい情報なので関心が高いことは事実です。「煽り雑誌」であると週刊現代は批判もされています。

 一利はあることは間違いないです。

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リセットしてさあ頑張ろう!

  世間様の「大型連休」は終わりました。今日から実質リセットです。仕事始め再スタートです。

 仕事でもさっそくシビアな交渉事が始まります。地域でも活動が再開されます。なにもかにもが休眠したものが、いっせいに動きます。せわしくなりますね5月は。

 4月は公私ともに多忙で、ほとほと疲れていました。連休はとび石で休みました。何もせずぼうっとしたり、海でセーリングしたりして癒されました。そして充電され、ようやく再スタートすることができました。

 リセットして頑張ろう。初夏の5月は気持ちのよい季節ですから。

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2011.05.08

大人のヨット教室〔3回目)完結

 5月1日予定の3回目の大人のヨット教室。雨で中止になり、今日〔8日)に実施されました。素晴らしいお天気でした。気温が上がるという予報が出ていました。ですので、今日はウエットスーツをやめ、アンダー・タイツに合羽を下だけ着用。つりズボン式のHHのセーリング用(クルーザー用の)合羽を着用。
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 今日も昨日に引き続き、浜松から小池コーチが来られ、、青少年のご指導をされています。高知大学のヨット部も活動していますし、カヌー体験も行われていまして、ハーバーはなかなか賑やかです。
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 上半身はTシャツにしました。日焼け止めをべたべた塗りました。

 さて写真ですが、防水ケースへ入れたまま撮影したので、あまりいい写真がありません。ヨット教室の指導の傍ら、撮影していたので、仕方はありませんが。残念です。一応鑑賞に堪えられるのは僅かでした。
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 今日は受講生の皆さんは、赤岡沖までのセーリング。程よい南風を受けての快適なセーリングではなかったでしょうか。
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 ヤッシーパークもなかなかの人出、泳いでいる人たちもいました。

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 そして着艇し、皆でヨットを水洗し、片付けました。そして身体を洗って反省会をしました。
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 「良かった」という感想でした。参加者のうち2人が海の駅クラブの会員に早速なられたようです。今日は上天気でヨットはさぞかし気持ちが良かったと思います。

 こちらは良い写真が撮れず残念無念です。

 それでヤ・シィパークの山本駅長さんが動画をyou-tubeで配信されています。それを見てください。手前を帆走しているヨットは「大人のヨット教室」参加者。沖合いは高知大学ヨット部です。

 来週がヨットレースの開催日(5月14日・15日)です。わたしは15日に運営のサポートに来ます。


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3・11の物凄い影響ーその後

 2011年3月11日は、個人的にも大きな影響を受けました。その日以来気分が晴れず、継続的に精神的な重圧を常に感じるようになったからです。

 当日私は会社を休み、ゴルフ好きの父を連れ、香南市の土佐カントリークラブに行っていました。当地で開催されていた女子プロゴルフ大会を観戦するためです。父は91歳になっていますが、ゴルフ好きで、横峰さくら選手のファンということで、朝早く自宅を出て観戦に行きました。

 午後2時過ぎに父は疲れたので帰ると言うので、戻りました。自宅へ着いたのが午後3時半頃でした。そのとき東日本大震災の惨状を見ました。それ以来どのTV局も3日3晩震災関連報道でした。(後で聞いたら津波警報が出て、午後3時半過ぎにゴルフ場周辺道路が閉鎖され、4時間動けなかったとか。そうならず早めに退出して良かったです。)

 TVで見ましたが想像を超える大津波の被害。そして福島第1原子力発電所の原発災害の発生。地震や津波はその後余震はあれど収まりましたが、原子力発電所は制御が利かず、益々被害は拡大していきました。

 政府。原子力保安員、東京電力の記者会見に、真実性を感じず、「なにか隠しているのではないか」という苛立ちが高まる一方でした。

 東日本大震災と同時期に、父の持病の慢性腎不全も悪くなるばかりで、毎日腎臓専門医院に通院し、利尿剤の注射をしていましたが、腫れがますます酷くなるばかり。手足がぱんぱんに腫れ、歩行も困難になりました。

 そして遂に4月12日に高知医療センターに父は入院しました。1日3回の利尿剤注射を受けました。効果は劇的に現れ、入院時70キロあった体重が、1日1キロ減ったようになり、2週間後に退院できましたが、55キロになっていました。

 父のような超高齢者は、慢性腎不全でも透析療法は負担がかるためできません。利尿剤投与で、弱っている腎臓をなんとか動かしてむくみを徐々にとっていく治療法が上手く行き無事退院できました。身内としてはほっとしています。

 父は医療関係者の連携と自分の身体能力で危機を脱することが出来ました。しかし同時期深刻な事態になった福島第1原子力発電所は、2ヶ月経過した今も深刻な事態は依然として改善されていません。

 東京に住んでいる娘の動向も気になります。本当に放射能汚染は大丈夫なのでしょうか?

 高知市二葉町は「長期浸水地域」に指定されている。

 今回の東日本大震災でも、地盤沈下し海岸堤防が津波で破壊されたため、浸水状態が改善されない地域が広範囲で出ました。でも東北の地域は75センチの地盤沈下と聞いています。それで全く復旧作業が何も出来ないのですから。影響は甚大です。

 高知市二葉町の南海地震時の地盤沈下は1・95メートルと予想されています。排水ポンプ場は水没して稼働しないでしょう。そうなれば1年以上水没し、職場も自宅も水没し、一切の生活も経済活動もできなくなります。

 そのことが今回の東日本大震災で判明したので、その予測が重くのしかかり、自分を押しつぶそうとしています。

 仁淀川町を中心に間伐ボランティアや木材の有効利用を促進している中嶋健造さんが、仁淀川町と二葉町との交流事業を提案してくれました。第1回目の打ち合わせ会が、4月15日に開催されました。

 そして6月5日に。仁淀川町に二葉町が訪問して交流をしようということになりました。でもそのことを告知し、町民各位に参加を呼びかけるチラシふくりを依頼されてはいますが、うまく作成できていません。

 「スランプ」というよりは、モデルがないのでどう表現していいのかとまどいだらけです。

 とにかく「明日はわが身である」と思うからです。

 そうこうしているうちに菅首相が、中部電力浜岡原子力発電所の全面停止を中部電力側に要請しました。理由は「87%の確立で東海地震がM8規模で起きる可能性がある。浜岡原子力発電所はm東海地震の震源域のなかにあるので、安心安全の対策をすべきであるからです。」と発言しました。

 とてもよいことです。早速「リアクション」が各方面からありました。いろいろ議論はありますが、日本国首相がまず「脱原発!」を世界に向けて発信する。

 それをどうやったら実現するか。日本人みんなで考えます。皆で考え行動すれば必ず解決策は出ます。それが日本人の強みです。今までもそうやって北からこそ、日本は経済大国になったんです。これからだってできますよ。絶対にできます。

 そう考えると、なんとなく不安が払拭されそうな気分になりました。

 大きな目標、大きな風呂敷を広げて、実行してみることです。

 会社の事業も、家族の健康も、地域同士の交流も、自分の思想的総括ももなにもかにも解決できそうに思えるようになりました。

 連休中に考え、なんとかしようと思っていましたが、結局なにも考え付かず終わりました。でもどよんとした絶望感から、「なんとかなるさ」の楽天的な考えにこの間に自分が変化しました。

 ですので「なんとかなるでしょうよ」そう思います。


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面白くないことはしないことです

  たしかに私は少年時代と青年初期は、「サヨク」であったと思います。それも極左という分類にはいるでしょう。最近その自分が執着していた「極左」思想や運動は「面白くない」と思いました。

 また平和運動や護憲運動、反原発運動という類も「面白くない」ので、全然参加しようとか、様子を伺おうとかいう身持ちになれません。自分の貴重な時間を面白くないことには一切消費したくはないのです。

 かといって政治や社会運動には関心がないといえばそんなことはありません。4月にあった統一地方選挙には2回ちゃんと投票しました。選挙公報や候補者の文章も丹念に読みました。社会運動もおくられてくる情報も精読していますが、わたしの居場所はありません。

 ヨットは毎回変化があり面白い。身体もとことん使います。前夜から準備するほど面白い。自主防災会の活動は生存本能に基づいています。それ以上でも以下でもないからです。

 当分はその姿勢でいくでしょう。他人様からどう思われようが関係ありません。他人の目を意識するほど暇ではありませんから。

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2011.05.07

5月6日の夜須の海

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 今日は朝1番は、父を連れて腎臓専門医にて利尿剤の注射に行きました。日曜日以外、毎日注射しないといけないのです。繁華街にあるその医院は、すぐ近くのタワーパーキングが契約駐車場。管理人さんに聞きますと「連休は近くのホテルの宿泊客で忙しかった。でも昨年の3割少ない。」とのこと。

 病院は連休が続いたのか、5月になってはじめて来院した人たちが多く、保険書を提示していました。待合室に座れないほどの人。戻れば10時すぎに。車でコンビニで調達したおむすびを食べながら夜須へ走りました。
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 すぐにぎ装をしました。雨上がりなので、強風の期待がありました。強風仕様にしました。
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 強風の予想をしたので、ウエットスーツを着用しました。ハーバーでは風はそこそこ吹いていました。しかし西隣のヤ・シィパークの椰子の木はそれほど揺れてはいませんでした。ということは案外風は弱いのかもしれません。

 この時期にウェット・スーツはやや暑いのですが、沈をしてヨットに這い上がるために「海水浴」をするには、ちと海水はまだ冷たいんです。そこで戦闘意欲を失えば、危険でもありますから。また春は予想以上に風が突然強く吹くこともありますから。

 下手な中高年意気地なしヨットマンは用心深いのです。それで今日はヨットへはカメラを持ち込みませんでした。

 しかし海へ出ると、うねりがあり、小さく三角並みが多数ある状態。ローリング酷い。これでは全くセーリングの醍醐味はない。しばらく頑張っていましたが、「面白くない」ので1時間足らずで、今日のセーリングは終わりました。

 ハーバーへ上がりぎ装解除し、備品の水洗いをしました。今日はB&GYASU海洋クラブの活動日のようです。大勢の子供達が、浜松から遠来された小池コーチのセーリングの講習を聞いていました。
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 小学生、中学生、高校生、大学生達も講習のあとぎ装し、海へ出艇していきました。
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 ぎ装解除を早々にしました。今日の日差しは暦どうり「夏」ですね。紫外線が強いです。
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 明日は「大人のヨット教室 3回目」のサポートに。来週日曜日は「龍馬杯 ヨットレース」の運営スタッフで夜須へ来る予定です。これから夏から秋は「サポート」の季節が到来しました。

 日焼け対策と脱水対策が必要な季節の到来ですね。

 

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仁淀川町との交流をどう進めるか?

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 南海地震が起きれば、私が住んで仕事をしている高知市二葉町は、想定震度が7であり、地盤は最大2メートル沈下すると予想されています。比較的小規模な昭和の南海地震(1946年。上の写真)でも、高知市の二葉町地域は水没していましたから。

 排水ポンプ場の非常電源設備も水没すれば、稼働しません。そうなれば半年から1年以上、水没したままになるでしょう。今の行政の対応ではおそらくそうなることはほぼ間違いありません。

 中嶋健造さんが取り次いでいただいて、仁淀川町と二葉町との交流事業がはじまりました。水没しない仁淀川町への将来の一時避難、疎開、移住も含めた交流になるかもしれません。そのための交流をしていき、お互い「顔の見える交流」をしていきます。

 具体的には6月5日に二葉町側が仁淀川町に行くことになりました。

 町民各位に呼びかけ、参加を促すチラシの文章も作成しないといけないのですが、なんか「思いつかない」のです。なんかスランプ気味です。連休中にできるでしょうか。苦しんでいます。

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2011.05.06

5月6日のはりまや橋サロン

 2011年の5月の連休の谷間の出勤日のはりまや端サロン。先週の金曜日は29日は祝日でした。母が参加している活き活き100歳体操(介護予防体操)は2週間ぶりの開催です。

 まず夕食のコロッケを購入。今晩は上の子どもも食べて帰るようなので5個購入しました。
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 10円まんじゅうの屋台も会ったので、早速購入していました。
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 はりまや橋商店街金曜露天市もひさしぶりに見ると新鮮です。
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 活き活き100歳体操も、お元気な高齢者が12人参加されていました。母(85歳)も叔母(80歳)もすっかり常連になりました。はりまや橋商店街でも活き活き100歳体操も6年目ですが、屋外開催にも関わらず継続しています。
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 施設の中での活き活き100歳体操よりも、屋外で、商店街のなかでの体操は、また違いと思います。かなり効用があると思います。屋外体験の有用性は子育てではよく言われていますが、高齢者にも有用であると思いました。


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3・11以降に日本人の意識は変るでしょう

 先日パキスタンで、テロ組織アルカイダ首謀者であるビン・ラディンを米軍が秘密裏に殺害したと米国大統領は公表しました。多くの米国市民は街頭に繰り出し「USA!]と叫んでいました。いかに「9・11」が米国民に衝撃を与えていた証でしょうか。
 
 「3・11東日本大震災と福島第一原子力発電所による大災害」は、日本人の意識に大きな変化を促すことであると思います。それは悪いほうにではなく。いい方向にです。

1)日本人は「人のつながり」「ご近所のつながり」をより意識するようになった。

2)電力資源について、考えなかった問題を皆が意識し、考え始めた。

3)都市づくり、まちづくりのありかたに、少しは関心が向いてきた。

4)政治のありかたを少しは考えるようになりました。

 ただ私達市民大衆は知識人ではないので、生活に追われ忙しい。せっかく考え始めても、生活の忙しさに流されていく傾向はあります。そこが難しいところです。

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2011.05.05

今年は昨年の”半分"程度の人出

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 今日は朝は父の好きなゴルフ打ち放し場へおつき合い。その合間は読書。昼からは自家用車の洗車作業。その合間に鏡川大橋付近の歩道橋へ「観察」しにいきました。道路はそれほど混雑していません。

 昨年の半分程度です。それもほとんど地元車。県外者は近県番号で関西が殆ど。関東からの車は見かけない。
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 昨年のブログ「連休本番突入 鏡川大橋」 参照

 まあ去年の半分というところですね。報道は「凄い人出」とか言っておりますが、いつもの休日よりは多い。という程度ですね。

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父のゴルフ打ち放しにおつき合い

  今日は「子どもの日」の祝日。会社も休みです。午前中はどん曇りでした。父の大好きなゴルフ打ち放し場へ連れて行きました。うちの子供達は独立しています。子供達がそれこそ幼児の頃は、連休には香北町で開催されていた「ゆうゆう共和国」というイベントに良く出掛けました。いまでもその種の家族で楽しめるイベントなどはあるのでしょうか?

 ちょっと「子どもの日」は遠い昔です。孫でもできればまた身近になることでしょうが。まだまだ先になることでしょう。

 毎度のことですが、父が球を打っている間は、読書ができます。結構本が読めます。
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 打ち放し場では何人かの知人に会いました。「おっさん」のスポーツではゴルフはメジャーだからです。私は全然ゴルフはしません、他人の打撃を見ていると個性があり、見ているだけで面白いです。
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 91歳の父ですが、健康が完全に回復したら、実際のゴルフ・コースへ出れればいいなと思います。
100歳になって「100」というスコアでまわれば、なんとかという名誉ある称号で呼ばれるんでしょうから。

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生活と地域づくりの見直しを

  東日本大震災と福島第1原子力発電所による大規模な原発震災。その影響で日本社会は今後大きく変化すると思います。

 東日本大震災で大津波で壊滅的な被害を受けた東北各地の地域は、水産業の盛んな場所です。魚場に近く、豊富な水産資源があり、水産業の伝統があります。日本の食文化のためにも再建しないといけないでしょう。でも以前のように港の近くに、水産加工施設や港や漁業関係の施設はこしらえましても、自宅や学校や役場や病院などは、津波の影響のない高台や海抜の高い地域に建設する必要があります。

 被害が甚大で今すぐ復興の構想はなかなかでないとは思いますが、基本は「いのちを守ること」が最優先されないといけないと思います。

 原発災害の罹災地の場合はより深刻です。福島第1原子力発電所の制御が未だに行えないからです。制御できなければ復興もありえません。制御のやりかたすら不明なのです現時点では。

 豊富に電気を使い放題という生活習慣はいやおうなしに変化しないといけないでしょう。日本国民全体に「生活の見直し」をつきつけたと思います。原子力発電が危険であり、将来廃炉にしようということになりますと、四国では40%、全国でも30%の発電量は原子力に依存していますので、その分国民は節電し、代替電力資源を各人、各企業は全力で確保しないといけないからです。

 より本質的な議論ができるので、長期的にみれば悪いことではありません。日本人は、きっとこの最悪の事態を乗り切れると思います。そう私は信じています。

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2011.05.04

連休中の夜須の海

 さすがに連休中はどこも混雑。父をつれての救急外来。待たされました。戻ってから夜須へ向かいましたが、今日も黄砂が酷いですね。見通しが悪いです。
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これまた道路も結構混雑しています。
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 国道55号線が赤岡から岸本付近で4車線から2車線になりますが、それへの自然渋滞でしょう。赤岡から月見山付近まで20分程度かかりました。(普段なら2分もかかりません)
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 途中から旧道へ入り、夜須の商店街を抜け、ヤ・シィパーク前までいきました。なかなか混雑していました。
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 ようやくたどり着きました。11時半を回っています。風はまあまあ吹いていました。
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 今日はYASU海の駅クラブは「ヨット・シーカヤック体験」の実施日。ハーバーも海もにぎわっている。いつもの常連メンバーではない人たちが海に親しむのにはいいことです。
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 手早くぎ装して海へ出ました。
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 昨日雨が降ったので、風はかなり吹くだろうと予想し、ウエットスーツを着用しましたが、強くは吹きませんでした。
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 渡辺さんにいただいた防水ケースにデジカメをいれ、更にプラスチックの箱に入れて、ヨットに持ち込みました。それでヨットの上から撮影しました。

 しかし毎度のことですが、海の上は揺れるし、操船しながらですので、なかなかよい写真は撮れません。とても難しい。でもお天気でしたので気持ちがよいセーリングができました。

 体験者の皆さんも楽しそうにシーカヌーやヨットを楽しそうにされていました。写真がうまく撮影できなかったのはとても残念でした。

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 ヨットやシーカヌーの体験者の方々もたくさん(58人)来られていました。写真も撮影しましたが、多くはぶれてしまいうまく撮れませんでした。
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 今日はお昼から3時半までのセーリングでした。波がなかったのでよかったです。でももう少し風があれば最高でした。
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 渡辺さんは今日は体験乗船される人たちのサポートをされていました。


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高知医療センター緊急外来へ行きました

 世間様は連休真っ盛りですが、患者を抱える家族には連休みは逆に辛いです。今朝は高知医療センターの緊急外来へ父を連れて行きました。

 父は慢性腎不全なので、利尿剤の注射をしないといけないからです。受付して、診察して注射して、外の調剤薬局で薬をもらいました。半日仕事です。でも昼前に終わったので、今から夜須へセーリングにいけます。

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 高知医療センターの関係者の皆さんありがとうございました。助かります。感謝です。
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福島第1原子力発電所はいつ収まるのか?

  東日本大震災が起きて50日以上が経過しました。福島第1原子力発電所は、関係者各位の必死の制圧作業にもかかわらず、一向に収まらない。未だに制御できない。じわじわと退避地域が拡大し、日本国民に不安血脅威を与え続けています。

 しかも発電をして電気を造らず、放射能を放出して脅威を与え続けている福島第一原子力発電所。1日も早い廃炉と脅威の除去が望まれますが、一向にそれがめどがたちません。「ロードマップ」は一応示されましたが、だれもそのとうりに行くとは思っていないのですから。

 「120%安全」なはずの原子力発電所が、こんなことになるとは日本国民はほとんどの人は思ってはいなかったと思います。しかし「120%安全」と言い続けていた人たちが、ほとんど責任をとらないのはどうしたことでしょう。財産を寄付した、差し出したという話も聞きませんし、言説が間違いでしたと謝罪した人も聞きません。

 聞こえてくるのは「電気料金の値上げ」と「増税」の話ばかり。なんだかおかしいとは思います。

 怠け者なので、原子力は危険だ」調の難しい論文も読む気になりません。「野良犬メディア」も今週はお休みであります。
 
 やはり日本は地震列島。制御できないしくみは将来稼働させないようにしないといけないと思います。いまをどうするのかは、方法手段で議論はわかれるでしょうが・・。利権や感情論と無縁な議論を検証したいと思います。

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2011.05.03

浦和ー横浜FM戦をTV観戦

  今日はどん曇りで雨模様なので、午前中は父のゴルフ打ち放しの練習の見学し、読書三昧しました。昼からはTVでJリーグの「浦和VS横浜FM」戦を観戦しました。

 前半は両チーム引き締まったゲーム。ホームの浦和は連敗はしたくはないので、積極的に仕掛ける。右の田中、左に原口が仕掛け、MFの柏木が真ん中にいて攻撃するが、堅守の守備の横浜FMのゴールはこじあけられない。

 横浜も守備に重視しながらカウンターで浦和の守備の裏を狙いますが、前半は0-0で終了。

 後半浦和の運動量が落ち、中盤が間延びし、コンパクトな守備にほころびが出始めました。横浜は執拗に浦和の守備の裏を狙い始め、中盤が前線を追い越す動きをしてチャンスを造ります。

 そして中村俊介のFKを田中が合わせて横浜が先制ゴールを決めました。
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 リードされた浦和は懸命に攻撃を仕掛けますが、堅い守りの横浜FMの守備陣を崩せない。逆にカウンターで危ない場面を何回も造られ、柏木も攻撃に専念できない状態。攻撃の枚数を増やすも事態は打開できない。

 終了間際にカウンターで横浜FMの大黒に移籍初ゴールまで決められ万事休す。浦和はホームで0-2と惨敗してしまいました。

 スタジアムを赤く染めた浦和サポーターには不満と不安が残る試合でありました。今シーズンも浦和は得点力不足で前途多難です。
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防災世帯調査を実施中

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 このたび二葉町自主防災会では、町内全所帯を対象とした「防災世帯調査」を実施しています。町内を16の班に分け、1つの班あたり20数世帯の調査を実施します。町内会費を支払わない町内会へ入会していない住民も対象です。

 画像の調査票は、どこかのまちで実施した「雛形」を防災寺小屋塾頭の西田政雄さんに提供いただきました。それゆえ「がけ崩れ危険箇所の有無」など、低地の平野部の二葉町とは実態の異なる項目も多少あります。

 記入項目には「所帯主」「同居家族の生年月日。血液型・昼間の居場所」「緊急連絡先」「住居の形態」「介護年艇の有無」「障害の有無」「支援を受ける場合に伝えたいこと」など、究極の個人情報も多数含まれています。
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 自主防災会には強制力はありません。回答するかしないかは住民次第です。しかし驚くのは住民皆が協力的であり、熱心であることです。

 持ち家であろうが、借家であろうが、高知市の下知地域の二葉町に住んでいる以上は,南海地震が襲来すれば、地盤沈下し、自分達は海底に沈むだろうと言われているので、皆危機感はあります。

 ですので皆がちゃんと防災所帯調査票を持参してくれています。どうなることか、回収が大変で苦労するなと思いましたがそうではありません。

 それだけ皆危機感があるのですよ。この連休期間中には、割り当て世帯の大半は集まるここと思います。

 昭和の南海地震(1946年)でも、現在の高知市二葉町地域全域も地盤沈下し、水没いたしましたから。

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2011.05.02

海の駅クラブの柵を防錆塗装しました

  今日はヨットではなく仕事でNPO法人YASU海の駅クラブに来ました。午前中は父の病院へ行きましたが、さすがに凄い人で、待たされまくりました。ようやく診察が終わり、自宅へ戻ると10時半に。急いで夜須へ向かいました。

 今日は海の駅クラブはお休みです。事務局員の井土さんが出てきてくれるので、防錆塗料である「カーボマスチック15」の塗装要領と、塗装指導をさせていただきました。

 前日に海の駅クラブ柵の部位は、錆落とし作業は昨日終わられていました。今日は井土さんが養生作業をされていました。ロール・マスカーで柵の下の部位を養生されていました。
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 そしてカーボマスマスチック15の混合をしました。基剤がシルバー色。硬化剤が群青色です。
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 顔料分が重く沈殿しています。樹脂分が軽く浮いています。混合する前によく混ぜます。そして体積比率で1対1に混合し。塗装します。

 井土さんが塗装されています。手馴れた様子です。
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 11時半頃から塗装作業をはじめ、休みなしで4時間みっちり作業をしました。ハーバーの手摺西側、夜須川部は防錆塗装が完成しました。井土さんが要領を覚えていただきましたので、次回はもう少し人数がたくさんおれば作業がはかどることが判明いたしました。

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 5月4日のYASU海の駅クラブのイベントの告知看板です。家族連れなどで、ヨットやシーカヌーの体験をされてください。
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チェルノブイリより福島原発災害は酷いのでは?

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 今年はチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故から25年目とか。中西繁氏の絵は写真以上の迫力で,引き込まれてしまいます。

 原子力発電所の周辺の被害の様を冷静沈着に描かれています。余計に原発災害の怖さを感じます。
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 旧ソ連では原発関係者はエリート層だったそうです。住宅が整備され、遊園地も。原発災害以来無残な姿を曝しています。

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 原発関連施設も甚大な被害を受けています。
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福島第1原子力発電所の災害は、未だに終息していません。まだまだ危険と脅威は続きます。

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2011.05.01

山上庄一さんと再会しました

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 4月24日の宿毛市議会議員選挙で初当選された山上庄一さん。昨晩かつて山上さんと高知市役所で同僚であった猪野伸一さんも交えて懇談しました。

 宿毛市独特の地域事情などを聞きました。話を聞きますと、地域独特の特性がありますね。

「漁師さんたちがせっかく採ったきびなごなどの新鮮な魚も、魚価が安く、油代にもならない状態が続いています。なんとかしたいと思う気持ちが強くあります。」

「地元の公園建設のおかしさや、有効活動をされているとは思えない公共事業のありかたを指摘したチラシを作成し配布しました。街頭演説でもそれを指摘したら思いのほか反応は良かった。」

「なんか市会議員が名誉職になっている傾向を感じました。市民の代表として、市政についてこう思うと述べただけですが、そういう候補者は意外に少ないようでした。」

 候補者にならなければわからない話や、地域特性の話もあり、大変参考になりました。

 元々政策立案能力もあり、都市政策部署に長年勤務もされています。国際経験も豊富。
宿毛の市民は「逸材」を市民の代表にされたと思います。今後のご活躍をお祈り申し上げます。

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やはり原発推進知事4人が当選

 東一地方選挙が終わりました。政権政党の民主党の惨敗は確定的。では自民党がどうかというと勢いがあるとは言えませんね。

 もい1つの見方は、東日本大震災で福島第1原子力発電所の原発災害です。いろんな人たちの懸命の努力にも関わらず、一向に沈静化しない。日本全体に放射能の脅威が覆う。大変な事態ではないか。

 にもかかわらず知事選挙では、「原発推進派知事」が圧勝していることです。東京都知事の石原慎太郎氏は「原発なくしてどうやって日本の経済を維持するんだ。」とまくしてたてます。

 敦賀に10基の原発があるる福井県知事も推進派知事が当選。福岡、北海道、なども推進派知事が当選しています。これほど原子力発電が経済効率的も悪く、制御不能になれば、地域は壊滅するというのに、どうしたことなのでしょうか?全くわかりません。

 「安全に運転している限りは交付金や雇用はありがたい」という原発依存症なのでしょうか?しかし原発交付金を一切もらっていない福島県南相馬市などは、完全な被害者なのです。

 政治的には、原発反対派は全く無力ですね。

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