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2011.05.23

独裁者の命運は

 年明けから、中東と北アフリカの独裁国家が揺れている。最初に倒れたのはチェ二ジアの独裁政権。次に倒れたのは30年独裁政治をしてきたエジプトのムバラク大統領。退陣に追い込まれ、巨額の海外資産は凍結されている。

 40年リビアを統治してきた独裁者カタフィ大佐は多数の国民が離反し、内乱状態に。事態は簡単に収拾しない。

 強権的な独裁者は末路が哀れな人が多い。イタリアの独裁者ムッソリー二は、反政府パルチザンに捉えられ処刑された。ルーマニアのチェウチェスク大統領もまた国民の反乱で捕らえられ処刑された。

 開発独裁で韓国を経済発展に導いた朴大統領も暗殺されました。ムバラク・エジプト大統領の前任者であるサダト大統領も暗殺されました。独裁者で円満に引退し、余生を後任者に影響力を残しながら上手にリタイヤすることは難しい。

 その点1959年から1990年までシンガポールに首相として君臨したリクアンユー氏は珍しい事例ではないでしょうか。

 後は台湾の李 登輝氏ぐらいのものでしょうか?

 日本でも開発独裁を推進していた大久保利通も暗殺されました。

 北朝鮮の金正日はどうなるのでしょうか?

 歴史を振り返ってみても、独裁者がすんなりと権力を禅譲しないのは、「末路」を知っているからでしょう。潔い独裁者はほとんど存在しないということです。
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 2人の大物独裁者の末路もまた哀れでありました。

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