マスコミは自己批判をしない装置なのか?
最近マスコミ各紙でこの種の「東京電力批判記事」を見かけるようになりました。「ようやく」という感じでしょうか。この記事は地元紙に大きく掲載されていますが、共同通信の配信記事であると思います。
記事によると東京電力は表向きでは90億円の広告費用ですが、実際には250億円が使われていたとか。ある評論家によれば、わずかなTV出演や評論文を書いただけで、法外な出演料や原稿料が支払われたとか。それを「口封じ」であるという言葉が、最近ようやく登場するようになりました。
東日本大震災前のTV番組で歯、午後10時過ぎではどのチャンネルでも電力会社関連のCMがやたら多いと感じていました。オール電化住宅や原子力発電は二酸化炭素を出さない環境にやさしい発電です。というCMが流れていました。新聞各紙も似たようなものでした。
それがここへきて、いっせいに東京電力批判に。なんだかおかしい。「金の切れ目は縁の切れ目」なのだろうか?
地域独占企業である電力会社が莫大な宣伝をする必要性はどこにもないのに、それをいけしゃーしゃーと広告料としてもらっていたTv局や新聞各紙には自己批判という言葉はないらしい。呆れます。
確かにいまさら「節電CMは必要ありません」。広告宣伝は一切やめて、原発災害罹災者への救援にまわすべきであるとは思います。マスコミもいままでもらっていた東京電力からの広告費分は義捐金で出すべきでしょうに。
| 固定リンク
コメント