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2011.05.26

映画「10万年後の未来」を見ました

Kakumiraiokurimono

 昨日は仕事がせわしいせいでしょうか、午後8時からの上映を見ましたが、半分ぐらい寝ていたのかもしれません。はっ!と気がついて画面を見つめることの繰り返しです。隣の家内もうつらうつらとしていました。

 内容は4年前、下の子供が描いた1コマ漫画「未来への贈り物」そのものでした。未来の人類がロボット犬を使って掘り返してみたら、それは核廃棄物でありました。というのがテーマ。「10万年後の安全」のテーマそのものでした。

 映画「10万年後の安全」

「人類の建造物で5000年を超えて現存しているものはない。この核廃棄物廃棄施設は10万年間存続しなければいけない建造物。過去の前例がないものです。」

「6~7万年後には氷河期が来るだろう。そこでは人類の文明が途切るだろう。われわれの意志を未来の人類にどう伝達するのか、言語は通じるのかそれが大問題だ。」

「原子力発電も石油を主体しエネルギー資源も有限。無限ではない。せいぜい50年とか100年先の議論しかしていない。1000年後の議論もされていない。10万年先までの安全を考えた議論はすべてを超越している。」

「原子力発電を稼動する限り、核廃棄は発生する。現在世界に高レベル放射性廃棄物は25万トンある。原子力発電が増え続けるとその核廃棄物は増える。核廃棄物と人類は共存できない。放射能は見えないし、感じない。人間の五感で感じられない物質だ。」

「核燃料は再処理はしてはならない。より高レベルの放射性廃棄物が出てくるからです。

 4年前に高知県東洋町にまさに高レベル放射性廃棄物最終処分場が出来ようとしていました。東洋町の皆様の賢明なご判断で阻止できたことをいまさらながら感謝しています。迫る南海地震での地殻変動に施設が耐えられるはずはないからです。

 地盤が固く、地震のないフィンランドでも議論をされているテーマです。現在原発稼動国できちんとした核廃棄物処理施設はありません。映画ではこうも言っていました。

「核燃料や使用後核燃料は水の中では50年、100年は管理できるだろう。それには電源が必要だ。では100年以上の管理はどうなるのか。電源なしに管理は出来るのか。その答えはないのだ。」と。

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