「人生主義」福井照・著を読んで
「人生主義」福井照・著(2007年)を、ブックオフで105円にて販売されていたので購入しました。結構中身のある分厚い本でした。よくある政治家の「自慢話」ではなく、衆議院議員福井照氏の世界観・都市観が表現されていました。
「フィンランドですが、読解力を身につけさせた結果、人口600万足らずにもかかわらず、現在は携帯電話のノキアや無料のソフトウェアで有名なリナックスなど、ハイテク産業を中心とした工業先進国へと急激に発展をとげました。」(P30)
「日本語は曖昧な言葉だと言われますが、「住み分ける」という言葉を英語にもフランス語にも翻訳できないそうです。 中略。。「徳」という言葉もお金のあるなしに関わらず人に尽くし、社会に奉仕するということで、そうした概念は英語にもフランス語にもないそうです。」
福井照氏は都市計画の専門家だけあって、クルチバシ市(ブラジル)、ポートランド(アメリカ)、チョンゲチョン(韓国・ソウル)や富山市のライトレールなども取り上げています。
なかなか中身のある著作でした。
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