今までの50年の"つけ”は大きい
「3・11」の東日本大震災と福島第1原子力発電所の終わらない原発災害は、今までの日本人の意識や社会を大きく変えることになるでしょう。このところの50年ぐらいの生活や社会、経済のあり方が維持できなくなるからであると思うからです。
「大量生産」「大量消費」「大量廃棄」という多資源浪費型経済はたちいきません。つまりイオンのような大型の商業施設へ車で買出しに行き、どこのだれがこしらえたのかわからない製品を購入する経済や消費のありかたは、「もう終わりに」しようということです。
エネルギー資源を海外に依存しすぎるから、経済も変動するし、戦争にも巻き込まれます。石油資源もそうですし、ウラン資源も外国にしかありません。エネルギー資源も食料も海外に依存する日本経済のあり方は、危ない。
「3・11」以降は、今までの「人に関わりを避けてお金ですべてを解決しようとする社会」から「人の絆を高める社会」への移行が徐々に進んでくるのではないかと思います。
エネルギー資源と食料資源の地域での確保は、簡単ではありませんが、高知のような田舎では可能になるでしょう。その兆しが現れてきたと思います。
長期浸水地域からの疎開も、その流れのなかにあるのでしょう。
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コメント
しばやんさんコメントありがとうございます。
人との関わりをつくることは子供同士も難しいようです。地域間交流やスポーツ(ヨット)などを通じて、わたしなりのやりかたで、つながりを再構築したいと思います。
投稿: けんちゃん | 2011.06.18 11:21
『「人に関わりを避けてお金ですべてを解決しようとする社会」から「人の絆を高める社会」への移行』はいい表現ですね。
「人の絆」を守る仕組みとして、お祭りや伝統行事や伝統文化が昔は大切にされて、地域の文化伝統の承継とともに地域の世代間の交流を深めるきっかけになっていました。こういう点もいつか見直され日が来るように期待しています。
投稿: しばやん | 2011.06.17 21:35