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2011.06.27

義捐金は早く渡さなければ無意味

  罹災者に渡されるべき義捐金。日本国内のみならず、全世界から善意がよせられているのに、未だに罹災者にほとんど渡されていないといいます。「おかしい」ではないかと思う。

 善意は少なくとも罹災後2ヶ月以内に交付すべきでしょうに。罹災で「何もかにもなくした」罹災者にとって、義捐金は生きるためのお金です。罹災者が多数なので、1人あたりの割り当て金もそれほど多くはないからと思うからです。

 避難所に居られる方から、どんどん支給すればいいのです。自宅に避難されている人には役場の職員が配布すればいいことですから。

 はやく支給してただきたい。

 神戸でこんな話を聞きました。二葉町自主防災会との交流会のときでした。

「皆さん行政は市民がいつも監視しないと駄目ですよ。神戸市は全国から寄せられた義捐金をちびちびと10年簡易渡り罹災者に支給した。でも義捐金総額の半分にすぎなかった。

 そして10年目以降義捐金の支給を一方的に打ち切り、「震災復興事業」と称して、神戸空港をこしらえました。本当にどうしようもない施設です。長田の都市計画も民意が反映されていません。行政に頼らず市民同士が助け合うことが大事であると思いますよ」

 つくづく最近ははそう思いますね。

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