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2011.07.09

連帯を求めて孤立を恐れない菅首相には拍手

Fukusimagenoatuhigai

(iいつ収拾するのかめどがたたない福島第一原子力発電所の原発災害。すべてはここから考えるべきでしょう。)

 原子力発電所の事情に全然詳しくはない1市民の私ですが、この1週間ばかりの「どたばた」については釈然としないし、なんだかおかしい、いかがわしいと思いますね。

1)玄海町長が「率先して」安全宣言したのはなぜでしょうか?1町長に九州一円の安全を担保する権限も資格もないと思いますのに。根拠がわかりません。

2)一方で菅内閣の海江田経済大臣は、「浜岡原発以外の原発は安全なので、ただちに再稼動してほしい」と原発が立地している道府県の知事や市町村長に「安全宣言」をしていました。その根拠も不明。

 福島第1原子力発電所の惨状になんら有効な手が未だに打てない原子力保安院や電力会社の内部点検だけで「GO」サインをだしたとしか思えない。

3)そう思っていましたら、菅首相は「今までと同じやり方で検査してOKということはありえない。欧米では原発ストレス・テストをやっている。それに合格すれば稼動してもよい。と発言し、結果的に閣内不一致状態になりました。

4)野党の自民党などは「ここぞとばかりに」攻め立てていますが、より原子力発電の安全のためにやることですから、いいのではないかと思いますね。

5)おかしかったのは玄海町長と佐賀県知事。「もったいぶって」「居丈高に」菅首相を批判していました。原発立地県の県知事も同様の反応。わたしには彼らは「もっと国が金を出せよ!」といっているようにしか聞こえません。

6)そして極めつけは九州電力の「やらせメール事件」。原子力担当部署の管理職が、権限を利用し、下請け会社の「市民になりすまして自宅のパソコンから原発に賛同する良識派の市民を装い投稿するように」と組織的な活動をしていることが暴露されました。

 ここまでやるか、でもなんだかおかしいなと思いますね。

 いったい原子力発電所を再稼動したい人たちは、未だに終息しない福島第一原子力発電所の原発災害をどう総括しているのでしょうか?訳がわかりませんね。

 安全性が全く確認していないにのに、再稼動はありえないでしょう。海江田大臣は何を根拠に再稼動を佐賀県や玄海町に言ったのでしょうか?

 菅首相は浜岡原発のときといい、今回のストレス・テストといい、「突然。前触れなしに」公表します。パフォーマンスだ,思いつき発言で迷惑だ。とか言われていますが、残念ながら「正しい」ことを言われていますも。

 「根回し」なんかしていたら、その過程でつぶされますね。いいことです。それこそ「連帯を求めて孤立を恐れず」の精神で菅首相にはつっぱっしていただきたい。

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