チェルノブイリの苦悩
今年はチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故から25年目であるといいます。その年に日本の福島第1原子力発電所の事故がありました。関係者の懸命な努力にも関わらず未だに終息のめどが立っていません。
どのチャンネル(多分NHKであっただろう)と思いますが、チェルノブイリ原子力発電所の今を写していた番組がありました。「石棺」という巨大なコンクリートの壁で原子炉を覆いつくしていますが、25年の歳月は、老朽化を促し、大規模な改修が必要であるとのことでした。
更に大きな覆いが必要であると関係者は言います。この先50年か100年作業は続くと言われています。ウクライナはその処理の経済的負担に苦しんでいます。国際支援がされていますが、追いつかないようです。
ウクライナは経済的な問題を解決するために、原子力発電所を新たに建設し、その電力を欧州諸国に売却しようとしています。なんとも辛い複雑な選択なのでしょうか。
日本のフクシマはどうなることでしょう。未だに解決策は見えません。政府や原子力関係者は小出しに深刻な状況を出しています。
「政府は原子力政策の推進。国民感情は脱原発。原発以外に産業の成り立たない地域は原発推進」なんとも複雑でやりきれないと思います。
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