身近な高知市内の歴史資源
8月21日の「南海地震講演会」で同席していました土居利光さん。その昔は車のセールスをされながら、高知市大川筋の武家屋敷の保存運動をされておられました。退職し70歳ということですが、とてもお元気な人。
古い建物に詳しいというので、少しだけ解説をしていただきました。
まず大川筋の水路と道路。わざと真っ直ぐにこしらえていないとか。外敵をすんなりお城下に侵入させない工夫であるとか。
江ノ口川。昔は岸辺に隣接して家屋は建って居なかったとか。市役所が江ノ口川の護岸改修工事の財源確保のため、岸辺を分譲したということです。知りませんでした。
瓦になにやら模様が。魔よけの意味らしいとのこと。
江戸時代は瓦は高価なもの。火災を防ぐために武士階級、上士身分は瓦屋根の家屋の建設が奨励されていたそうです。しかし財政的にシビアなため、鬼瓦がない瓦屋根であるそうです。
門扉も工夫されています。普段は1枚扉からの出入り。公式行事では横の2枚扉が開くようです。
門の横には3畳間ほどの使用人の部屋がありました。屋根のカーブは、貼り合わせの木ではなく、大木の曲線を利用してつくられたことがわかります。
次から次へと説明を受けましたが、なんせ私のほうの許容量が小さいので、すべて聞き取ることは出来ませんでした。
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