夏枯れ著しい"野良犬”メディア
今週の"野良犬”メディアである週刊現代9月10日号。父の「愛読書」(といっても毎週懸賞クイズに応募するので定期購読している)。一読しましたが、完全に「夏枯れ」状態。実につまらない。
先週号も夏ばて気味でありましたが、今週でも同じ。これっといった「取材」を感じる記事はない。夏ばてなのでしょう。フリーのライターの人たちも。ライバルの野良犬メディアの週刊ポストが「セックス特集」の「逃げ」の編集になっているよりはましですが、週刊現代も同様の記事もあるようですし、編集者の衰弱としか思えませんね。
野良犬は権力に対して吠えて、噛み付いてなんぼのもの。どうでもよい記事では読む気はしない。その点で大いに反省していただきたいと思う。やはり権力者のスキュンダルとか、タブーを暴露するとかやらないと。これでは2野良犬メディア”の価値はないです。しっかりして欲しいと思う。
総力特集】〈おバカすぎ「民主党代表選」全内幕〉「新総理」小沢一郎の計略 P32
今回の民主党代表選挙。小沢派の意向を受けた、海江田氏と反小沢の野田氏との対決。2回目の決戦投票で野田氏が勝利。民主党の総裁になりました。
これで小沢氏は民主党代表選挙で3連敗。「数は力」の小沢氏ですが、今後影響力にかげりは出るかどうか。そのあたりはわかりません。
ただ秘書も小沢氏自身も裁判では無罪になるでしょう。来年こそ小沢一郎氏の復権ではないかと予想している。あながち無理な予想ではない。
ああ、情けない 前原と仙谷 P36
これは今回の代表選挙でも「自爆した」としか思えない。「本命」の野田氏が国民的不人気なので、仙石ー前原コンビで飛び出したものの、2位にはなれず、代表選挙に敗退しました。
政治生命をなくした野田佳彦 P38
大はずれの記事。ちゃんと裏取して記事を書かないとだめという典型。がさねたをつかませれた一例でしょう。
「超円高・超株安」ニッポン 何が起きるか、読み切るP48
不安を煽る種類の記事。この時期経済評論家やハガタカ・ファンド系の評論家の言っていることはあてにはならない。思惑があるから。何を信じるかは国民1人1人の判断です。
島田紳助と暴力団 新聞・テレビが報じない「エゲツない関係」 P40
どうでも良いお笑い芸人が1人テレビから消えただけのお話。いまさら裏で何があったのか動でも良い。テレビ局の姿勢が疑われますね。
【スクープ】〈これを読んだら、よく分かる〉ズブズブ紳助と山口組最高幹部 証拠の「携帯メール」50通 大公開 P43
一般大衆にはうすうすわかっていたような話。いまさらという感じですね。「過去」の人になりましたから紳助は。
ケビン・メア「何も決められない日本の中枢」 P154
メイ氏の「ご神託」がなくても、日本国の指導者の欠点はわかっております。「決断力のあるリーダーの出現」が国難を救うというメイ氏の意見は正論。
寄り合い合議民主主義国の日本にもたまにはそうした人物が必要な時代であるかも知れませんね。
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